Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年12月

シロギス今季最高129.9匹、タチウオ復活、クロムツ39.6匹、ヤリイカ本格化

190匹 シロギス(浦安)
62本 タチウオ(長浦)
58匹 クロムツ(勝山)
60杯 ヤリイカ(勝山)

2025年12月 — 冬の釣り物が出揃い、サプライズも

2025年最後の月は「冬の釣り物が出揃った月」であると同時に、意外なサプライズが重なった月でもあった。

最大のサプライズはシロギス。吉野屋(浦安)が平均129.9匹・最大190匹・月13回出船と、4月から9ヶ月のロングシーズンの最後に今季最高値を叩き出した。通常なら12月には落ちるシロギスが、2025年は年末に向かって上昇するという異例の展開。

もう一つのサプライズはタチウオの復活。11月に吉久12.6本・ひらの丸21.6本と大きく落ちたが、12月は吉久24.2本・吉野屋25.5本・浜新丸32本と全面回復。こなや丸の最大62本は今季トップクラスの数字だった。

冬らしい展開としては、ヤリイカが3船宿47件出船で完全に主力化。利八丸30.6杯・新盛丸21.8杯・萬栄丸18.8杯と勝山が冬のヤリイカ基地に。クロムツも39.6匹と10月の40.7匹に迫る好水準を維持し、シーバスが林遊船18匹・最大60匹と冬の爆発を見せた。

カワハギは11月のピーク(光進丸35.6匹)から19.2匹に下降し、秋のカワハギシーズンが終了。代わりにオニカサゴが萬栄丸20件出船で冬の深場ターゲットとして登場した。

以下、エリアごとに2025年12月1日〜31日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
アジ長浦175.832713件
シロギス浦安129.919013件
クロムツ勝山39.6589件
ヤリイカ勝山30.6608件
シーバス江戸川18.06021件

