🌊 圧倒的な開放感
広大な砂浜で、周囲を気にせず思い切り竿を振ることができます。朝日を浴びながらの釣りは格別。
日本最大級のサーフフィールド・九十九里浜を徹底攻略!
キス・ヒラメ・マゴチ・青物、人気ポイント15選と月別攻略法を完全解説。
サーフ釣りとは、砂浜(サーフ)から海に向かって投げ釣りやルアー釣りを行う釣りスタイルです。千葉県には日本最大級のサーフフィールド「九十九里浜」があり、全長66kmにわたって広大な砂浜が続きます。
広大な砂浜で、周囲を気にせず思い切り竿を振ることができます。朝日を浴びながらの釣りは格別。
座布団サイズ(60cm超)のヒラメ、50cm超のマゴチ、青物など大物が岸から狙えます。
足場が平坦で安全性が高く、投げ釣りでキスを狙うなら20〜30m投げられれば十分。
入場料不要のポイントがほとんど。駐車場も無料〜500円程度と安価です。
投げ釣り、ルアー釣り、ショアジギングなど釣り方が多彩で1年中楽しめます。
広い砂浜を歩きながらポイントを探れます。離岸流を見つけて移動するスタイルが楽しい。
千葉のサーフで狙える主要ターゲット4種を、画像付きで詳しく解説します。
天ぷらが絶品!刺身、塩焼き、南蛮漬けも◎
刺身・薄造りが最高。縁側は絶品!
「夏のフグ」と呼ばれる高級魚。刺身絶品!
刺身、照り焼き、塩焼き。血抜き必須!
| 魚種 | シーズン | 釣り方 | サイズ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| イシモチ | 4〜11月 | 投げ釣り | 20〜35cm | キスの外道。夜釣りも◎ |
| カレイ | 12〜3月 | 投げ釣り | 25〜40cm | 冬のターゲット。遠投有利 |
| シーバス | 周年 | ルアー | 40〜80cm | 河口周辺で狙える |
| メゴチ | 5〜10月 | 投げ釣り | 15〜25cm | 天ぷらにすると美味 |
| 月 | キス | ヒラメ | マゴチ | 青物 | カレイ | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | × | ◎ | × | × | ○ | ★★★☆☆ |
| 2月 | × | ○ | × | × | ○ | ★★☆☆☆ |
| 3月 | × | △ | × | × | △ | ★★☆☆☆ |
| 4月 | △ | × | △ | × | × | ★★☆☆☆ |
| 5月 | ○ | × | ○ | × | × | ★★★☆☆ |
| 6月 | ◎ | × | ◎ | △ | × | ★★★★☆ |
| 7月 | ◎ | × | ◎ | ○ | × | ★★★★★ |
| 8月 | ◎ | × | ○ | ○ | × | ★★★★☆ |
| 9月 | ○ | △ | ○ | ◎ | × | ★★★★★ |
| 10月 | △ | ○ | △ | ◎ | × | ★★★★★ |
| 11月 | × | ◎ | × | ○ | △ | ★★★★☆ |
| 12月 | × | ◎ | × | × | ○ | ★★★★☆ |
狙い: キス開幕、マゴチ開幕
水温上昇とともに活性UP。4月後半からキスが釣れ始める。
狙い: キス最盛期、マゴチ、青物
サーフ釣り最盛期!キス束釣りのチャンス。熱中症対策必須。
狙い: ヒラメ、青物最盛期
年間ベストシーズン!ヒラメ開幕で大物チャンス。
狙い: ヒラメ最盛期、カレイ
座布団ヒラメの好機!寒さ対策をしっかりと。
九十九里浜を中心に、千葉県内のサーフポイント15箇所を画像付きで詳しく紹介。駐車場、トイレ、狙い目ターゲットまで完全網羅。
サーフヒラメの聖地。座布団クラスの実績多数で、全国からルアーマンが集結する超一級ポイント。離岸流が発生しやすくベイトも豊富。
飯岡の北側に位置する穴場ポイント。比較的空いていてゆっくり釣りを楽しめる。ヒラメ・マゴチの実績あり。
匝瑳市のサーフポイント。離岸流が発生しやすいポイントが点在。秋〜冬のヒラメシーズンに特に実績が高い。
九十九里を代表するメジャーポイント。駐車場・トイレ・売店など設備が充実。キス釣りからルアーまで何でも狙える万能ポイント。
キス釣りの名所として名高いポイント。アクセスも良好で、千葉東金道路からすぐ。夏は海水浴客が多いので早朝推奨。
片貝と白里の間に位置する比較的空いているポイント。キス・ヒラメともに実績あり。海の家の営業期間外が狙い目。
地元アングラーに人気のポイント。片貝や白里ほど混雑せず、じっくり釣りを楽しめる。カケアガリにキスが付きやすい。
片貝の北側に位置する穴場。投げ釣りでキス、ルアーでヒラメ・マゴチが狙える。静かに釣りを楽しみたい方向け。
投げ釣りポイントとして知られる。カケアガリにキスが付いていることが多い。ベテラン投げ釣り師に人気。
東京オリンピックサーフィン会場。青物の回遊が多く、ショアジギングの名所。サーファーが多いので注意が必要。
太東崎灯台を望む美しいサーフポイント。ヒラメ・青物ともに実績あり。景観が良く、釣り以外でも楽しめる。
一宮と太東の間に位置する実力派ポイント。離岸流が発生しやすく、ヒラメ・マゴチの実績が高い。地元アングラーに人気。
