Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年11月

カワハギ最盛期35匹、こなや丸アジ344匹、幸丸マダイ今季最高22.7匹

344匹 アジ(長浦)
57匹 カワハギ(金谷)
36匹 マダイ(銚子)
55匹 カワハギ(洲崎)

2025年11月 — カワハギの月、冬への移行が加速

11月の千葉船釣りを象徴する魚は間違いなくカワハギだ。光進丸(金谷)が平均35.6匹・最大57匹・月23回出船、彦次郎丸(竹岡)が平均31.9匹・最大56匹、早川丸(洲崎)が平均24.7匹・最大55匹・月25回出船と、千葉全域で今季最高値を記録した。肝が最も肥大する11月のカワハギは、食味のピークとしても釣りのピークとしても文句なし。

アジも驚異的な数字が続く。こなや丸(長浦)が平均178.1匹・最大344匹と、今季2番目の高水準。344匹は今年全データの最高値(9月の330匹を更新)。吉野屋(浦安)も124.5匹と三桁を維持し、秋のアジは11月も健在だった。

銚子の幸丸がマダイで平均22.7匹・最大36匹と今季全データの最高値を叩き出した。月17回出船でヒラメ(10.8枚)との二本立て。幸丸は6月から6ヶ月連続でヒラメ9枚以上を維持しており、銚子の安定感は別格だった。

一方、タチウオが明確にシーズン終盤に入った。湾奥の吉久が33本→12.6本、内房のひらの丸が32.5本→21.6本と半減。冬に向けてヤリイカが本格化し、新盛丸29杯・萬栄丸19.2杯と勝山がヤリイカに備え始めている。

以下、エリアごとに2025年11月1日〜30日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
アジ長浦178.134417件
アジ浦安124.521020件
ハナダイ飯岡45.25022件
カワハギ金谷35.65723件
マダイ銚子22.73617件