エリア別レポート

内房
クロムツ — 年末も好調 好調
勝山・萬栄丸: 平均39.6匹 / 最大58匹(9件)|平均サイズ44cm
11月の30.8匹→39.6匹と回復し、10月の40.7匹に迫る水準。最大58匹は今年全データのベストを更新。5月のデビューから8ヶ月、一度も25匹を割らずにシーズンを終える驚異的な安定感。44cmの良型が40匹前後は千葉で最もコスパの良い高級魚。
ヤリイカ — 冬の主力に 好調
勝山・利八丸: 平均30.6杯 / 最大60杯(8件)|平均サイズ43.8cm
勝山・新盛丸: 平均21.8杯 / 最大50杯(23件)
勝山・萬栄丸: 平均18.8杯 / 最大38杯(16件)
3船宿47件出船で冬のヤリイカが完全に主力化。利八丸の平均30.6杯・最大60杯がトップ。新盛丸は23件出船と最多で、キハダマグロからヤリイカに完全シフト。43.8cmの大型ヤリイカは刺身・天ぷらで絶品。
タチウオ — 意外な復活 回復
富津・浜新丸: 平均32.0本 / 最大53本(8件)|平均サイズ110.1cm
長浦・こなや丸: 平均26.2本 / 最大62本(12件)
富津・ひらの丸: 平均23.2本 / 最大48本(21件)|平均サイズ112.3cm
11月に21.6本まで落ちたタチウオが全面復活。浜新丸32本・こなや丸26.2本と夏の水準に戻り、こなや丸の最大62本は今季トップクラス。ひらの丸は21件出船で冬もタチウオの安定供給を維持。112cmの大型は「ドラゴン」級。
アジ — こなや丸が三桁維持 好調
長浦・こなや丸: 平均175.8匹 / 最大327匹(13件)
金谷・勘次郎丸: 平均39.8匹 / 最大55匹(6件)
金谷・光進丸: 平均39.1匹 / 最大63匹(12件)
こなや丸が11月の178匹→175.8匹と高水準を維持。最大327匹は12月としては異例。勘次郎丸・光進丸はカワハギにシフトした分だけ下がったが、こなや丸の独壇場は年間を通じて揺るがなかった。
カワハギ — ピーク過ぎて下降 下降
金谷・光進丸: 平均19.2匹 / 最大33匹(23件)
勝山・萬栄丸: 平均15.8匹 / 最大32匹(23件)
勝山・利八丸: 平均13.5匹 / 最大17匹(4件)
富津・ひらの丸: 平均13.3匹 / 最大20匹(8件)
11月の35.6匹→19.2匹と大幅下降し、秋のカワハギシーズンが終了。ただし出船数は光進丸23件・萬栄丸23件と変わらず「数は減ったが狙える」状態。冬のカワハギは肝が最大だが釣果は落ちるのが通例。
オニカサゴ — 冬の深場ターゲット シーズンイン
勝山・萬栄丸: 平均5.5匹 / 最大11匹(20件)
萬栄丸が冬の深場ターゲットとして月20回出船で参入。クロムツ・ヤリイカ・カワハギ・オニカサゴの四方面作戦。味噌汁が絶品のオニカサゴは冬の深場釣りの王様。
マダイ 安定
竹岡・豊国丸: 平均9.6匹 / 最大22匹(18件)
勝山・共栄丸: 平均7.4匹 / 最大13匹(7件)
豊国丸が11月の14.1匹→9.6匹と下降。冬のマダイは型重視の時期に入る。それでも月18回出船で通年の安定供給を維持。
アオリイカ — シーズン終盤 下降
勝山かかり釣りセンター: 平均6.6杯 / 最大10杯(16件)
上総湊・さえむ丸: 平均2.4杯 / 最大4杯(13件)
さえむ丸が11月の5.2杯→2.4杯と大幅下降し、2025年のアオリイカシーズンが終了に向かう。勝山かかりは6.6杯で粘っているが、水温低下で1月には終了見込み。さえむ丸はモンゴウイカ(4.4杯/5件)に一部シフト。
クロダイ 安定
勝山かかり釣りセンター: 平均8.5匹 / 最大19匹(17件)|平均サイズ46.7cm
11月の9.3匹→8.5匹と横ばい。月17回出船・46.7cmと冬の良型クロダイを安定供給。かかり釣りセンターは冬も健在。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
シロギス — 今季最高値の大サプライズ 好調
浦安・吉野屋: 平均129.9匹 / 最大190匹(13件)
11月の93匹→129.9匹と大幅上昇し、4月から9ヶ月のロングシーズンの最後に今季最高値を更新。通常12月には落ちるシロギスが、2025年は年末に向かって上昇するという異例の展開。最大190匹は束釣りを大きく超える驚異的な数字。月13回出船と吉野屋が改めてシロギスに注力した結果。
タチウオ — 11月から倍増で復活 回復
浦安・吉野屋: 平均25.5本 / 最大47本(11件)
浦安・吉久: 平均24.2本 / 最大45本(23件)
吉久が11月の12.6本→24.2本と倍増。吉野屋も10.5本→25.5本と復活。冬の群れが入り直したのか、12月のタチウオは夏に近い水準に。吉久23件出船で安定供給。
シーバス — 冬の爆発 好調
江戸川放水路・林遊船: 平均18.0匹 / 最大60匹(21件)|平均サイズ61cm
11月の5.9匹→18匹と3倍に爆発。最大60匹は今年全データの最高値。月21回出船で冬のシーバスが湾奥の主力に。61cmの良型が平均18匹は、シーバスファンには夢のような数字。
アジ 安定
江戸川放水路・林遊船: 平均111.8匹 / 最大203匹(12件)
浦安・吉野屋: 平均70.5匹 / 最大148匹(19件)
林遊船が11月の84匹→111.8匹と上昇し三桁に。吉野屋は124匹→70.5匹と落ちたが、19件出船で安定。年間を通じて三桁前後を維持した湾奥アジの底力。
フグ 安定
浦安・吉野屋: 平均21.9匹 / 最大28匹(18件)
11月の16.4匹→21.9匹と回復し、10月の水準に戻った。冬のフグは白子シーズンで食味のピーク。月18回出船で安定。
