テクニカルな駆け引き
目に見えないアタリを感じ取り、絶妙なタイミングで合わせる。技術が釣果に直結する奥深さ。
🐡 カワハギ釣り完全ガイド
「エサ取り名人」と呼ばれる繊細なターゲット。
その駆け引きを制する者だけが味わえる、極上の肝和えが待っている。
🍂 秋〜冬が旬
🎯 テクニカル
🚢 堤防・船どちらも人気
🍽️ 食味最高
🐡
カワハギ / Filefish
フグ目カワハギ科。独特の口と歯でエサを器用についばむ「エサ取り名人」。秋〜冬に肝が肥大する「肝パン」状態は、刺身の肝和えが絶品。繊細なアタリを取る技術が求められ、釣り人の腕が試される人気ターゲット。
ベストシーズン
9月〜12月
平均サイズ
15〜25cm
釣り場
堤防・船
🌟 カワハギ釣りの魅力
「エサ取り名人」の異名を持つカワハギ。その繊細な駆け引きと、釣った後の極上の味わいが多くの釣り人を虜にしています。
食味は最高級
「肝パン」カワハギの刺身肝和えは絶品中の絶品。釣り人だけが味わえる鮮度抜群の一品。
大会も盛ん
カワハギ釣り大会は全国で開催。技術を競い合うことで、さらに上達できる。
堤防でも船でも
手軽な堤防釣りから本格的な船釣りまで、スタイルに合わせて楽しめる。
上達が実感できる
初めは全く釣れなくても、コツを掴めば一気に釣果アップ。成長が見える釣り。
秋〜冬の風物詩
紅葉シーズンから冬にかけてがベスト。寒い時期ほど肝が美味しくなる。
🎣 釣り方を選ぶ
カワハギは堤防からも船からも狙えます。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったスタイルを選びましょう。
堤防カワハギ
手軽に始められる入門スタイル
初期費用
¥8,000〜15,000
難易度
★★★☆☆ 中級
期待釣果
3〜10匹/日
サイズ
15〜30cm（良型狙える）
船カワハギ
数釣り・大物狙いの本格派
1回の費用
¥10,000〜15,000（乗船料込）
難易度
★★★★☆ 上級
期待釣果
10〜30匹/日
サイズ
18〜28cm（安定）
📅 カワハギ釣りのシーズン
カワハギは通年釣れますが、秋〜冬の「肝パン」シーズンが最高。水温と肝の状態で最適な時期を見極めましょう。
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 釣れ具合 | △ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| 肝の状態 | 大 | 小 | 小 | 小 | 小 | 小 | 小 | 中 | 中 | 大 | 大 | 大 |
🎯 シーズン別攻略ポイント
🌸 春（3〜5月）
産卵に向けて活性が上がる時期。肝は小さいが、数釣りのチャンス。浅場に集まりやすい。
☀️ 夏（6〜8月）
水温上昇で深場へ移動。船釣りが有利。堤防は朝夕のマズメ時が狙い目。
🍂 秋（9〜11月）
【ベストシーズン】肝が肥大し始める「肝パン」の季節。数・型ともに期待大。
❄️ 冬（12〜2月）
肝は最高だが低水温で活性低下。テクニックが必要。釣れれば極上の一匹に。
🦪 エサの種類と付け方
カワハギ釣りはエサ選びと付け方が釣果を大きく左右します。アサリのむき身が王道。
🦪
アサリむき身
¥500〜800 / パック
カワハギ釣りの定番エサ。ワタ・水管・ベロの3点を1つの針にセット。
💡 塩締めすると身が硬くなりエサ持ち◎
🦐
エビ（甘エビ・芝エビ）
¥400〜600 / パック
アサリが入手困難な時の代用品。尻尾を取って1匹掛け。
💡 頭を取ると食い込みが良くなる
🪱
アオイソメ
¥500〜700 / 50g
入手しやすく汎用性◎。他の魚も狙えるがエサ持ちがやや弱い。
💡 短めにカットして使用
⚠️ アサリの付け方 — 名手の極意
- ワタ（黒い部分）を先に刺す — 最も柔らかく取られやすいので針の奥にセット
- 水管を通す — 弾力があり、針持ちを良くする役割
