Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年10月

クロムツ今季最高40.7匹、カワハギ全域本格化、吉野屋アジ303匹

303匹 アジ(浦安)
56匹 クロムツ(勝山)
62匹 カワハギ(浦安)
50kg キハダ(勝山)

2025年10月 — 秋本番、全方位が好調

10月の千葉船釣りは「秋本番」の名にふさわしく、あらゆるターゲットが最高潮に達した月だった。

最大のサプライズは吉野屋(浦安)のアジ最大303匹。平均121匹・月24回出船と、湾奥のアジが内房を上回る異例の展開。秋の荒食いが内房だけでなく湾奥にも波及した。

萬栄丸(勝山)のクロムツが今季最高値の平均40.7匹・最大56匹を記録。5月の登場から6ヶ月、10月にピークを迎えた。同じ萬栄丸はキハダマグロで月26回出船・平均サイズ44.8kgと大型回遊を追い続けている。

カワハギが千葉全域で本格シーズンに突入。吉野屋22件・光進丸24件・萬栄丸21件と、内房から湾奥まで主力ターゲットに定着した。ヤリイカも内房で早期開幕し、冬への移行が始まっている。

以下、エリアごとに2025年10月1日〜31日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
アジ金谷140.126515件
アジ浦安121.030324件
クロムツ勝山40.75615件
カワハギ浦安25.66222件
マダイ竹岡13.42617件