アカメフグ 好調
浦安・吉久: 平均8.1匹 / 最大12匹(20件)
11月の6.6匹→8.1匹と上昇し、10月の参入以来最高値。月20回出船も最多。冬のアカメフグは白子が絶品で12月がベスト。
カワハギ 下降
浦安・吉野屋: 平均15.0匹 / 最大29匹(21件)
浦安・伊藤遊船: 平均16.3匹 / 最大36匹(8件)
浦安・岩田屋: 平均11.8匹 / 最大22匹(8件)
吉野屋が21.7匹→15匹と下降。ただし3船宿37件出船と依然主力。冬のカワハギは数は減るが肝の大きさは年間最大。
マダコ 安定
浦安・吉久: 平均6.0匹 / 最大11匹(22件)
浦安・吉野屋: 平均4.9匹 / 最大8匹(16件)
吉久22件・吉野屋16件と合計38件出船。冬のマダコは身が締まって美味。年間を通じて安定した釣り物。
外房
フグ — 冬フグ好調 好調
大原・長福丸: 平均18.8匹 / 最大34匹(9件)
大原・敷嶋丸: 平均16.7匹 / 最大34匹(7件)
9月から4ヶ月連続で17匹前後を維持する驚異的な安定感。最大34匹は今季ベスト。冬のフグは白子目当ての需要が高く、出船数も増えた。
ヒラメ — 冬シーズン継続 安定
大原・春栄丸: 平均4.1枚 / 最大6枚(16件)|平均サイズ4.2kg
岩和田・明広丸: 平均3.5枚 / 最大7枚(17件)|平均サイズ4.0kg
大原・長福丸: 平均2.9枚 / 最大5枚(14件)
大原・臼井丸: 平均2.7枚 / 最大8枚(11件)
11月とほぼ同水準で安定。4船宿58件出船で冬の外房ヒラメが定着。平均サイズ4.0〜4.2kgと冬らしい良型が揃う。数は少ないが型で勝負の季節。
スルメイカ — まだ出船 安定
川津・不動丸: 平均19.7杯 / 最大43杯(12件)
川津・鈴丸: 平均16.9杯 / 最大40杯(7件)
勝浦・勝丸: 平均15.6杯 / 最大38杯(10件)
11月とほぼ同水準で12月もスルメイカが健在。3船宿29件出船と年内いっぱいは狙える状態が続いた。
マダイ 安定
御宿・義丸: 平均6.3匹 / 最大15匹(4件)
川津・富士丸: 平均5.2匹 / 最大15匹(6件)
大原・新幸丸: 平均3.7匹 / 最大9匹(11件)
大原・長福丸: 平均3.7匹 / 最大10匹(9件)
つる丸のデータがないが、義丸・富士丸が5匹以上で好調。新幸丸11件・長福丸9件と出船数も安定。冬のマダイは型重視。
マハタ 安定
松部・信照丸: 平均2.7匹 / 最大5匹(10件)|平均サイズ3.1kg
勝浦・大吉丸: 平均2.7匹 / 最大4匹(3件)
信照丸が10件出船で通年の安定供給。3.1kgの良型が年間を通じて維持されており、外房マハタの専門店としての地位は揺るがない。
南房総
カワハギ — まだ好水準 安定
洲崎・早川丸: 平均22.0匹 / 最大43匹(21件)
11月の24.7匹→22.0匹と微減だが、依然20匹以上を維持。月21回出船でフル稼働。内房が19匹に落ちた中、南房の早川丸は冬のカワハギの最後の砦。
アオリイカ — 冬でもまだ出る 安定
館山・赤沼丸: 平均7.2杯 / 最大16杯(16件)
洲崎・佐衛美丸: 平均7.3杯 / 最大10杯(4件)
内房のさえむ丸が2.4杯に落ちた一方、南房は7杯台を維持。赤沼丸の最大16杯は12月としては驚異的。水温が高い南房だからこそ冬のアオリイカが成立する。
キンメダイ — 規定数到達 好調
白浜・松栄丸: 平均40.0匹 / 最大40匹(4件)|平均サイズ40.3cm
全4回とも規定数40匹に到達。40cmの良型キンメが40匹揃うのは冬の南房ならでは。松栄丸の深場釣りは正月の食卓に最適。
アカハタ 安定
白浜・松栄丸: 平均7.5匹 / 最大8匹(4件)|平均サイズ39.5cm
松栄丸がキンメ+アカハタの深場二本立て。39.5cmの良型アカハタは高級食材。
マダイ 安定
洲崎・竜一丸: 平均4.7匹 / 最大6匹(6件)
洲崎・稲荷丸: 平均3.3匹 / 最大7匹(6件)
洲崎・鯛丸: 平均3.2匹 / 最大5匹(10件)
竜一丸が11月の2.5匹→4.7匹と回復。3船宿22件出船で冬のマダイが安定。鯛丸10件出船は南房マダイの主力。
銚子・九十九里
マダイ — 幸丸が高水準維持 好調
銚子・幸丸: 平均17.1匹 / 最大37匹(15件)
飯岡・優光丸: 平均10.2匹 / 最大17匹(12件)
飯岡・三次郎丸: 平均7.4匹 / 最大22匹(13件)
銚子・長五郎丸: 平均5.3匹 / 最大15匹(6件)
幸丸が11月の22.7匹→17.1匹と落ちたが依然高水準。最大37匹は今季全データの最高値を更新。4船宿46件出船で銚子のマダイは年末も主力。
ヒラメ — 幸丸が7ヶ月連続9枚以上 好調
銚子・幸丸: 平均10.0枚 / 最大14枚(15件)
銚子・家田丸: 平均7.7枚 / 最大10枚(7件)
銚子・大盛丸: 平均7.5枚 / 最大12枚(8件)
飯岡・隆正丸: 平均7.1枚 / 最大10枚(18件)
飯岡・優光丸: 平均6.0枚 / 最大10枚(13件)
飯岡・三次郎丸: 平均6.1枚 / 最大9枚(9件)
幸丸が10枚で6月から7ヶ月連続9枚以上を達成し、2025年を完走。6船宿70件出船の冬のヒラメは銚子・九十九里の看板。平均サイズ3.4kgと型も良い。
ハナダイ 好調
飯岡・隆正丸: 平均43.9匹 / 最大50匹(18件)
片貝・洋一丸: 平均33.8匹 / 最大43匹(5件)
飯岡・孝徳丸: 平均24.2匹 / 最大39匹(6件)
隆正丸が11月の45.2匹→43.9匹と横ばいで安定。9月から4ヶ月連続の好調。規定数50匹到達日もまだある。

