淡水と海水の境界

河川シーバス完全攻略
ドリフトで流れを制す

淡水と海水が混ざる河川は、シーバス釣りの最も人気が高いフィールド。橋脚攻略・ドリフト釣法をマスターして河川を制覇しましょう。

汽水域 ベストエリア
橋脚 最強ストラクチャー
ドリフト 必須テクニック

河川シーバスとは?

淡水と海水が混ざり合う汽水域を中心に、河川に生息するシーバス。流れの変化・橋脚・テトラなどのストラクチャーを攻略するのが醍醐味。ドリフト釣法をマスターすれば、シーバス釣りの腕が格段に上がります。

河川シーバスの特徴

河川ならではの釣り方と魅力

汽水域の魅力
🌊

汽水域の魅力

  • 淡水と海水が混ざる栄養豊富な環境
  • ベイトが豊富に集まる
  • シーバスの活性が高い
  • 年中釣れるポテンシャル
  • 大型も期待できる
おすすめポイント
橋脚攻略
🌉

橋脚攻略

  • 流れの変化が生まれる最強ストラクチャー
  • シーバスが定位しやすい
  • ドリフトで攻めるのが効果的
  • 潮の流れる時間帯が狙い目
  • 夜間も実績高い
テクニック詳細
流れの読み方
💨

流れの読み方

  • 上げ潮:海水が入り活性UP
  • 下げ潮:淡水が流れベイトが動く
  • 潮止まり:難しいが大型が狙える
  • 流れ込み:酸素豊富でベイト集結
  • ヨレ・反転流:シーバスの定位場所
潮読みガイド
代表的なベイト
🎣

代表的なベイト

  • ハク(ボラの稚魚):春〜夏
  • イナッコ(ボラの幼魚):夏〜秋
  • バチ(ゴカイ類):冬〜春
  • 落ちアユ:秋
  • 小魚全般:年中
パターン攻略

ドリフト釣法の基本

河川シーバスの必須テクニック

ドリフトとは?

流れを利用してルアーを自然に流す釣法。橋脚や流れのヨレなど、シーバスが定位しているストラクチャーの際ギリギリにルアーを送り込むことができる、河川シーバスの最強テクニックです。

1

ポジション取り

橋脚の上流側に立つ。流れが当たる側(表)、流れの裏側、どちらも攻略する。風上に立つと釣りやすい。

2

キャスト

橋脚の5〜10m上流にキャスト。橋脚に対して斜め45度がベスト。流れの速さに応じて距離を調整。

3

ライン操作

着水後、ラインを張らず緩めず。ルアーが自然に流れるようコントロール。ロッドティップでライン をメンディング(調整)する。

4

ストラクチャーへの接近

ルアーが橋脚ギリギリを流れるように調整。5cm単位で攻める気持ちで。バイトは橋脚の際で出ることが多い。

5

アワセとファイト

バイトは「ゴンッ」という明確なアタリ。しっかりアワセを入れて、橋脚に巻かれないよう一気に引き離す。

ドリフト成功のコツ

  • ルアーは流れに乗せる意識(巻かない)
  • ラインメンディングで流れを調整
  • 橋脚ギリギリを攻める勇気
  • 流れの強弱に合わせてルアー重量を変える
  • 根掛かり覚悟で攻めることも大事

河川シーバスおすすめルアー

流れに対応できるルアー選択

シンキングペンシル

シンキングペンシル

80〜120mm。ドリフトの定番

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ミノー

ミノー

90〜130mm。流れでもアクション安定

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バイブレーション

バイブレーション

15〜28g。流れが速い時に

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ワーム+ジグヘッド

ワーム+ジグヘッド

3〜5インチ。デイゲームに

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メタルジグ

メタルジグ

20〜40g。深場・強流時

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トップウォーター

トップウォーター

90〜120mm。夏のナイトゲーム

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ルアーウェイト選択のコツ

流れが速い時は重め(20〜30g)、流れが緩い時は軽め(10〜18g)を選択。ドリフトでは流れに乗せることが重要なので、流速に合わせて重さを調整しましょう。

🎯 千葉・河川の主要ポイント

東京湾に流れ込む河川を中心に、実績十分のポイントを紹介

江戸川

🏞️ 江戸川下流域

特徴:東京湾に流れ込む大河川。橋脚が多数あり、ドリフトの練習に最適。汽水域が広く、ベイトが豊富で年中シーバスが狙える。

ベストシーズン:春〜秋(特にバチ抜けシーズン)

攻略法:橋脚周りをドリフトで攻める。潮の動く時間帯が◎。

旧江戸川

🌉 旧江戸川

特徴:江戸川から分岐した河川。流れが穏やかでビギナーにもおすすめ。橋脚や護岸が狙い目。夜間の常夜灯周りも実績高い。

ベストシーズン:年中(冬はやや渋い)

