サーフシーバスとは?
砂浜(サーフ)で釣るシーバスのこと。千葉は九十九里浜を中心に、日本有数のサーフフィールドです
広大なフィールド
九十九里浜は全長約66kmの日本最大級のサーフ。どこでも釣りができる自由度の高さが魅力。ポイントを自分で見つける楽しさがあります。
離岸流が鍵
離岸流(リップカレント)は小魚が集まる一級ポイント。波の状態を見て離岸流を見つけることが釣果の鍵。偏光グラスは必須アイテムです。
朝マズメが最強
サーフは朝マズメが圧倒的に有利。日の出前後1時間がゴールデンタイム。シーバスの活性が最も高く、表層でのバイトが期待できます。
大型が多い
サーフは70cm超えのシーバスが頻繁にヒット。80cm、90cmクラスも珍しくなく、ランカーシーバスを狙うなら最高のフィールドです。
混合フィールド
シーバス以外にもヒラメ、マゴチ、青物(ワカシ、イナダ)も狙えます。特に秋は青物が接岸し、エキサイティングな釣りが楽しめます。
遠投が必須
サーフは遠浅のため、遠投力が釣果を左右します。100m以上飛ばせるタックルとキャスティング技術が重要。ロングロッドが基本です。
🎯 千葉・サーフの主要ポイント
実績十分の一級サーフポイントをエリア別に紹介
🏖️ 九十九里浜(中央部)
特徴:全長66kmの日本最大級のサーフ。中央部は離岸流が多く、シーバスの回遊ルート。駐車場も多く、アクセス良好で千葉サーフの代表格。
ベストシーズン:春〜秋(特に5〜6月、9〜11月)
攻略法:離岸流を見つけてその周辺を集中的に攻める。朝マズメは表層、日中はボトム狙い。
🌊 一宮海岸(志田下)
特徴:サーフィンのメッカとしても超有名。河口が近く、栄養豊富でベイトが多い。離岸流が発生しやすく、シーバスの好ポイント。
ベストシーズン:春〜秋(バチ抜けも狙える)
攻略法:河口周辺と離岸流を狙う。ベイトが多い時はボイル撃ちも有効。
⚓ 片貝漁港周辺
特徴:漁港の左右にサーフが広がり、シーバスが回遊。漁港からの流れ出しもあり、ベイトが集まりやすい。駐車場完備で利便性◎。
ベストシーズン:年中(特に秋が熱い)
攻略法:漁港周辺のサーフを探る。離岸流と漁港の流れが重なるポイントが◎。
🌅 飯岡海岸
特徴:九十九里浜の北端。岩礁帯も混じり、変化に富んだサーフ。大型シーバスの実績が高く、ヒラメも多い。地形変化がポイント。
ベストシーズン:春〜秋(大型狙いは秋)
攻略法:岩礁帯周辺と離岸流を攻める。ヒラメも混じるためボトム狙いも有効。
🏄 御宿海岸
特徴:南房総のサーフシーバス&ヒラメの聖地。白砂の美しい遠浅ビーチで、清水川河口周辺が特に有望。九十九里とは違う南国の雰囲気が魅力。
ベストシーズン:春〜秋(ヒラメは年中)
攻略法:離岸流と河口周辺を攻める。御宿漁港周りもシーバスの実績高い。
🌊 部原海岸(勝浦)
特徴:リーフとサンドが混じる上級者向けポイント。大会も開催される有名サーフ。地形が決まればパワフルな波が発生し、シーバスも大型が多い。
ベストシーズン:春〜秋(特に秋)
攻略法:リーフ帯を意識して攻める。潮が高い時間帯がおすすめ。根掛かりに注意。
⚠️ サーフでの注意点
サーフは見た目以上に危険です。離岸流に巻き込まれないよう注意し、ライフジャケットは必ず着用してください。また、サーファーが多いエリアでは釣りを避け、お互いに譲り合いましょう。早朝は特にサーファーが少ないため、朝マズメ狙いがおすすめです。
📅 シーズン別攻略法
サーフシーバスは春〜秋がメインシーズン。季節ごとのパターンを理解しましょう
春(3〜5月)
メインベイト:バチ、イワシ、稚鮎
パターン:バチ抜けも発生。産卵後の体力回復期で活性が上がる。朝マズメの表層攻めが有効。
時間帯:朝マズメ最強。夕マズメも狙い目。
夏(6〜8月)
メインベイト:イワシ、小型ベイト、シロギス
パターン:サーフシーバスのハイシーズン。朝マズメはボイル祭り。トップウォーターも炸裂する爽快なシーズン。
時間帯:朝マズメ。日中は厳しいが夕マズメも◎。
秋(9〜11月)
メインベイト:イワシ、イナダ、サヨリ
パターン:大型シーバスと青物が混在。80cm超えのランカーも頻繁。青物対策で強めのタックルが必要。
時間帯:一日中。特に朝夕マズメ。
冬(12〜2月)
メインベイト:ハゼ、小型ベイト
パターン:水温低下で活性は落ちるが、ヒラメ・マゴチは好調。シーバスは深場に落ちるため難易度高め。
時間帯:日中の水温が上がる時間帯。
🎣 サーフシーバスのタックル&装備
サーフ専用の遠投タックルセッティング
💡 サーフタックルのポイント
