🦑 イイダコとは
イイダコ(飯蛸)は、最大でも体長30cm程度の小型のタコです。名前の由来は、冬になるとメスの頭部に卵を持ち、それが飯粒(ご飯粒)のように見えることから。この卵を持った「子持ちイイダコ」は食味が格別です。
砂泥底を好み、貝殻などを住処にする習性があります。この習性を利用して、貝殻やラッキョウを模したスッテで釣るのがイイダコ釣りの特徴です。
🍚
子持ちイイダコ
卵を持った個体は格別の旨さ
🔢
数釣りが楽しい
一日で数十匹も夢じゃない
👨👩👧👦
ファミリー向け
簡単な釣りで初心者も安心
📅 シーズン
イイダコ釣りのベストシーズンは秋〜冬。特に11月〜1月は子持ちイイダコが狙える最高の時期です。
月別の状況
■ ベスト ■ 良い ■ 可能 ■ オフ
💡 シーズンのポイント
- 9〜10月:シーズン開幕。小型が中心だが数釣れる
- 11〜12月:ベストシーズン。子持ちイイダコが狙える
- 1〜2月:終盤。深場に落ちて釣りにくくなる
- 3〜8月:オフシーズン。ほとんど釣れない
🎣 タックル選び
| アイテム | おすすめスペック | ポイント |
|---|---|---|
| ロッド | イイダコ専用竿 1.5〜1.8m または先調子の船竿 |
柔らかい穂先で繊細なアタリを感じる |
| リール | 小型両軸リール または小型スピニング |
手返し重視で軽量なものを |
| ライン | PE1〜1.5号 100m以上 |
感度重視で細めを選択 |
| 仕掛け | イイダコスッテ 2〜3連 オモリ15〜25号 |
船宿で仕掛けを買えることも |
🎨 スッテの選び方
イイダコスッテは、イイダコが住処にする貝殻や、好物のラッキョウを模したルアーです。カラーによって釣果が変わるので、複数色を用意しましょう。
定番カラー
ホワイト
定番中の定番
レッド
濁り時に効果的
イエロー
アピール力◎
オレンジ
万能カラー
ピンク
澄み潮で有効
夜光
曇天・濁り時
📝 スッテのセッティング
- 2〜3本のスッテを枝状に付ける(多点掛け狙い)
- 異なるカラーを組み合わせると効果的
- 上から白→赤→黄色の順が定番
- オモリは15〜25号(船宿の指示に従う)
🎯 釣り方・テクニック
基本の流れ
- 投入:仕掛けを落として底を取る
- 小突き:竿先でトントンと底を小突く
- ステイ:2〜3秒止めてイイダコに抱かせる
- 聞きアワセ:ゆっくり竿を持ち上げてアタリを確認
- 巻き上げ:重みを感じたら一定速度で巻き上げ
⚡ アタリの取り方
- モタッとする感触:スッテを抱いた合図
- 竿先が少し曲がる:掛かっている可能性大
- 重みが増す:複数掛かっていることも
※イイダコのアタリは繊細。「おかしいな?」と思ったら聞きアワセを入れてみましょう。
💡 数釣りのコツ
- 手返しを良くする:巻き上げ→投入をスムーズに
- 群れを逃さない:アタリが続いたら同じ場所を攻める
- カラーローテーション:反応が落ちたら色を変える
- 底ベタを意識:イイダコは底にいる
- バケツを用意:釣れたらすぐ入れて手返しUP
🛒 おすすめタックル
🦑 おすすめイイダコスッテ
🍳 美味しい食べ方
イイダコは小さいながらも旨味が凝縮された美味しいタコ。特に子持ちイイダコは絶品です。
🍲
煮物
醤油・みりん・酒で甘辛く煮る定番料理
🍤
天ぷら
サクサク衣でプリプリ食感を楽しむ
🍚
炊き込みご飯
出汁が染み込んだタコ飯は絶品
🥢
酢の物
茹でてワカメと和えてさっぱりと
💡 下処理のポイント
- 塩でよく揉んでヌメリを取る
- 目と口を取り除く
- 子持ちの場合は卵を潰さないよう注意
- 茹でる場合は沸騰した湯で1〜2分
❓ よくある質問
Q. イイダコのベストシーズンはいつ?
10月〜12月がベストシーズンです。特に11月〜12月は子持ちイイダコが狙える最高の時期。食味も最高です。
Q. イイダコスッテの色は何がいい?
白、赤、黄色が定番です。特に白は安定した実績があり、まずは白から始めるのがおすすめ。濁りが入った時は赤や黄色が効果的です。
Q. 船宿の料金はいくら?
千葉県内では6,000〜9,000円程度が相場です。仕掛け付き、道具レンタル込みのプランもあります。
Q. 初心者でもイイダコ釣りはできる?
はい、イイダコ釣りは比較的簡単で初心者やファミリーにもおすすめです。底を小突いて巻くだけのシンプルな釣り方です。
Q. 何匹くらい釣れる?
条件が良ければ一人30〜50匹、多い時は100匹以上釣れることもあります。平均的には20〜30匹程度です。