エリア別レポート

内房
クロムツ — 今季最高値 好調
勝山・萬栄丸: 平均40.7匹 / 最大56匹(15件)|平均サイズ43.9cm
5月の37.6匹を超えて今季最高値の40.7匹。最大56匹も今季ベスト。5月のデビューから6ヶ月、10月にピークを迎えた。月15回出船で萬栄丸の稼ぎ頭。43.9cmの良型が40匹以上、市場価格を考えると驚異的なコスパ。
アジ — 引き続き三桁 好調
金谷・勘次郎丸: 平均140.1匹 / 最大265匹(15件)|平均サイズ36.4cm
長浦・こなや丸: 平均118.2匹 / 最大179匹(12件)
金谷・光進丸: 平均87.5匹 / 最大183匹(24件)|平均サイズ38cm
9月の200匹からは落ちたが、勘次郎丸140匹・こなや丸118匹と依然三桁を維持。光進丸はアジ24件+カワハギ24件で月48回出船というフル稼働。秋のアジは10月いっぱいは三桁が期待できる。
カワハギ — 内房で本格化 好調
竹岡・彦次郎丸: 平均21.5匹 / 最大34匹(11件)
金谷・光進丸: 平均18.3匹 / 最大38匹(24件)
勝山・萬栄丸: 平均14.1匹 / 最大26匹(21件)
富津・ひらの丸: 平均13.7匹 / 最大25匹(9件)
4船宿65件出船でカワハギが内房の秋の主役に。彦次郎丸が平均21.5匹でトップ、光進丸は24件出船と最多。9月の12〜13匹→10月18〜21匹と全船宿で上昇。肝が肥大する秋カワハギは食味の王様。
タチウオ — まだ高水準 安定
富津・ひらの丸: 平均32.5本 / 最大60本(22件)
富津・浜新丸: 平均28.8本 / 最大47本(16件)
金谷・フィッシュオン大勝: 平均16.1本 / 最大32本(7件)
こなや丸のデータがないが、ひらの丸22件・浜新丸16件と依然出船数は多い。9月の35.8本→32.5本と微減だが30本台は維持。冬に向けてシーズン終盤に入りつつある。
ヤリイカ — 早期開幕 シーズンイン
勝山・新盛丸: 平均31.7杯 / 最大32杯(3件)
勝山・萬栄丸: 平均18.3杯 / 最大32杯(9件)
勝山・利八丸: 平均17.0杯 / 最大24杯(4件)
4月以来のヤリイカが内房で再開。冬のヤリイカシーズンへの移行が始まった。新盛丸はキハダ→ヤリイカに一部シフト。萬栄丸は9件出船でクロムツ・カワハギ・ヤリイカの三方面作戦。
マダイ 好調
竹岡・豊国丸: 平均13.4匹 / 最大26匹(17件)
勝山・共栄丸: 平均4.4匹 / 最大6匹(10件)
豊国丸が9月の10.1匹→13.4匹と上昇。年間を通じて安定している豊国丸のマダイは、10月に再びピークに達した。月17回出船も健在。
アオリイカ — 秋イカ全盛 好調
上総湊・さえむ丸: 平均6.9杯 / 最大20杯(21件)
勝山・共栄丸: 平均6.1杯 / 最大11杯(11件)
勝山かかり釣りセンター: 平均5.7杯 / 最大8杯(6件)
3船宿38件出船で秋のアオリイカが全盛。さえむ丸の最大20杯は今季ベスト。秋は新子が数で出る時期で、サイズは小さいが数釣りが楽しめる。
キハダマグロ — 大型回遊 安定
勝山・新盛丸: 平均3.4匹 / 最大6匹(24件)|平均サイズ50kg
勝山・萬栄丸: 平均1.8匹 / 最大4匹(26件)|平均サイズ44.8kg
新盛丸24件・萬栄丸26件と合計50件出船。平均サイズ44〜50kgの大型が回遊しており、1匹の重量インパクトは千葉の釣り物で最大。数は少ないが、ヒットすれば一生の思い出になる。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
アジ — 吉野屋が三桁・最大303匹 好調
浦安・吉野屋: 平均121.0匹 / 最大303匹(24件)
江戸川放水路・林遊船: 平均60.3匹 / 最大106匹(15件)
吉野屋が9月の85.5匹→121.0匹と大幅上昇し、湾奥初の平均三桁到達。最大303匹は湾奥の今季全データ最高値。月24回出船で安定感もある。秋の荒食いが内房だけでなく湾奥にも波及した。
カワハギ — 吉野屋が本格化 好調
浦安・吉野屋: 平均25.6匹 / 最大62匹(22件)
浦安・岩田屋: 平均12.3匹 / 最大19匹(3件)
吉野屋が9月の17.6匹→25.6匹と大幅上昇。最大62匹は驚異的な数字。月22回出船で完全にメインターゲット。岩田屋もカワハギ船を開始した。
タチウオ — 安定継続 安定
浦安・吉久: 平均33.0本 / 最大50本(24件)
浦安・吉野屋: 平均26.2本 / 最大45本(24件)
浦安・岩田屋: 平均23.7本 / 最大33本(7件)
9月とほぼ同水準で安定。吉久・吉野屋ともに月24回出船でほぼ毎日。3船宿55件出船と湾奥のタチウオは10月も主力。
サワラ — 本格シーズン 好調
浦安・吉久: 平均5.0匹 / 最大18匹(23件)|平均サイズ88cm
江戸川放水路・林遊船: 平均4.3匹 / 最大12匹(29件)
吉久が9月の3.8匹→5.0匹、林遊船が2.2匹→4.3匹と上昇。林遊船29件出船は月間最多クラス。88cmのサワラは刺身・炙りで最高級。秋の東京湾名物が最盛期に。
シロギス — まだ好調 安定
浦安・吉野屋: 平均89.3匹 / 最大116匹(8件)
9月の109匹→89.3匹と下降傾向だが、出船数も18→8件に減った。カワハギ・アジに出船枠を取られた形で、シロギス自体の活性は悪くない。
フグ 安定