サーフは遠投が必須のため、10〜11ftのロングロッドが基本です。リールは4000〜5000番で、PE1.5〜2号を150m以上巻けるものを選びましょう。青物も混じるため、ドラグ性能が重要。ライフジャケットとウェーダーは安全のため必ず装備してください。偏光グラスは離岸流を見つけるために必須アイテムです。
🐟 サーフシーバスのルアーセレクト
状況別の効果的なルアー選び
トップウォーター・ミノー
朝マズメは表層を意識。トップウォーターで爆発的なバイトを楽しめる。
ダイワ モアザン ソルトペンシル シマノ エクスセンス ストライドⅤ タックルハウス コンタクト フリッツカラー
イワシ、ブルーバック、パール系。
バイブレーション・ジグヘッド
日中はボトム狙い。遠投できる重めのルアーでレンジを攻める。
コアマン VJ-28 ジャクソン 鉄PAN30g ブルーブルー ナレージカラー
ゴールド、グリーンゴールド、ピンク系。
重めのバイブレーション・メタルジグ
波が高い日は重めのルアーで確実に飛ばす。アピール力重視。
ダイワ モアザン リアルスティール28g レンジバイブ 80ES ジグパラ ショート 30gカラー
チャート、ピンク、レッドゴールド。
トップウォーター・小型ミノー
イワシの群れにシーバスがボイル。素早くキャストして打ち込む。
アムズデザイン サスケ裂波 ラパラ カウントダウン シマノ エクスセンス サイレントアサシンカラー
イワシカラー、ブルーピンク、クリア系。
シンキングペンシル・ジグヘッド
離岸流の流れに乗せて自然にドリフト。シーバスが待ち構えている。
ジップベイツ リッジ130S DUO タイドミノースリム140 コアマン PB-20カラー
レッドヘッド、パールホワイト、シルバー系。
大型ミノー・ビッグベイト
80cm超えのランカーシーバス狙い。大きめのルアーでアピール。
ima komomo SF-125 メガバス X-140 SW ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティスカラー
シルバー、ホロ系、マットカラー。
💼 サーフシーバスのルアーボックス
- 最低限揃えたいルアー:トップウォーター×2、ミノー×3〜4、バイブレーション×3〜4、ジグヘッド+ワーム×2セット、メタルジグ×2
- 重量バリエーション:20g、28g、35gと重さを揃える。風や波の状況で使い分け
- カラーローテーション:ナチュラル系(イワシ・シルバー)、アピール系(ゴールド・ピンク)、濁り対策(チャート)を各2〜3個
- 遠投重視:サーフは遠投が鍵。重めのルアー(28g以上)を多めに
🎯 サーフシーバスの釣り方・テクニック
実践的な攻略法とコツを解説
離岸流を見つける
離岸流は波が沖に戻る流れで、小魚が流され、シーバスが待ち構えます。偏光グラスで波の動きを観察し、波が沖に向かって引いている場所を探しましょう。周囲より波が静かな場所が目印です。
遠投テクニック
サーフは遠投が鍵。ペンデュラムキャストで100m以上を目指します。ロッドをしっかり曲げ、リリースのタイミングを掴むことが重要。練習あるのみです。
朝マズメを狙う
サーフは朝マズメが最強。日の出30分前には現地入りし、スタンバイ。朝一番のキャストでヒットすることも多いため、準備を万全に。
ランガンで探る
サーフは広大なため、一箇所に留まらず移動しながら探ります。10〜20投したら次へ。離岸流を見つけたら集中的に攻めましょう。
レンジを変える
表層で反応がなければ、中層、ボトムとレンジを変えます。朝は表層、日中はボトムが基本。ルアーローテーションでレンジを攻略します。
速巻きも有効
サーフのシーバスは活性が高く、速巻きでリアクションバイトを誘えます。特にボイル時は速巻きが効果的。青物もヒットします。
⚠️ サーフシーバス釣りの注意点
離岸流は非常に危険です。ウェーディング中に巻き込まれないよう、無理に沖に出ないこと。ライフジャケットは必ず着用し、一人での釣行は避けましょう。
サーフはサーファーのフィールドでもあります。サーファーが多い場所では釣りを避け、十分に距離を取りましょう。早朝はサーファーが少ないためおすすめです。
高波の日は危険です。天気予報で波の高さを確認し、2m以上の日は釣行を控えましょう。安全第一で楽しみましょう。
サーフは自然のフィールド。ルアーのパッケージ、ラインの切れ端など、すべてのゴミを持ち帰りましょう。美しいサーフを守るためにマナーを厳守。
サーフは日陰がなく、夏は特に暑い。水分補給をこまめに行い、帽子・日焼け止めで対策を。熱中症には十分注意してください。