攻略法:護岸沿いをランガン。橋脚の明暗部を重点的に。

花見川

🌸 花見川

特徴:千葉市を流れる中規模河川。検見川浜との合流点付近が好ポイント。ハクやイナッコパターンで実績が高い。駐車場もあり釣行しやすい。

ベストシーズン:春〜秋

攻略法:河口付近の流れ込みを狙う。潮が動くタイミングが重要。

養老川

🐟 養老川

特徴:市原市を流れる河川。河口付近の汽水域が狙い目。工業地帯に近く、常夜灯も多い。秋の落ちアユパターンが有名。

ベストシーズン:秋(落ちアユ)、春(バチ抜け)

攻略法:河口の流れ込み、橋脚周りをメインに。

小櫃川

⚓ 小櫃川

特徴:木更津市を流れる河川。盤洲干潟に流れ込む河口が一級ポイント。ウェーディングでの攻略が効果的。干潟との複合ポイント。

ベストシーズン:春〜秋

攻略法:干潮時にウェーディング。流れの変化を探る。

小糸川

🌊 小糸川

特徴:君津市を流れる河川。河口付近の流れ込みが好ポイント。比較的人が少なく、穴場的存在。秋のハイシーズンは大型も期待できる。

ベストシーズン:秋(ベストシーズン)

攻略法:河口の払い出しを攻める。ミノー・シンペンが有効。

⚠️ 河川釣りの注意点

河川は私有地や立入禁止区域が多いので、必ず釣り可能な場所か確認してください。また、増水時は絶対に近づかないこと。ウェーディングは必ずライフジャケット着用で、単独行動は避けましょう。

📅 シーズン別攻略法

河川シーバスは年中狙えますが、季節ごとにパターンが変化します

春
🌸

春(3〜5月)

★★★★★

メインベイト:バチ(ゴカイ類)、ハク

パターン:バチ抜けシーズン到来!大潮〜中潮の夜間、河川でバチが抜けるタイミングがベスト。表層をゆっくり引くのがコツ。

時間帯:夜間(特に満潮前後)

夏
☀️

夏(6〜8月)

★★★☆☆

メインベイト:ハク、イナッコ

パターン:日中は水温上昇で活性低め。早朝・夕方・夜間がメイン。流れ込みや橋脚の日陰が狙い目。トップウォーターも有効。

時間帯:朝夕マズメ、ナイトゲーム

秋
🍂

秋(9〜11月)

★★★★★

メインベイト:落ちアユ、イナッコ、コノシロ

パターン:河川シーバス最盛期!落ちアユを追って大型が河川に入る。ビッグベイトでのランカー狙いもおすすめ。

時間帯:終日(特に朝夕マズメ)

冬
❄️

冬(12〜2月)

★★★☆☆

メインベイト:小魚、バチ(2月後半〜)

パターン:水温低下で活性ダウン。深場や温排水周りが狙い目。2月後半からはバチ抜けが始まる河川も。スローな釣りが基本。

時間帯:日中の暖かい時間帯、ナイト

🎣 河川シーバスのタックル&装備

河川の流れに対応できるタックルと、安全装備を揃えよう

ロッド
🎣

ロッド

  • 長さ:8.6〜9.6ft
  • 硬さ:ML〜Mクラス
  • ルアー重量:7〜35g
  • 特徴:ドリフト操作しやすい
ロッドの選び方
リール
⚙️

リール

  • 番手:3000〜4000番
  • ギア比:ハイギア推奨
  • ドラグ:スムーズに出るもの
  • 特徴:ライン回収が速い
リールの選び方
ライン
🧵

ライン

  • メイン:PE 0.8〜1.2号
  • リーダー:フロロ16〜25lb
  • 長さ:1〜1.5m
  • 特徴:感度重視・流れに強い
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タモ
🥅

タモ(ランディングネット)

  • 長さ:5〜6m推奨
  • 網:ラバーコーティング
  • フレーム:55〜60cm
  • 特徴:折りたたみ式が便利
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ウェーダー
👢

ウェーダー

  • タイプ:チェストハイ推奨
  • 素材:透湿防水素材
  • ソール:フェルトスパイク
  • 特徴:河川釣りの必須装備
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ヘッドライト
🔦

ヘッドライト

  • 明るさ:200ルーメン以上
  • カラー:赤色灯付きが◎
  • 防水:IPX4以上
  • 特徴:ナイトゲーム必須
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河川タックルのポイント

  • ロッドは長め:8.6ft以上で遠投とドリフト操作がしやすい
  • リールはハイギア:流れの中でラインスラックを素早く回収
  • ウェーダーは必須:河川はウェーディングでポイントに近づける
  • ライフジャケット:ウェーディング時は必ず着用。流れに足を取られる危険あり
  • 偏光グラス:デイゲームでは水中の様子を確認できる

河川を制して橋脚攻略をマスターしよう

ドリフト釣法で橋脚のギリギリを攻める。
河川シーバスの醍醐味を味わいましょう。