浦安・吉野屋: 平均21.4匹 / 最大30匹(20件)
9月の24.3匹→21.4匹と微減だが月20回出船で安定。秋のフグは10月いっぱい好調が続く。
アカメフグ — 新登場 シーズンイン
浦安・吉久: 平均7.1匹 / 最大14匹(15件)
浦安・吉野屋: 平均7.7匹 / 最大12匹(3件)
ショウサイフグとは別のターゲットとして吉久が月15回出船で参入。アカメフグは白子が絶品で、冬に向けて需要が高まるターゲット。
ハゼ — 秋の風物詩 シーズンイン
浦安・吉野屋: 平均126.3匹 / 最大164匹(7件)
吉野屋がハゼ船を開始。平均126匹・最大164匹と束釣りが当たり前。秋のハゼは天ぷらの定番で、初心者から上級者まで楽しめる。
外房
マハタ — 秋の好シーズン 好調
大原・春栄丸: 平均4.3匹 / 最大6匹(7件)
大原・臼井丸: 平均4.0匹 / 最大5匹(3件)|平均サイズ3.1kg
勝浦・大吉丸: 平均3.0匹 / 最大3匹(4件)
松部・信照丸: 平均2.3匹 / 最大4匹(8件)
春栄丸が5月以来の4匹台に回復。臼井丸の平均3.1kgは秋らしい良型。4船宿22件出船でマハタが外房の秋の主力に復活。
フグ — 秋フグ好調 安定
大原・敷嶋丸: 平均18.3匹 / 最大31匹(3件)
大原・長福丸: 平均17.9匹 / 最大39匹(10件)
9月の17〜22匹水準を維持。長福丸が10件出船でフグの主力を担う。外房の秋フグは11月まで続く。
マダイ 好調
大原・つる丸: 平均12.7匹 / 最大15匹(3件)
大原・長福丸: 平均5.4匹 / 最大14匹(9件)
大原・新幸丸: 平均3.7匹 / 最大6匹(10件)
つる丸は9月の14.4匹→12.7匹と微減だが高水準継続。長福丸・新幸丸もマダイに注力しており、外房の秋はマダイが復活。
ヒラメ — 冬シーズンの先駆け 回復
岩和田・明広丸: 平均2.8枚 / 最大7枚(13件)
大原・春栄丸: 平均3.0枚 / 最大3枚(4件)
大原・大吉丸: 平均3.0枚 / 最大8枚(4件)
夏に2枚まで落ちた外房ヒラメが微回復。明広丸13件出船と冬に向けた準備が始まっている。11月以降の本格シーズンへの布石。
スルメイカ — シーズン終盤 下降
川津・鈴丸: 平均19.6杯 / 最大30杯(5件)
川津・不動丸: 平均15.2杯 / 最大23杯(9件)
9月の25杯→15〜20杯と下降。出船数も減っており、スルメイカは10月でシーズン終了に向かう。
南房総
カワハギ — 早川丸がフル稼働 好調
洲崎・早川丸: 平均10.2匹 / 最大17匹(22件)
9月の9.2匹→10.2匹と上昇。月22回出船はイサキ時代の24件に匹敵するフル稼働。洲崎のカワハギは11月にピークを迎える。
スルメイカ 安定
洲崎・早川丸: 平均27.3杯 / 最大62杯(13件)
9月の22.2杯→27.3杯と上昇。最大62杯は今季の早川丸ベスト。カワハギ22件+スルメイカ13件で月35件出船。
カンパチ — 佐衛美丸の秋ターゲット 好調
洲崎・佐衛美丸: 平均7.2匹 / 最大19匹(12件)|平均サイズ48.8cm
イサキからカンパチに完全シフト。48.8cmの良型が平均7匹。最大19匹は爆発日。佐衛美丸は季節ごとにメインを変えるのが見事。
イサキ — まだ健在 安定
洲崎・佐衛美丸: 平均30.0匹 / 最大40匹(10件)
9月の34.4匹→30.0匹と微減だが、3月から8ヶ月連続の出船データがある。佐衛美丸はカンパチ+イサキの二本立てで月22件出船。
マダイ 安定
洲崎・九左衛門丸: 平均4.4匹 / 最大10匹(9件)
洲崎・鯛丸: 平均2.4匹 / 最大5匹(5件)
九左衛門丸は9月の7.1匹→4.4匹と落ちたが9件出船で安定。南房のマダイは通年で狙えるターゲット。
シマアジ 安定
洲崎・鯛丸: 平均6.0匹 / 最大13匹(8件)
鯛丸が月8件出船で安定供給。最大13匹は南房シマアジの好水準。
銚子・九十九里
マダイ — 秋の好調 好調
銚子・幸丸: 平均11.4匹 / 最大24匹(18件)|平均サイズ3.5kg
飯岡・優光丸: 平均11.3匹 / 最大21匹(13件)
飯岡・三次郎丸: 平均10.1匹 / 最大22匹(8件)
銚子・梅花丸: 平均4.0匹 / 最大12匹(11件)
幸丸が平均11.4匹・月18回出船で秋マダイの好水準。平均サイズ3.5kgと型も良い。優光丸・三次郎丸も10匹超えで、銚子・九十九里のマダイは10月がベストシーズン。
ヒラメ — 安定継続 好調
銚子・幸丸: 平均9.9枚 / 最大15枚(18件)
飯岡・隆正丸: 平均7.4枚 / 最大11枚(14件)
飯岡・三次郎丸: 平均6.4枚 / 最大10枚(9件)
飯岡・優光丸: 平均5.2枚 / 最大8枚(6件)
幸丸が6月から5ヶ月連続で9枚以上を維持する驚異的な安定感。月18回出船はマダイと並行。隆正丸・三次郎丸も好調で、銚子のヒラメは10月も健在。
ハナダイ・イサキ 好調
飯岡・隆正丸 ハナダイ: 平均40.6匹 / 最大50匹(12件)
飯岡・隆正丸 イサキ: 平均39.3匹 / 最大60匹(9件)
ハナダイ・イサキともに40匹前後で安定。隆正丸がコマセ釣りで月21件出船。秋のコマセは数が出る時期。
カツオ 安定
銚子・幸丸: 平均8.3匹 / 最大20匹(6件)|平均サイズ4.3kg
幸丸が10月もカツオを追う。4.3kgの戻りガツオは脂の乗りが最高。ヒラメ・マダイ・カツオの三方面作戦。