エリア別レポート

内房
カワハギ — 今季最高値・7船宿91件出船 好調
金谷・光進丸: 平均35.6匹 / 最大57匹(23件)|平均サイズ28.6cm
竹岡・彦次郎丸: 平均31.9匹 / 最大56匹(8件)
金谷・フィッシュオン大勝: 平均24.2匹 / 最大38匹(9件)
竹岡・高梨丸: 平均23.7匹 / 最大28匹(3件)
勝山・萬栄丸: 平均22.5匹 / 最大68匹(24件)
勝山・利八丸: 平均17.9匹 / 最大20匹(8件)
富津・ひらの丸: 平均14.1匹 / 最大29匹(16件)
7船宿91件出船と内房がカワハギ一色になった月。光進丸が10月の18.3匹→35.6匹と倍増し今季最高値。萬栄丸の最大68匹は驚異的。11月のカワハギは肝が最も肥大する時期で、刺身の肝和えは年間最高の味覚。
アジ — こなや丸344匹で今季新記録 好調
長浦・こなや丸: 平均178.1匹 / 最大344匹(17件)
金谷・勘次郎丸: 平均70.8匹 / 最大178匹(17件)
金谷・光進丸: 平均46.9匹 / 最大133匹(21件)
こなや丸が10月の118匹→178匹と大幅復活。最大344匹は9月の330匹を超えて今年全データの最高値を更新。勘次郎丸・光進丸は10月から落ちたが、カワハギに出船が分散しているため。こなや丸はタチウオ+アジの二本立てで月34件出船。
ヤリイカ — 冬に向けて本格化 安定
勝山・新盛丸: 平均29.0杯 / 最大51杯(9件)
勝山・萬栄丸: 平均19.2杯 / 最大40杯(15件)
新盛丸が10月の31.7杯→29.0杯と安定。最大51杯で好調。萬栄丸は15件出船でカワハギ・クロムツ・ヤリイカの三方面作戦を継続。冬のヤリイカシーズンが本格始動。
タチウオ — 明確に下降 下降
富津・ひらの丸: 平均21.6本 / 最大33本(20件)
富津・浜新丸: 平均17.6本 / 最大25本(5件)
ひらの丸が10月の32.5本→21.6本と大幅下降。出船数は20件で維持されているが、夏の40本台からは明確に終盤に入った。12月以降は10本台が続く見込み。
クロムツ 安定
勝山・萬栄丸: 平均30.8匹 / 最大57匹(9件)|平均サイズ43.2cm
10月の40.7匹→30.8匹と下がったが、最大57匹は今季ベストを更新。月9件とやや出船が減ったのはカワハギ・ヤリイカに枠を取られたため。5月から7ヶ月連続で25匹以上を維持する安定感。
マダイ 好調
竹岡・豊国丸: 平均14.1匹 / 最大25匹(17件)
勝山・共栄丸: 平均7.3匹 / 最大11匹(7件)|平均サイズ2.7kg
豊国丸が10月の13.4匹→14.1匹と微増。年間を通じて最も安定しているマダイ船宿。共栄丸の平均サイズ2.7kgも秋の良型。
クロダイ — 秋の好調継続 好調
勝山かかり釣りセンター: 平均9.3匹 / 最大21匹(21件)|平均サイズ47.2cm
10月の3.0匹→9.3匹と3倍に跳ね上がった。月21回出船で最大21匹の安定感。秋〜冬のクロダイは47cm級と型が良い。
アオリイカ 安定
勝山かかり釣りセンター: 平均7.7杯 / 最大12杯(15件)
上総湊・さえむ丸: 平均5.2杯 / 最大17杯(23件)
勝山・共栄丸: 平均6.3杯 / 最大11杯(7件)
3船宿45件出船で秋のアオリイカが最終盤。さえむ丸23件出船で安定供給。12月以降は水温低下で終了に向かう。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
アジ — 三桁継続 好調
浦安・吉野屋: 平均124.5匹 / 最大210匹(20件)
江戸川放水路・林遊船: 平均84.4匹 / 最大160匹(12件)
吉野屋が10月の121匹→124.5匹と微増。10月に続いて2ヶ月連続の三桁。林遊船も60匹→84匹と好調。秋の湾奥アジは11月がピーク。
カワハギ — 吉野屋が安定 安定
浦安・吉野屋: 平均21.7匹 / 最大52匹(21件)
浦安・岩田屋: 平均16.5匹 / 最大32匹(6件)
吉野屋は10月の25.6匹→21.7匹と微減だが、月21件出船で安定。岩田屋も6件に増えた。
タチウオ — 急降下 下降
浦安・吉久: 平均12.6本 / 最大28本(24件)
浦安・吉野屋: 平均10.5本 / 最大31本(15件)
浦安・岩田屋: 平均5.2本 / 最大8本(6件)
吉久が10月の33本→12.6本と大幅下降。夏の36本から3分の1に。ただし出船数は24件で維持しており「数は減ったが狙える」状態。冬のタチウオは日ムラが大きくなる。
サワラ 安定
浦安・吉久: 平均4.9匹 / 最大10匹(20件)
江戸川放水路・林遊船: 平均3.7匹 / 最大7匹(19件)
10月とほぼ同水準で安定。吉久20件・林遊船19件と依然高出船数。冬に向けてサワラは12月まで続く。
シロギス — まだ好調 安定
浦安・吉野屋: 平均93.1匹 / 最大120匹(9件)
10月の89匹→93匹と微回復。出船数は9件と減ったが、出れば90匹以上。4月から8ヶ月のロングシーズンが続いている。
アカメフグ 安定
浦安・吉久: 平均6.6匹 / 最大9匹(18件)
10月の7.1匹→6.6匹と横ばい。月18回出船で冬のフグシーズンに向けて安定供給。
