Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年9月

LTアジ200匹超え・最大330匹。カワハギ開幕、サワラ・ワラサ新登場

330匹 アジ(金谷)
134匹 ビシアジ(上総湊)
67本 タチウオ(長浦)
61匹 フグ(富津)

2025年9月 — 秋の千葉が始まった

9月の千葉船釣りは「秋物の大量登場」と「夏物の最高潮」が同時に起きた、年間で最も釣り物が多彩な月だった。

最大のインパクトは、LTアジの異次元の数字。勘次郎丸(金谷)が平均200.3匹・最大330匹と、今季全データで断トツの最高値を記録。光進丸143.9匹、こなや丸142.7匹と、内房のアジ船が軒並み今季ベストを更新した。秋の荒食いが本格化し、8月の118匹すら超えた。

秋の新ターゲットも一気に登場した。カワハギが内房の光進丸(21件出船・平均12.5匹)と南房の早川丸(19件出船・平均9.2匹)で開幕。サワラが湾奥の吉久(22件出船)と林遊船(21件出船)で本格シーズンイン。ワラサが内房の新盛丸(13件出船・平均18.6匹)で爆発。一方でフグも全域で好調、ハナダイが九十九里で復活と、冬物の先駆けも見える月だった。

以下、エリアごとに2025年9月1日〜30日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
アジ金谷200.333015件
ビシアジ上総湊116.21345件
シロギス浦安109.318618件
ハナダイ飯岡41.55012件
タチウオ長浦40.46714件

