ビシアジ船釣り タックル完全ガイド アンドンビシ130号 ─ 東京湾伝統の型狙いを攻略【2026年版】
走水・金沢八景の深場で、脂の乗った黄金色の大アジを狙う──。アンドンビシ130号を振る東京湾伝統の本格スタイル「ビシアジ」のタックルと釣り方を、独自DBのデータとともに解説します。
ビシアジ船(アンドンビシ130号)とは?
ビシアジは、コマセを詰めたアンドンビシ130号を使って深場のマアジを狙う、東京湾伝統の本格スタイル。走水(横須賀)や金沢八景の水深30〜60mには潮の速い好ポイントが多く、重いビシでしっかりタナを取れるこの釣り方が育まれてきました。ここで釣れるアジは脂の乗った「黄金アジ」「走水の大アジ」として名高く、40cm超の大アジも記録される型と数を両立できる釣りです。
LTアジとの違い ── どちらを選ぶ?
ビシ40号前後の軽いタックルで手軽に楽しむLTアジに対し、ビシアジは130号で深場・速潮を攻める本格派。腕への負荷は増えますが、電動リールを使うため実際の負担は見た目ほどではなく、潮が速い日・深いタナでも仕掛けが安定するのが最大の強みです。手軽さのLT、本格の130号──両方を知ると東京湾のアジがもっと面白くなります。
東京湾アジ シーズンカレンダー(独自DB・金沢八景/走水エリア直近3年)
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均 | 47.5匹 | 44.8匹 | 50.8匹 | 51.3匹 | 50.0匹 | 54.7匹 | 46.0匹 | 42.0匹 | 42.5匹 | 39.0匹 | 39.9匹 | 48.7匹 |
| 出船数 | 302回 | 345回 | 489回 | 374回 | 414回 | 392回 | 370回 | 374回 | 388回 | 317回 | 317回 | 321回 |
=年間最高。全ての月で300回以上の記録がある通年ターゲットで、平均匹数は6月(54.7匹)がピーク。秋は数がやや落ち着く分、冬〜春は脂の乗った良型シーズンとして人気です。
ビシアジタックルの選び方
ロッド(竿)
- 長さ: 1.8〜2m前後の船竿
- オモリ負荷: 120〜150号に対応
- 調子: 7:3の先調子(コマセ振りとアタリ取り)
- ビシの重さに負けない張りのあるバット
ビシアジ専用・コマセ竿の130号対応モデルが最適。レンタル竿を用意している船宿も多く、初挑戦でも安心です。
小〜中型電動リール
- 小〜中型電動リールが標準
- PE3〜4号を200m以上
- 130号ビシの上げ下ろしを電動が担う
- 手巻きも可能だが1日振るなら電動が快適
「130号=重労働」のイメージは電動リールが覆します。タナ取りと巻き上げに集中できるのが電動の利点です。
アンドンビシ・テンビン(統一厳守)
- ビシ: アンドンビシ130号(船宿指定)
- テンビン: 片テンビン(腕長30〜40cm)
- コマセ: イワシミンチが東京湾の定番
- ビシの窓調整でコマセの出方をコントロール
ビシ号数は船内統一が原則。ビシ・コマセとも船宿で用意されることが多く、予約時の確認が確実です。
仕掛け・付けエサ
- ハリス: 2号前後・全長2m前後
- 針: ムツ針9〜10号等の2〜3本針
- 付けエサ: アカタン(赤染めイカ短冊)が定番
- アオイソメも実績大(食い渋りに強い)
仕掛けは消耗品。オマツリや大アジの引きに備えて予備を3組以上持つと安心です。
釣り方の基本サイクル「底立ち → コマセ振り → タナ → 追い食い」
- ビシを着底させ、糸フケを取る — 底立ちがすべての基準。潮で流されるためこまめに取り直す
- 底から2m前後まで巻き上げ、シャープにコマセを振る — 竿を2〜3回シャクってコマセの煙幕を作る(船宿のタナ指示に従う)
- 指示ダナで待つ — コマセの煙幕の中に付けエサを同調させるイメージ。アタリは明確に竿先を叩く
- 1匹目が掛かってもすぐ巻かない — 数秒待って追い食いを狙うと、2点・3点掛けで手返し効率が上がる
- 電動中速で一定に巻き上げ — アジは口が軟らかい魚。速すぎる巻きやポンピングは口切れの元。取り込みはビシを先に受けてから
ビシアジは「タナ取りの正確さ=釣果」と言われる釣り。船長の指示ダナを底基準か海面基準か確認し、忠実に守ることが数を伸ばす最大の近道です。
データで見る東京湾アジ実績船宿(金沢八景・走水/直近2年)
当サイト独自DB(直近2年・2024年7月〜2026年7月)から、ビシアジ文化圏である金沢八景・金沢漁港と走水(三浦半島東)のアジ記録数上位を抽出しました。
| 船宿 | エリア | 記録数 | 平均 | ベスト |
|---|---|---|---|---|
| 海福丸 | 走水 | 463件 | 47.0匹 | 139匹 |
| 一之瀬丸 | 金沢八景 | 463件 | 39.6匹 | 95匹 |
| 石川丸 | 走水 | 455件 | 34.0匹 | 121匹 |
| 黒川丸 | 金沢漁港 | 302件 | 50.3匹 | 133匹 |
| かもい丸 | 走水 | 197件 | 64.6匹 | 109匹 |
| 仁丸 | 金沢漁港 | 165件 | 48.6匹 | 141匹 |
| 野毛屋 | 金沢八景 | 164件 | 48.1匹 | 110匹 |
| 青田丸 | 金沢八景 | 48件 | 28.7匹 | 最大45cm |
記録数では海福丸(走水)と一之瀬丸(金沢八景)の463件が双璧、平均匹数ではかもい丸(走水・64.6匹)がトップ。青田丸はアンドンビシ130号を掲げる本格ビシアジの専門派で、数よりも45cm大アジ実績が光る型狙いのスタイルです。船宿選びは神奈川釣り船ガイド・アジ完全ガイドもご参照ください。
よくある質問
ビシアジを釣りに行こう
独自DBが示す通り、東京湾のアジは一年中が旬。アンドンビシ130号で、脂の乗った黄金色の大アジを掛けに走水・金沢八景へ出かけましょう。