外房
ヒラメ — 冬シーズン開幕 シーズンイン
御宿・太平丸: 平均7.0枚 / 最大8枚(4件)
大原・春栄丸: 平均4.8枚 / 最大8枚(18件)
岩和田・明広丸: 平均4.3枚 / 最大10枚(21件)
大原・臼井丸: 平均3.6枚 / 最大5枚(7件)
大原・初栄丸: 平均3.4枚 / 最大5枚(14件)
大原・長福丸: 平均3.4枚 / 最大7枚(13件)
夏に2枚まで落ちた外房ヒラメが、10月の3枚→11月4〜5枚と本格回復。6船宿77件出船で冬のヒラメシーズンが開幕した。春栄丸18件・明広丸21件とフル稼働。12月以降さらに数が上がる見込み。
マダイ — つる丸が好調継続 好調
大原・つる丸: 平均13.3匹 / 最大20匹(3件)
大原・長福丸: 平均3.7匹 / 最大10匹(14件)
大原・新幸丸: 平均2.6匹 / 最大7匹(14件)
つる丸が9月から3ヶ月連続で13匹前後を維持。秋の外房マダイは安定感がある。長福丸14件・新幸丸14件と出船数も多い。
スルメイカ — シーズン終盤だがまだ出船 普通
川津・不動丸: 平均20.8杯 / 最大38杯(12件)
勝浦・勝丸: 平均18.9杯 / 最大60杯(10件)
10月とほぼ同水準。勝丸の最大60杯が示す通り、当たれば大漁の日もある。11月いっぱいは狙える。
マハタ 安定
松部・信照丸: 平均2.8匹 / 最大6匹(11件)|平均サイズ3.0kg
10月の2.3匹→2.8匹と微回復。信照丸は通年で月8〜11件出船を維持しており、外房マハタの専門店としての地位を確立。
フグ 安定
大原・長福丸: 平均17.7匹 / 最大30匹(6件)
大原・敷嶋丸: 平均17.0匹 / 最大19匹(3件)
9月から3ヶ月連続で17匹前後を維持。外房のフグは秋が旬で、11月も安定。
南房総
カワハギ — 早川丸が今季最高値 好調
洲崎・早川丸: 平均24.7匹 / 最大55匹(25件)
10月の10.2匹→24.7匹と2.4倍の大爆発。最大55匹は南房カワハギの最高値。月25回出船で早川丸のフル稼働はイサキ時代に匹敵。3月イサキ→7月スルメイカ→9月カワハギと季節ごとにメインを変え、すべてで好成績を残す早川丸は千葉で最も戦略的な船宿。
アオリイカ — 南房で好調 好調
洲崎・佐衛美丸: 平均7.6杯 / 最大13杯(8件)
館山・赤沼丸: 平均5.8杯 / 最大11杯(19件)
佐衛美丸がカンパチからアオリイカにシフト。赤沼丸は月19回出船で安定。南房のアオリイカは水温が高いため、12月まで狙える可能性がある。
イサキ — 佐衛美丸がまだ出船 安定
洲崎・佐衛美丸: 平均35.5匹 / 最大50匹(6件)
3月から9ヶ月連続でイサキを出船し続ける佐衛美丸。10月の30匹→35.5匹と回復。規定数50匹到達日もまだある。千葉で最も長いイサキシーズンを記録中。
マダイ 安定
洲崎・九左衛門丸: 平均5.1匹 / 最大18匹(16件)
太夫崎・大栄丸: 平均4.6匹 / 最大11匹(12件)
洲崎・鯛丸: 平均4.2匹 / 最大6匹(9件)
洲崎・竜一丸: 平均2.5匹 / 最大5匹(13件)
九左衛門丸が10月の4.4匹→5.1匹と微増。大栄丸12件出船で安定。南房マダイは通年で安定した釣り物。
シマアジ 安定
洲崎・鯛丸: 平均3.6匹 / 最大7匹(8件)
10月の6.0匹→3.6匹と落ちたが、月8件出船で安定。冬に向けてシマアジは終盤。
銚子・九十九里
マダイ — 幸丸が今季最高22.7匹 好調
銚子・幸丸: 平均22.7匹 / 最大36匹(17件)
銚子・長五郎丸: 平均7.3匹 / 最大14匹(6件)
飯岡・三次郎丸: 平均8.3匹 / 最大17匹(15件)
飯岡・優光丸: 平均11.9匹 / 最大21匹(14件)
銚子・梅花丸: 平均4.5匹 / 最大19匹(19件)
幸丸が10月の11.4匹→22.7匹と倍増し、今年全データで断トツの最高値。最大36匹は圧巻。月17回出船でヒラメ(10.8枚)との二本立て。優光丸も11.9匹と好調で、銚子のマダイは11月が年間ピーク。
ヒラメ — 幸丸が6ヶ月連続9枚以上 好調
銚子・幸丸: 平均10.8枚 / 最大15枚(17件)
銚子・長五郎丸: 平均8.8枚 / 最大14枚(5件)
銚子・家田丸: 平均7.1枚 / 最大9枚(12件)
飯岡・隆正丸: 平均7.7枚 / 最大16枚(23件)
飯岡・三次郎丸: 平均7.6枚 / 最大13枚(13件)
飯岡・優光丸: 平均7.2枚 / 最大13枚(14件)
幸丸が10.8枚で6月から6ヶ月連続9枚以上を達成。全船宿で7枚以上と好調が全域に波及。隆正丸の最大16枚は飯岡の今季最高値。6船宿84件出船と銚子・九十九里のヒラメは11月も千葉の主力。
ハナダイ — 秋の最盛期 好調
飯岡・隆正丸: 平均45.2匹 / 最大50匹(22件)|平均サイズ39.9cm
片貝・洋一丸: 平均40.0匹 / 最大50匹(6件)
外川・大盛丸: 平均34.3匹 / 最大49匹(4件)
銚子・太幸丸: 平均12.2匹 / 最大30匹(11件)
隆正丸が月22回出船・平均45.2匹とハナダイの最盛期。規定数50匹に多数到達。39.9cmの良型は刺身で最高。9月から3ヶ月連続の好調で、秋のコマセハナダイは九十九里の看板ターゲット。