エリア別レポート

内房
アジ — 200匹超えの異次元 好調
金谷・勘次郎丸: 平均200.3匹 / 最大330匹(15件)|平均サイズ36.3cm
金谷・光進丸: 平均143.9匹 / 最大221匹(24件)|平均サイズ39cm
長浦・こなや丸: 平均142.7匹 / 最大218匹(6件)
金谷・フィッシュオン大勝: 平均43.7匹 / 最大72匹(19件)
勘次郎丸の平均200.3匹・最大330匹は今年全データで断トツの最高値。8月の98.2匹→200.3匹と倍増。光進丸は月24回出船で143.9匹、こなや丸も142.7匹と全船が今季ベスト。秋の荒食いが内房アジに異次元の数字をもたらした。
タチウオ — 高水準継続 好調
長浦・こなや丸: 平均40.4本 / 最大67本(14件)
富津・ひらの丸: 平均35.8本 / 最大49本(24件)|平均サイズ112.8cm
富津・浜新丸: 平均25.6本 / 最大36本(9件)
金谷・フィッシュオン大勝: 平均13.9本 / 最大30本(8件)
8月の44.6本→40.4本と微減だが、依然として40本台の高水準。ひらの丸は月24回出船で完全にメイン。4船宿55件出船と、タチウオは9月も千葉の看板ターゲット。
ワラサ — 新盛丸が爆発 シーズンイン
勝山・新盛丸: 平均18.6匹 / 最大33匹(13件)
キハダマグロからワラサに主力シフト。平均18.6匹・最大33匹と圧倒的な数字。9月に入って回遊が活発化し、新盛丸は月13回出船で集中的に狙っている。
カワハギ — 秋シーズン開幕 シーズンイン
竹岡・彦次郎丸: 平均13.6匹 / 最大24匹(5件)
金谷・光進丸: 平均12.5匹 / 最大22匹(21件)
光進丸が月21回出船でカワハギに本格参入。アジとカワハギの二本立てで月45回出船はフル稼働。彦次郎丸の最大24匹はカワハギファンにはたまらない数字。
ビシアジ — 三桁突入 好調
上総湊・さえむ丸: 平均116.2匹 / 最大134匹(5件)|平均サイズ33.6cm
8月の59.7匹→116.2匹と倍増して三桁突入。最大134匹は今季ビシアジ最高値。LTアジの200匹に隠れがちだが、ビシアジも異次元の数字。
フグ — 浜新丸が驚異の61匹 好調
富津・浜新丸: 平均36.6匹 / 最大61匹(7件)
浜新丸がショウサイフグで平均36.6匹・最大61匹の驚異的な数字。タチウオとフグの二本立てで月16回出船。内房のフグは9月が旬。
クロムツ 安定
勝山・萬栄丸: 平均25.4匹 / 最大50匹(13件)|平均サイズ45.4cm
8月の30.8匹→25.4匹と微減だが、平均サイズが43.3→45.4cmと大型化。5月から5ヶ月連続で25匹以上を維持しており、萬栄丸の看板ターゲットとしての地位は揺るがない。
アオリイカ — さえむ丸が好調 好調
上総湊・さえむ丸: 平均8.1杯 / 最大13杯(14件)
8月の3.1杯→8.1杯と大幅上昇。秋のアオリイカが本格化し、月14回出船で集中的に狙っている。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
タチウオ — 安定の30本台 好調
浦安・吉久: 平均33.0本 / 最大50本(24件)|平均サイズ114.5cm
浦安・岩田屋: 平均26.4本 / 最大50本(8件)
浦安・吉野屋: 平均24.8本 / 最大43本(21件)
吉久は月24回出船でほぼ毎日タチウオ。8月の37.1本→33本と微減だが安定圏。岩田屋が8件出船で本格参入し、湾奥3船宿53件出船と層が厚い。
サワラ — 秋の新主役 シーズンイン
浦安・吉久: 平均3.8匹 / 最大11匹(22件)
江戸川放水路・林遊船: 平均2.2匹 / 最大6匹(21件)
吉久22件・林遊船21件と2船宿で43件出船。数は少ないが90cm級の大型サワラが狙える。秋の東京湾名物ターゲットが開幕した。
シロギス — まだ三桁 好調
浦安・吉野屋: 平均109.3匹 / 最大186匹(18件)
8月の118.6匹→109.3匹と微減だが三桁を維持。6月から4ヶ月連続の三桁は吉野屋シロギスの底力。秋まで続くロングシーズン。
フグ — 吉野屋が絶好調 好調
浦安・吉野屋: 平均24.3匹 / 最大30匹(21件)
8月の9.3匹→24.3匹と2.5倍に跳ね上がった。月21回出船で完全にメインターゲット化。秋のショウサイフグは数が出る時期で、9月がピーク。
カワハギ — 吉野屋が開幕 シーズンイン
浦安・吉野屋: 平均17.6匹 / 最大70匹(17件)
8月の7.6匹→17.6匹と倍増。月17回出船で本格参入。最大70匹は驚異的だが、日ムラが大きいのもカワハギの特徴。秋のカワハギは肝が肥大して食味が最高潮に達する。
アジ 好調
浦安・吉野屋: 平均85.5匹 / 最大140匹(20件)
江戸川放水路・林遊船: 平均56.8匹 / 最大107匹(22件)
吉野屋が59.8→85.5匹と大幅回復。林遊船も69→56.8匹と安定。内房ほどの爆発はないが、湾奥のアジは安定して50〜80匹が期待できる。
外房
フグ — 敷嶋丸・長福丸の二枚看板 好調
大原・長福丸: 平均21.9匹 / 最大54匹(11件)
大原・敷嶋丸: 平均17.5匹 / 最大54匹(23件)
長福丸がフグに本格参入し、2船宿34件出船の体制に。最大54匹は両船宿で同値。外房のフグは秋が本番で、9月から11月がベストシーズン。
マダイ — つる丸が爆発 好調
大原・つる丸: 平均14.4匹 / 最大22匹(8件)
御宿・秀丸: 平均6.6匹 / 最大15匹(5件)
大原・臼井丸: 平均6.0匹 / 最大8匹(3件)
つる丸が8月の8.2匹→14.4匹と大幅上昇。外房マダイの今季最高値で、秋のマダイが本格化した証拠。6船宿37件出船と外房全体がマダイにシフトしている。
スルメイカ — シーズン後半 普通
岩和田・明広丸: 平均25.1杯 / 最大38杯(14件)
勝浦・勝丸: 平均19.2杯 / 最大33杯(13件)
川津・不動丸: 平均17.6杯 / 最大30杯(13件)
8月とほぼ同水準で安定。明広丸が平均25杯でトップ。4船宿43件出船とまだ好調だが、10月以降は減少に向かう。
イサキ — 秋イサキ 安定
大原・春栄丸: 平均22.4匹 / 最大30匹(7件)
大原・長福丸: 平均16.1匹 / 最大40匹(7件)
8月の18〜16匹からやや回復。春の50匹台からは大きく落ちているが、秋イサキは脂が乗って食味は最高。
南房総
カワハギ — 早川丸が主力シフト シーズンイン
洲崎・早川丸: 平均9.2匹 / 最大15匹(19件)
イサキ→スルメイカと季節ごとにメインを変えてきた早川丸が、9月はカワハギに完全シフト。月19回出船は早川丸の看板ターゲット化を示す。洲崎のカワハギは10月以降がピーク。
イサキ — 佐衛美丸がまだ好調 安定
洲崎・佐衛美丸: 平均34.4匹 / 最大50匹(8件)
8月の49匹→34.4匹と落ちたが、規定数50匹到達日はまだある。3月から7ヶ月連続でイサキを出船し続ける佐衛美丸の安定感は驚異的。
マダイ — 秋の南房が好調 好調
布良・松栄丸: 平均7.7匹 / 最大16匹(3件)
洲崎・九左衛門丸: 平均7.1匹 / 最大13匹(11件)
洲崎・鯛丸: 平均6.4匹 / 最大20匹(14件)
鯛丸が月14回出船・最大20匹と南房マダイの主力。九左衛門丸も11件で安定。秋のマダイは型が戻り始める時期で、3船宿28件出船。
アカハタ 安定
布良・松栄丸: 平均7.7匹 / 最大8匹(20件)
8月の8.0匹→7.7匹と微減。月20回出船でほぼ毎日。7月から4ヶ月連続で8匹前後の安定は規定数到達の可能性を示唆。
スルメイカ 安定
洲崎・早川丸: 平均22.2杯 / 最大36杯(10件)
早川丸はカワハギ19件・スルメイカ10件の二本立て。8月の35.2杯→22.2杯と落ちたが、まだシーズン中。
銚子・九十九里
ハナダイ — 秋の復活 好調
飯岡・隆正丸: 平均41.5匹 / 最大50匹(12件)
春の25〜42匹水準に戻った。秋のハナダイは脂の乗りが良く、コマセ釣りの定番ターゲット。隆正丸が月12回出船で安定供給。
イサキ — 隆正丸で復活 安定
飯岡・隆正丸: 平均37.3匹 / 最大60匹(13件)
夏に一度落ちたイサキが秋に復活。最大60匹は規定数超え。九十九里のイサキは秋にもう一度ピークがくる。
ヒラメ — 安定継続 安定
銚子・幸丸: 平均8.8枚 / 最大15枚(12件)
飯岡・隆正丸: 平均7.9枚 / 最大12枚(16件)
外川・大盛丸: 平均6.6枚 / 最大10枚(10件)
飯岡・三次郎丸: 平均4.6枚 / 最大8枚(10件)
幸丸が8.8枚と8月の9.8枚からやや落ちたが依然好調。6月から4ヶ月連続の高水準。4船宿48件出船と銚子・九十九里のヒラメは秋も主力。
マダイ 好調
飯岡・三次郎丸: 平均8.1匹 / 最大20匹(12件)
飯岡・優光丸: 平均7.5匹 / 最大11匹(8件)
三次郎丸が5月以来の好水準に回復。秋のマダイは全域で上向いており、銚子も例外ではない。

