タックルガイド ヤリイカ 独自DB 7,597件

ヤリイカ船釣り タックル完全ガイド プラヅノ・直結・ブランコ ─ 冬春の深場ゲームを攻略【2026年版】

水深100m超から多点掛けで上がってくる白い宝石。刺身・沖漬けと食味も別格のヤリイカを、独自DB7,597件のデータとともに攻略します。

11cm プラヅノ標準
9月〜5月 シーズン
155杯 DB最高記録(2月)

ヤリイカ船とは?

ヤリイカは槍の穂先のような細身の魚体が名前の由来。冬〜春の深場釣りを代表するターゲットで、相模湾・外房・内房など広いエリアで船が出ます。水深100〜200mの深場をプラヅノの多点仕掛けで狙い、群れに当たれば一度に3〜5杯の多点掛けも。透き通った身の刺身、船上で仕込む沖漬けは釣り人だけの特権です。

「プラヅノ」とは?

プラスチック製のイカ角(ツノ)のこと。エサは使わず、ツノの動きと色でイカを誘います。ヤリイカでは11cmが標準サイズ。ブルー・ピンク・ケイムラなどを組み合わせ、当日の当たりカラーを探すのがこの釣りの面白さです。

ヤリイカ シーズンカレンダー(独自DB 7,597件)

1月 2月 3月 4月 5月 6〜7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均 23.7杯 23.4杯 24.4杯 26.0杯 22.7杯 29.8杯※ 25.8杯 21.6杯 20.0杯 23.4杯
出船数 1,036回 1,257回 1,334回 911回 334回 17回 43回 246回 623回 820回 976回

=好調期。1〜4月が出船・平均ともに最盛期で、最高記録155杯は2月。9月に早場が開幕し、翌5月まで続くロングランです。※8月は出船数43回と少なく数値は参考値。

直結 vs ブランコ — 仕掛け2系統を比較

項目 直結 ブランコ
仕掛けの構造幹糸にツノを直接連結枝ス(5〜10cm)でツノを接続
バレにくさ△ 緩めると即バレ◎ バレに強い
サバの猛攻時◎ 絡まれにくい△ 絡みやすい
乗りの良さ○ シャープな動き◎ 自然に漂い渋い日に強い
向いている人中〜上級者・手返し重視初心者〜中級者

軍師の見立て: 初挑戦はブランコから。乗ったイカが暴れても枝スが衝撃を吸収するためバレにくく、深場からの長い巻き上げでも安心です。サバが多い日や手返しを上げたい局面では直結が威力を発揮します。両方持参して状況で使い分けるのが理想です。

ヤリイカタックルの選び方

ロッド(竿)

  • 長さ: 1.7〜1.9m前後のヤリイカ専用
  • 調子: 先調子(9:1〜8:2)で乗りが見える穂先
  • オモリ負荷: 120〜150号に対応
  • シャクリ続けても疲れにくい軽量モデル推奨

深場でもイカの「お辞儀」が見える感度と、150号を背負える張りの両立が専用竿の条件です。

リール(電動推奨)

  • 中型電動リールがほぼ必須(水深100〜200m)
  • PE3〜4号を300m以上巻けるサイズ
  • 巻き上げ力と速度のバランス重視
  • 船の電源仕様の確認も忘れずに

深場からの巻き上げが1日に何十回も続くため、電動の有無が疲労と手返しを決定的に分けます。

ライン・オモリ

  • PEライン: 3〜4号(船の統一規格に従う)
  • オモリ: 120〜150号(船宿指定)
  • 10mごとのマーキング入りが便利
  • 高切れに備え替えオモリ持参が安心

オマツリ防止のため、ラインとオモリは船内統一が原則。予約時に必ず船宿の指定を確認しましょう。

プラヅノ・投入器

  • ツノ: 11cmが標準(ブルー/ピンク/ケイムラ等)
  • 本数: 5〜8本から開始、慣れたら10本超
  • 投入器(ツノマット)はほぼ必須
  • 幹糸5〜7号・予備仕掛け2〜3組

多点仕掛けの投入は投入器があってこそ。絡み・手へのカンナ刺さりを防ぎ、手返しが劇的に向上します。

釣り方の基本サイクル「投入 → シャクリ → 乗せ → 一定巻き」

  1. 合図と同時に素早く投入 — 投入器からスムーズに仕掛けを送り込む。出遅れは群れを逃す最大の原因
  2. 着底したら糸フケを取る — 底立ちを正確に取り、オモリを底から1m前後切る
  3. シャクリ→落とし込みで誘う — 竿を大きくシャクってツノを躍らせ、フォールで乗せの間を作る
  4. 乗りは「重み」と「お辞儀」 — 竿先がグッと重くなったらヒット。ゆっくり聞き上げて追い乗り(多点掛け)を待つのも有効
  5. 一定速度でテンションを保って巻く — 速度ムラと緩みがバラシの最大要因。取り込みはツノを順に手繰って外す

深場釣りは投入の速さ=釣果。仕掛けの絡みを防ぐ準備(投入器・予備仕掛け)と、船長の合図への即応が数を伸ばす近道です。

データで見るヤリイカ実績船宿(直近1年)

当サイト独自DB(直近1年・2025年6月〜2026年6月)から、ヤリイカの出船回数が多い実績船宿を抽出しました。千葉(内房・外房)と神奈川(相模湾・三浦)の二大勢力です。

船宿 エリア 出船回数 平均 ベスト
新盛丸千葉・内房83回22.5杯51杯
不動丸千葉・外房80回21.9杯97杯
喜平治丸神奈川・三浦79回21.3杯56杯
はら丸相模湾68回17.0杯36杯
栃木丸相模湾68回13.5杯33杯
勝丸 -勝浦-千葉・外房64回20.7杯67杯
春盛丸相模湾62回17.9杯40杯

出船回数・平均とも新盛丸(内房)が直近1年のトップ。瞬発力では不動丸(外房)の最大97杯が光ります。最新の釣果は千葉ヤリイカ速報でご確認ください。

よくある質問

ヤリイカのシーズンはいつ?
当サイト独自DB(7,597件)では9月開幕→翌5月までのロングラン。出船数は1〜3月が最多で、平均杯数は4月(26.0杯)が年間最高。最高記録155杯は2月に出ています。
直結とブランコ、どちらがおすすめ?
初心者にはブランコがおすすめ。枝スが衝撃を吸収しバレにくいのが利点です。直結はサバの猛攻に強く手返しも良いですが、テンションを抜くと即バレのため中〜上級者向きです。
ロッドとリールは何を選べばいい?
ロッドは1.7〜1.9mの先調子・オモリ120〜150号対応のヤリイカ専用竿。水深100〜200mの深場のため、PE3〜4号を300m以上巻ける中型電動リールがほぼ必須です。
プラヅノは何センチ・何本仕掛け?
11cmが標準(ブルー・ピンク・ケイムラ等を混ぜる)。本数は5〜8本から始め、慣れたら10本超で多点掛けを狙います。投入器(ツノマット)はほぼ必須装備です。
誘い方のコツは?
着底後に糸フケを取り、シャクリ上げ→落とし込みでツノを躍らせます。乗ったら聞き上げで追い乗りを待つのも有効。巻き上げは一定速度でテンションを保つのがバラシ防止の最大のコツです。