10月→11月の変化まとめ

項目10月11月変化
カワハギ(金谷)光進丸 18.3匹光進丸 35.6匹▲95%最盛期
カワハギ(洲崎)早川丸 10.2匹早川丸 24.7匹▲142%最高値
マダイ(銚子)幸丸 11.4匹幸丸 22.7匹▲99%今季最高
アジ(長浦)こなや丸 118.2匹こなや丸 178.1匹▲51%復活
タチウオ(湾奥)吉久 33.0本吉久 12.6本▼62%終盤
ヒラメ(外房)明広丸 2.8枚春栄丸 4.8枚冬シーズン開幕
クロダイ(内房)勝山かかり 3.0匹勝山かかり 9.3匹▲210%好調

次の釣行に向けて — 11月の判断マトリックス

11月は秋の釣り物が最高潮。カワハギかアジかマダイか、好みで選べる贅沢な月。

今月の一番
金谷 → カワハギ(光進丸 35.6匹・最大57匹)
今季最高値。肝パンのカワハギは11月が年間最高の味覚。7船宿91件出船と選択肢も豊富。
数を釣りたい
長浦 → LTアジ(こなや丸 178匹・最大344匹)
今年全データ最高値を更新。344匹は異次元。月17回出船で安定感もある。
マダイで勝負
銚子 → 幸丸(22.7匹・最大36匹)
今年全データ最高値。ヒラメ10.8枚も同時に狙える。幸丸は千葉で最も信頼できるマルチ船宿。
高級魚
勝山 → クロムツ(萬栄丸 30.8匹)or ヤリイカ(新盛丸 29杯)
クロムツは7ヶ月連続25匹以上の安定感。ヤリイカは冬シーズンに向けて上昇中。
冬の先取り
大原 → ヒラメ(春栄丸 4.8枚/18件)
冬のヒラメシーズンが開幕。6船宿77件出船で12月以降さらに上昇する見込み。
都心から手軽に
浦安 → アジ(吉野屋 124匹)or カワハギ(21.7匹)
吉野屋はアジ三桁+カワハギ21匹の二本立て。シロギス93匹もまだ健在。

データについて

本レポートは2025年11月1日〜30日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。