11月→12月の変化まとめ

項目11月12月変化
シロギス(浦安)吉野屋 93.1匹吉野屋 129.9匹▲40%今季最高
タチウオ(湾奥)吉久 12.6本吉久 24.2本▲92%復活
シーバス(江戸川)林遊船 5.9匹林遊船 18.0匹▲205%爆発
クロムツ(勝山)萬栄丸 30.8匹萬栄丸 39.6匹▲29%回復
カワハギ(金谷)光進丸 35.6匹光進丸 19.2匹▼46%終盤
アカメフグ(浦安)吉久 6.6匹吉久 8.1匹▲23%冬ピーク
タチウオ(内房)ひらの丸 21.6本浜新丸 32.0本復活

次の釣行に向けて — 12月の判断マトリックス

12月は冬の釣り物が出揃い、意外なサプライズも重なった。何を選んでも冬らしい釣りが楽しめる。

今月の一番
浦安 → シロギス(吉野屋 129.9匹・最大190匹)
4月から9ヶ月のロングシーズンの最後に今季最高値。12月にシロギスが190匹は異例中の異例。
高級魚で勝負
勝山 → クロムツ(萬栄丸 39.6匹・最大58匹)
今季ベスト更新の最大58匹。8ヶ月連続25匹以上。冬の深場クロムツは市場価格を考えると破格。
冬のイカ
勝山 → ヤリイカ(利八丸 30.6杯・最大60杯)
3船宿47件出船で完全に主力化。43.8cmの大型ヤリイカは刺身で年越し。
数を釣りたい
長浦 → LTアジ(こなや丸 175.8匹・最大327匹)
12月でも三桁。年間を通じて圧倒的なこなや丸の独壇場。
ルアーで攻めたい
江戸川 → シーバス(林遊船 18匹・最大60匹)
冬のシーバスが大爆発。最大60匹は今季最高値。61cmの良型で21件出船の安定感。
正月の食卓に
白浜 → キンメダイ(松栄丸 40匹・規定数到達)
全4回規定数40匹到達。40cmの良型キンメは正月の煮付けに最適。アカハタも7.5匹で高級食材。

データについて

本レポートは2025年12月1日〜31日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。