8月→9月の変化まとめ

項目8月9月変化
アジ(金谷)勘次郎丸 98.2匹勘次郎丸 200.3匹▲104%異次元
カワハギ(内房)データ少光進丸 12.5匹/21件シーズンイン
サワラ(湾奥)データなし吉久 3.8匹/22件新登場
ワラサ(内房)データ少新盛丸 18.6匹/13件新登場
フグ(浦安)吉野屋 9.3匹吉野屋 24.3匹▲161%
ハナダイ(九十九里)データなし隆正丸 41.5匹/12件秋の復活
マダイ(外房)つる丸 8.2匹つる丸 14.4匹▲76%好調

次の釣行に向けて — 9月の判断マトリックス

9月は夏と秋が交差する最も選択肢が多い月。何を優先するかで行き先が決まる。

とにかく数が欲しい
金谷 → LTアジ(勘次郎丸 200匹・最大330匹)
今季全データ最高値。秋の荒食いで異次元の数字。光進丸143匹、こなや丸142匹もベスト更新。
秋の新物を楽しむ
金谷 → カワハギ(光進丸 12.5匹/21件)
秋のカワハギは肝パン。光進丸21件出船で安定。吉野屋も17件で参入。10月以降がピーク。
タチウオはまだ間に合う?
長浦 or 浦安 → タチウオ(40本/33本)
ピークの8月からやや落ちたが依然30〜40本台。こなや丸14件・吉久24件と出船数は健在。まだ十分間に合う。
青物が好き
勝山 → ワラサ(新盛丸 18.6匹・最大33匹)
秋の回遊青物。新盛丸13件出船で集中投入。33匹の爆発力は内房最強。
フグで楽しみたい
富津 → フグ(浜新丸 36.6匹・最大61匹)
ショウサイフグの好シーズン。浜新丸の61匹は今季全データ最高値。吉野屋24匹も好調。
高級魚を狙う
勝山 → クロムツ(萬栄丸 25匹・45.4cm)
5ヶ月連続25匹以上。型が45cmに大型化。市場価格を考えると9月のコスパ最強ターゲット。

データについて

本レポートは2025年9月1日〜30日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。