9月→10月の変化まとめ

項目9月10月変化
クロムツ(勝山)萬栄丸 25.4匹萬栄丸 40.7匹▲60%今季最高
アジ(浦安)吉野屋 85.5匹吉野屋 121.0匹三桁突入
カワハギ(内房)光進丸 12.5匹彦次郎丸 21.5匹▲72%本格化
カワハギ(浦安)吉野屋 17.6匹吉野屋 25.6匹▲45%好調
ヤリイカ(内房)データなし新盛丸 31.7杯シーズンイン
サワラ(湾奥)吉久 3.8匹吉久 5.0匹▲32%本格化
アジ(金谷)勘次郎丸 200.3匹勘次郎丸 140.1匹▼30%だが三桁

次の釣行に向けて — 10月の判断マトリックス

10月は秋物が全方位で好調。何を選んでも外れない月。

高級魚で勝負
勝山 → クロムツ(萬栄丸 40.7匹・43.9cm)
今季最高値。5月から6ヶ月のピーク。市場価格を考えると千葉で最もコスパの良い高級魚。
数を釣りたい
浦安 → アジ(吉野屋 121匹・最大303匹)
湾奥初の平均三桁。都心から近くて303匹の爆発力。月24回出船の安定感。
秋の味覚
竹岡 or 浦安 → カワハギ(彦次郎丸21匹/吉野屋25匹)
秋の肝パンカワハギが最盛期。内房4船宿65件+湾奥22件と選択肢が豊富。
青物・回遊魚
浦安 → サワラ(吉久 5匹・88cm)
吉久23件+林遊船29件=52件出船の最盛期。88cmの大型サワラは炙り刺身で至高。
マダイが好き
銚子 → 幸丸(11.4匹・3.5kg・18件)
秋のマダイは型が良い。幸丸はヒラメ9.9枚も狙えるマルチプレイヤー。
大物一発
勝山 → キハダ(新盛丸 50kg級・24件)
50kgのキハダマグロは一生の思い出。新盛丸24件+萬栄丸26件=50件出船で本気の追い込み。

データについて

本レポートは2025年10月1日〜31日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。