数の新子シーズン開幕前夜 — いまの東京湾は「型」の時代
今年のタコは渋い、という声を聞きます。たしかに1隻あたりの平均匹数だけを見ればそう見えるかもしれません。しかし4年分の同期間(6/1〜6/12)を並べると、違う景色が見えてきます。
| 年 | 釣果報告数 | 平均匹数 | 最高 | 出船船宿数 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | 73件 | 9.0匹 | 19匹 | 14軒 |
| 2024年 | 105件 | 5.8匹 | 14匹 | 16軒 |
| 2025年 | 157件 | 14.5匹 | 31匹 | 27軒 |
| 2026年 | 118件 | 6.8匹 | 20匹 | 25軒 |
平均6.8匹は、記録的な爆湧きだった昨年(14.5匹)と比べれば半分以下。ただし2024年(5.8匹)は上回っており、4年間で見れば平年並みの立ち上がりです。出船船宿数は25軒と昨年(27軒)とほぼ同水準で、各船は本格始動済み。5月の報告49件から6月は12日間で既に118件と倍以上のペースに加速しています。週末の判断材料として:「昨年比」ではなく「平年比」で見れば、悲観する数字ではありません。
そして今年最大の特徴がここにあります。直近30日(5/13〜6/12)に報告された3kg超の大ダコは27件。同期間の比較で過去4年最多です。
| 年(5/13〜6/12) | 3kg超の報告 | 期間最大 |
|---|---|---|
| 2023年 | 14件 | 4.5kg |
| 2024年 | 7件 | 3.8kg |
| 2025年 | 19件 | 4.5kg |
| 2026年 | 27件 | 5.2kg |
最大5.2kg(岩田屋・6/4)も4年間の同期間で最大。ほかにも吉久4.8kg、つり幸4.7kg、長崎屋4.6kg、小柴丸4.4kg、一之瀬丸4.0kgと、東京湾の全エリアで4kg級が出ています。新子(その年生まれの小ダコ)が数を支配する前の今は、越年した大ダコと正面から勝負できる短い窓。だから何か——「重さ」を求めるなら、新子が湧く前のいま釣行する価値があります。
直近30日(5/13〜6/12)のマダコ出船実績です。報告回数・平均・最大のバランスでご覧ください。
このほか相模湾のゆうせい丸が18回出船(平均5.1匹)と最多稼働、内房のフィッシュオン大勝はリレー船で3.4kgの良型を出しています。横浜の新明丸・濱生丸、金沢八景の小柴丸(4.4kg)も継続出船中です。
過去3年の6月、東京湾のタコ船は合計765回の出船で7,521匹のマダコを上げてきました。当サイト17年DBでは、6月の平均は10.2匹・7月は10.8匹と年間の二大ピーク。そして昨年2025年は6月後半に向けて数字が急伸し、月間平均13.9匹・最大31匹まで駆け上がりました。
今年も水温の上昇とともに新子の乗りが本格化すれば、平均匹数はここから一段上がるのが過去のパターンです。つまり現在は「型の窓」と「数の本番」の端境期。6月後半〜7月は、初心者がエギタコデビューするのに一年で最も適した時期になります。
| あなたの目的 | おすすめの判断 |
|---|---|
| 重量級の大ダコを獲りたい | 新子が湧く前のいまが勝負。直近30日で4kg超が出ている浦安(吉久・岩田屋)・本牧(長崎屋)・川崎(つり幸)が有力 |
| 数を釣って楽しみたい | 過去3年のパターンでは6月後半から本番。平均二桁が続くえさ政釣船店・吉久の動向を速報でチェック |
| 初挑戦・ファミリー | 新子の数釣りが始まる6月後半〜7月が好機。エギタコはエサ不要で手軽、レンタルのある船宿で |
タコの乗りは日替わりです。出船前に最新の釣果速報をご確認ください。