- ベロ（白い部分）で仕上げ — 針先をしっかり隠して自然な見た目に
- コンパクトに丸める — 大きすぎると食い込みが悪くなる。親指大が目安
- 針先は出さない — カワハギは針を見切る。必ず隠すこと
💡 カワハギ釣りのコツ
「エサ取り名人」を攻略するには、繊細な感覚と瞬時の判断が必要。名手たちが実践するコツを伝授。
🎯 アタリの取り方 — 最重要テクニック
📍 モタレを感じる
カワハギがエサを咥えた時、竿先がわずかに重くなる感覚。これを逃さず即アワセ！
〰️ 糸フケに注目
ラインが急にたるんだら、カワハギがエサを持ち上げている証拠。チャンス到来。
🔔 コツコツアタリ
小さなコツコツは前触れ。本アタリを待たず、違和感があれば積極的にアワセる。
✋ 聞きアワセ
怪しい時は竿先を軽く持ち上げて「聞く」。重みを感じたらそのままアワセる。
タナ（深さ）を探る
底べったりより、底から10〜50cm上げたところにカワハギがいることも。こまめにタナを変えて探る。
誘いのバリエーション
ゆっくり上げ下げ、小刻みに揺する、ステイなど。その日の当たりパターンを見つけることが大切。
アワセは鋭く短く
大きくアワセると針が外れる。手首を返す程度の鋭く短いアワセがカワハギには効果的。
📍 千葉のカワハギポイント
千葉県は内房・外房ともにカワハギの好ポイントが点在。堤防派も船派も楽しめる。
🏗️
内房エリア
館山港・築港堤防
堤防内房を代表するカワハギポイント。足場良好で初心者にもおすすめ。秋は良型が期待できる。
⛵
外房エリア
勝浦港周辺
堤防・船外房屈指のカワハギエリア。堤防からも船からも狙える。船宿も多数。
🪨
内房エリア
保田港
堤防岩礁帯が近く、カワハギの魚影が濃い。足元から狙える手軽さも魅力。
🚢
外房エリア
鴨川沖（船釣り）
船船カワハギのメッカ。秋〜冬は多くの船が出船。大会も開催される人気エリア。
🍽️ カワハギの食べ方
カワハギの真骨頂は何といっても「肝和え」。釣りたての鮮度だからこそ味わえる極上の一品。
刺身の肝和え
新鮮な肝を裏ごしし、刺身に和える王道料理。濃厚でクリーミーな肝が白身の旨味を引き立てる。
カワハギ鍋
身と肝を鍋で堪能。肝を溶いたポン酢で食べると絶品。冬の贅沢な一品。
煮付け・唐揚げ
身離れが良く食べやすい。小型は丸ごと唐揚げに。骨まで食べられる。
⚠️ 肝を美味しく食べるコツ
- 鮮度が命 — 釣ったその日に食べるのがベスト。肝は傷みやすいので要冷蔵
- 血抜きは丁寧に — 血が残ると生臭さの原因に。エラを切って海水でしっかり洗う
- 胆のうに注意 — 緑色の胆のうを潰すと苦くなる。丁寧に取り除くこと
- 肝は氷水で締める — 取り出した肝は氷水で締めると食感が良くなる
❓ よくある質問
カワハギ釣りのベストシーズンは？
9月〜12月がベストシーズンです。特に10月〜11月は「肝パン」と呼ばれる肝が大きくなる時期で、食味も最高。水温が下がり始める秋から本格的に釣れ始めます。
カワハギ釣りに最適なエサは？
アサリのむき身が最強エサです。ワタ・水管・ベロの3点セットで付けるのがコツ。塩締めしたアサリも効果的です。
カワハギのアタリが分からない
カワハギは「エサ取り名人」。竿先の微妙な変化やラインの弛みを見逃さないこと。モタレや糸フケが出たら即アワセ！専用ロッドを使うとアタリが取りやすくなります。
堤防と船、どちらが釣れる？
数釣りなら船が有利です。堤防は手軽さと良型が狙える魅力があります。初心者は堤防から始めて、ハマったら船に挑戦するのがおすすめ。
カワハギ釣りの初期費用は？
堤防なら1万円前後から始められます。船釣りは乗船料（8,000〜12,000円）+タックル代がかかりますが、レンタルを利用すれば乗船料のみで楽しめます。
📚 関連コンテンツ
🐡 カワハギ釣りを始めよう！
繊細な駆け引きと極上の味わい。
「エサ取り名人」を攻略する喜びを、あなたも体験してみませんか？