🪝 タコテンヤとは
タコテンヤは、エサを付けたテンヤ(仕掛け)でマダコを狙う伝統的な釣法です。主に船から行われ、大型のマダコを狙えるのが魅力。カニやイワシなどのエサでタコを誘い、テンヤの針(カンナ)で掛けて釣り上げます。
オクトパッシングと比べてエサの匂いでタコを寄せられるため、活性が低い時でも釣果が期待できます。船宿を利用すれば、道具のレンタルもあり意外と手軽に始められます。
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エサの威力
カニの匂いでタコを強力に誘引
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大型実績
2〜3kg超の大型も狙える
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船宿サポート
道具レンタル・エサ完備で手軽
🎣 タックル選び
| アイテム | 船タコ用 | 堤防用 |
|---|---|---|
| ロッド | タコテンヤ専用竿 1.5〜1.8m またはタコ専用竿 |
タコ専用ロッド 7〜8ft またはエギングロッド |
| リール | 小型両軸リール または小型電動リール |
スピニング3000〜4000番 またはベイトリール |
| ライン | PE3〜5号 200m以上 |
PE2〜3号 150m以上 |
| テンヤ | 50〜80号 | 30〜50号 |
⚓ テンヤの選び方
テンヤの重さ
| 重さ | 使用シーン |
|---|---|
| 30〜40号 | 堤防・浅場(水深10m以内) |
| 50〜60号 | 船釣り標準(水深15〜25m) |
| 70〜80号 | 深場・潮流が速い場所 |
💡 テンヤ選びのポイント
- 底が取れるギリギリの軽さが基本(感度重視)
- 船宿によって指定がある場合も(事前確認を)
- 予備は2〜3個持参(根掛かり対策)
- カンナ(針)が鋭いものを選ぶ
🦀 エサの種類と付け方
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ワタリガニ
最強のエサ。匂いと動きでタコを誘引
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イシガニ
入手しやすく効果も高い定番
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イワシ
カニがない時の代用に。キラメキで誘う
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豚の脂身
安価で手に入りやすい。意外と釣れる
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鶏肉(ササミ)
エサ持ちが良い。カニの補助に
📝 エサの付け方(カニの場合)
- カニの甲羅を外す(裏返して三角形の部分を起点に)
- 足は付けたまま、テンヤの台座にセット
- ゴムバンドまたは針金でしっかり固定
- 足が動くようにセットすると効果UP
🎯 釣り方・テクニック
基本の流れ(船タコ)
- 投入:船長の合図でテンヤを落とす
- 着底:ラインが止まったら着底。糸ふけを取る
- 小突き:竿先で底を小突くように誘いをかける
- ステイ:時々止めてタコがエサを確認する間を作る
- アタリ:重くなる、引き込まれる感触
- 巻き上げ:止めずに一定速度で巻き上げる
- 取り込み:タモ網で確実にキャッチ
⚡ 小突きのコツ
- 竿先を10〜20cmの幅で上下に動かす
- 「トントントン」と底を叩くイメージ
- 2〜3回小突いたら5秒ほどステイ
- エサの足が動いてタコにアピール
💡 船タコ釣りのコツ
- 船長のアナウンスを聞く(ポイント・水深など)
- 周りの人と糸を絡ませないよう注意
- アタリがあっても焦らず巻き上げる
- 巻き上げ途中で止めるとバレやすい
- 電動リールなら中速で一定に巻く
🛒 おすすめタックル
⚓ おすすめテンヤ
🎣 おすすめ船タコロッド
❓ よくある質問
Q. タコテンヤのエサは何がいい?
カニ(ワタリガニ、イシガニ)が定番で最も効果的です。イワシやサバの切り身、鶏肉、豚の脂身なども使えます。船宿でエサを用意してくれる場合も多いです。
Q. タコテンヤの重さはどれを選ぶ?
水深や潮流によりますが、船釣りでは50〜80号が標準です。底が取れるギリギリの重さを選ぶのが基本。船宿で指定がある場合はそれに従います。
Q. 船タコ釣りの料金はいくら?
千葉県内の船宿では8,000〜12,000円程度が相場です。エサ付き、道具レンタル込みのプランもあります。事前に船宿に確認しましょう。
Q. 初心者でも船タコ釣りはできる?
はい、船長が丁寧に教えてくれる船宿も多いです。道具レンタルがあれば手ぶらでOK。酔い止めの服用と、動きやすい服装で行きましょう。
Q. 電動リールは必要?
必須ではありませんが、深場や数釣り時は電動リールがあると楽です。手巻きでも十分釣れますが、体力に自信がない方は電動リールのレンタルをおすすめします。