三浦・久比里の巳之助丸と山下丸が二枚看板。竿頭30匹・34cmの大判も
カワハギは神奈川・三浦半島の名物。エサ取り名人と呼ばれる繊細なアタリを掛ける、技術と面白さが詰まった釣り物です。2026年6月は56出船・6船宿・829匹・竿頭平均14.8匹を記録しました。過去3年のデータでは、カワハギは秋〜冬(10〜12月の肝パン=竿頭平均18〜20匹)が最盛期ですが、6月も竿頭平均14匹と初夏の一つの山を形成しています。
今年の6月は好調でした。竿頭平均14.8匹は、2023年(11.6匹)・2024年(13.2匹)を上回り、記録的だった2025年(15.9匹)に次ぐ過去3年で2番目の水準。梅雨の三浦にカワハギがしっかり着き、数釣りが楽しめた月でした。
主戦場は三浦・久比里港。巳之助丸・山下丸の名門2軒が竿を並べ、この2船だけで6月の大半の出船を占めました。相模湾では長井・儀兵衛丸が中心。狙い方は、宙(ちゅう)の釣りと底の釣りを使い分け、アサリの付け方とタタキ・聞き上げでアタリを出す繊細なゲーム。数と型の両方を狙える、カワハギ好きにはたまらない季節が続いています。
※ 数値は当サイト収集分の釣果記録で、竿頭(その日のトップ)ベースです。乗船者全員の釣果を保証するものではありません。cm表記は船宿発表の最大魚の目安です。山天丸・丸十丸は6月の出船が数回のため、竿頭ベストと平均を参考掲載しています。
| 日付 | 船宿 | エリア | 竿頭釣果 | 最大 |
|---|---|---|---|---|
| 6/14 | 巳之助丸 | 三浦 | 30 匹 🔥 月間最多 | 33cm |
| 6/8 | 巳之助丸 | 三浦 | 26 匹 好釣 | 30.5cm |
| 6/6 | 山下丸 | 三浦 | 25 匹 好釣 | 32cm |
| 6/12 | 巳之助丸 | 三浦 | 25 匹 好釣 | 34cm 👑 |
| 6/13 | 巳之助丸 | 三浦 | 23 匹 好釣 | 31cm |
| 6/7 | 山下丸 | 三浦 | 22 匹 好釣 | 32cm |
| 6/中 | 山下丸 | 三浦 | 20 匹 好調 | — |
| 6/中 | 儀兵衛丸 | 相模湾 | 16 匹 好調 | 33cm |
| 6/上 | 山天丸 | 三浦 | 15 匹 好調 | 30cm |
| 6/上 | 丸十丸 | 三浦 | 14 匹 好調 | 28cm |
※ 神奈川エリア(三浦・相模湾)の2026年6月データ56出船から抽出。竿頭25匹超を「好釣」、30cm超の大判を型の記録として掲載。カワハギは1人あたり10〜20匹が標準的な繊細な釣りで、竿頭25匹超は数の乗った好調日にあたります。
過去3年の7月実績は213出船・竿頭平均13匹。6月とほぼ同水準を保ちながら、盛夏の型狙いが続きます。過去には竿頭30匹・35cmの大判も。夏のカワハギは数こそ秋ほどではないものの、良型・大判が狙える面白い季節です。
これからのポイント
1. 夏は三浦・久比里で型狙い
巳之助丸・山下丸が引き続き本場。数は落ち着いても、30cm超の大判との出会いに期待できます。
2. 秋(10〜12月)が数の本番=肝パンシーズン
過去3年の11月は竿頭平均20.5匹と年間ピーク。産卵後に肝が肥大する「肝パン」の時期で、カワハギ釣りのハイシーズンを迎えます。夏に腕を磨いておくと、秋の数釣りがより楽しめます。
3. アサリの付け方が釣果を分ける
水管を針先に、ベロを刺し、ワタで包む——この基本を丁寧にやるだけで釣果が変わります。船宿でエサの付け方を聞くと上達が早まります。
4. 「宙」と「底」の使い分け
カワハギが浮いているか底に張り付いているかで釣り方が変わります。タタキで誘い、聞き上げで掛ける緩急が、束(たくさん)への近道です。