オリンピックサーフィン会場となった有名ビーチ。サーファーが多いが、早朝は釣りも可能。青物の回遊実績あり。
いすみ市の静かなサーフポイント。混雑が少なく、ゆっくり釣りを楽しめる。ヒラメ・マゴチの好ポイント。
月の沙漠で有名なリゾートビーチ。夏は海水浴客で賑わうが、オフシーズンはキス・ヒラメ釣りが楽しめる。
サーフ釣りで最も重要なのが「離岸流(リップカレント)」を見つけること。離岸流周辺はベイトが集まり、ヒラメ・マゴチ・青物が待ち構える一級ポイントになります。
離岸流は岸から沖に向かって流れる海流。両サイドの「ヨレ」と沖側の「カケアガリ」が狙い目。
周囲より濁っている、または深くて暗く見える場所。砂が巻き上げられて白っぽくなることも。
周囲で波が立っているのに、その場所だけ波が弱い・割れていない。沖に向かって水が流れている証拠。
流木、藻、ゴミなどが溜まっている・流れている場所。離岸流に乗って沖に出ようとしている。
砂浜が凹んでいる場所、水が深くなっている場所。満潮時に水が溜まり、引き潮時に流れ出す。
水面のギラつきを抑え、水中の変化が見やすくなる。サーフ釣りの必需品。
朝マズメの斜光線がベスト。太陽を背にして海を観察すると変化が見つけやすい。
離岸流の中心よりも、両サイドの流れが変化する「ヨレ」にヒラメ・マゴチが潜んでいる。流れの変化点が一番の狙い目。
離岸流の沖側には砂が溜まってカケアガリ(浅くなる場所)ができやすい。ここにヒラメが付くことが多い。
離岸流に逆らわず、流れを利用してルアーを自然に漂わせる。ドリフトさせながら底をトレースする。
10〜15投で反応がなければ移動。広い砂浜では、良い離岸流を探して歩くことが釣果につながる。
投げ釣り・ルアー釣り・ショアジギングの3つの釣り方を詳しく解説。タックル構成、仕掛け、テクニックまで完全網羅。
💡 コツ: 投げたらラインを張り、竿先でアタリを取る。キスは底を引いてくる「引き釣り」が基本。1〜2分おきに少しずつリールを巻いて探る。
💡 コツ: 底を意識してゆっくり巻く。ストップ&ゴー、リフト&フォールが有効。アタリがあってもすぐに合わせず、ロッドに重みが乗るまで待つ(ヒラメ40)。
💡 コツ: フルキャストして着底、ワンピッチジャークで誘い上げる。ナブラが出たら即キャスト。青物は回遊待ちなので、根気強く投げ続けることが大事。
天秤仕掛け(キス釣り)
ジグヘッドリグ(ヒラメ・マゴチ)
メタルジグ(青物)
実績のある人気アイテムを厳選!
ヒラメは底に潜んでいる。ルアーが底から50cm以内を通るようにスローに巻く。時々ボトムをコンタクトさせてレンジを確認。
アタリがあっても即合わせはNG。ヒラメは餌を咥えてから約40秒かけて飲み込む。ロッドに重みが乗ってからしっかりフッキング。
巻いて止めて、巻いて止めて。止めた瞬間のフォールでバイトが出ることが多い。特にワームで効果的。
朝マズメはピンク・チャート系、日中はナチュラル系、濁りが入ったらゴールド系。状況に合わせてチェンジ。
波打ち際まで寄せたら、波の力を利用してズリ上げる。無理に抜き上げようとすると口切れでバラすリスクあり。
実際の釣行をシミュレーション。時間の流れに沿って、ポイント到着から釣果を得るまでの流れを追体験してください。
まだ暗い中、飯岡海岸の駐車場に到着。先行者は5〜6名ほど。タックル準備をしながら夜明けを待つ。ウェーダーを履き、ライフジャケットを装着。ルアーはミノー(ピンク系)からスタート予定。
東の空が白み始める。偏光サングラスをかけて海を観察。左手方向に離岸流発見。周囲より少し濁っていて、波が弱くなっている場所。他のアングラーより少し離れた位置にエントリー。フルキャストして底を取り、スローリトリーブ開始。
ミノーをストップ&ゴーで引いていると、「ゴン!」という明確なバイト。すぐに合わせず、ロッドを下げて食い込ませる。3秒後にしっかりフッキング!重量感のあるファイト、ヒラメ確定!ドラグが鳴る。
波を利用して慎重にズリ上げ。45cmのヒラメをキャッチ!朝日を浴びながらの1匹は格別。写真撮影後、すぐにクーラーボックスへ。血抜きも忘れずに。幸先の良いスタート!
同じ離岸流を丁寧に攻める。ルアーをワーム(ナチュラルカラー)にチェンジ。底をネチネチ攻めるも反応なし。離岸流の両サイドを重点的に攻めるが、アタリは遠い。
粘っても反応がないので、200m南へ移動。歩きながら海を観察すると、新たな離岸流を発見。今度は漂流物が溜まっているのが目印。
移動先の離岸流でワームをリフト&フォール。フォール中に「コツン」という小さなアタリ。今度もすぐに合わせず待つ。ロッドが絞り込まれたところでしっかりフッキング。52cmの良型ヒラメ!本日2匹目。
日が高くなり反応が渋くなる。2匹の釣果に大満足で納竿。帰りにコンビニで朝食を買い、充実した釣行を振り返る。本日の釣果:ヒラメ2匹(45cm、52cm)
初めてのサーフ釣りに必要なアイテムをまとめてチェック
サーフ釣りを安全に、そして周囲に迷惑をかけずに楽しむために、守るべきルールとマナーを確認しましょう。
九十九里浜へのアクセス方法を、主要エリア別にまとめました。
千葉のサーフは初心者からベテランまで楽しめるフィールド。
キス・ヒラメ・マゴチ・青物、多彩なターゲットがあなたを待っています。