Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年8月

LTアジ三桁復活、タチウオ最大106本で今季新記録

106本 タチウオ(長浦)
221匹 アジ(金谷)
118匹 シロギス(浦安)
90杯 スルメイカ(外房)

2025年8月 — すべてが最高潮に達した月

8月の千葉船釣りは「記録更新ラッシュ」の月だった。タチウオ、アジ、シロギス、ヒラメ ——主要ターゲットの複数が今季最高値を記録し、千葉の夏釣りが頂点に達した。

最大のインパクトは、こなや丸(長浦)のタチウオ最大106本。7月の74本をさらに上回り、今年初の三桁到達。平均44.6本・月21回出船と、8月のこなや丸はタチウオに完全に振り切った。ひらの丸(富津)も平均39.6本・最大61本で月24回出船と、内房全体がタチウオフィーバーだった。

LTアジも三桁に復活。5月に79.9匹まで落ちたこなや丸が118.1匹に跳ね返り、光進丸も114.8匹と揃って三桁に。勘次郎丸も98.2匹で三桁目前。夏の高水温でアジの活性が最高潮に達した。

シロギスは吉野屋が118.6匹と7月の104.5匹からさらに上昇。カマスが内房で新登場し、夏ビラメは銚子で平均9.8枚を維持。マダコは湾奥で半減するも、まだシーズン中。

以下、エリアごとに2025年8月1日〜31日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
シロギス浦安118.618717件
アジ長浦118.12129件
アジ金谷114.817519件
ビシアジ上総湊59.79015件
タチウオ長浦44.610621件

エリア別レポート

内房
タチウオ — 最大106本、三桁到達 好調
長浦・こなや丸: 平均44.6本 / 最大106本(21件)
富津・ひらの丸: 平均39.6本 / 最大61本(24件)|平均サイズ114.4cm
富津・浜新丸: 平均34.0本 / 最大51本(8件)
金谷・フィッシュオン大勝: 平均13.9本 / 最大21本(9件)
こなや丸が7月の37.5本→44.6本とさらに上昇し、最大106本で今年初の三桁到達。ひらの丸も37.1→39.6本と月24回出船でメインターゲットに完全固定。4船宿62出船と内房全域がタチウオに沸いた。フィッシュオン大勝も9件参入し、タチウオの裾野が広がっている。
アジ — 三桁に復活 好調
長浦・こなや丸: 平均118.1匹 / 最大212匹(9件)
金谷・光進丸: 平均114.8匹 / 最大175匹(19件)|平均サイズ38cm
金谷・勘次郎丸: 平均98.2匹 / 最大221匹(15件)|平均サイズ39.1cm
こなや丸が5月の79.9匹→8月118.1匹と三桁に完全復活。光進丸も初の三桁(114.8匹)で月19回出船。勘次郎丸の最大221匹は今季全データの最高値。夏の高水温で活性が最大に達した。
スルメイカ 好調
勝山・萬栄丸: 平均36.6杯 / 最大61杯(20件)|平均サイズ41.8cm
勝山・庄幸丸: 平均27.8杯 / 最大42杯(13件)
勝山・利八丸: 平均27.1杯 / 最大51杯(19件)
萬栄丸が7月の30.4杯→36.6杯に回復。庄幸丸が新たにスルメイカ船を開始し、3船宿52件出船と勝山全体がスルメイカの拠点に。利八丸は月19回出船とイサキからスルメイカに完全移行。
クロムツ 安定
勝山・萬栄丸: 平均30.8匹 / 最大47匹(10件)|平均サイズ43.3cm
7月の36.5匹→30.8匹と微減だが安定圏内。5月から4ヶ月連続で30匹前後を維持しており、萬栄丸の看板ターゲットとして定着。
ビシアジ 好調
上総湊・さえむ丸: 平均59.7匹 / 最大90匹(15件)|平均サイズ38.1cm
7月の41.4匹→59.7匹と大幅回復。今季最高値で、LTアジの三桁と合わせてアジ系がすべて好調の月。
カマス — 夏の新ターゲット シーズンイン
金谷・勘次郎丸: 平均32.3匹 / 最大60匹(7件)|平均サイズ38.9cm
上総湊・さえむ丸: 平均27.0匹 / 最大44匹(4件)
金谷・光進丸: 平均21.3匹 / 最大41匹(3件)
8月に新登場。勘次郎丸が最大60匹と爆発力がある。38.9cmの良型カマスは干物・塩焼きで絶品。内房の夏〜秋の新定番になりそうな魚種。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
タチウオ — 高水準を維持 好調
浦安・吉久: 平均37.1本 / 最大50本(20件)|平均サイズ116.8cm
浦安・吉野屋: 平均27.4本 / 最大45本(20件)
浦安・岩田屋: 平均26.3本 / 最大33本(4件)
吉久は7月の36本→37.1本とほぼ横ばいで安定。平均サイズ116.8cmと大型が混じる。吉野屋・岩田屋と合わせて湾奥3船宿がタチウオに出船し、月44件の出船データ。
シロギス — 今季最高値 好調
浦安・吉野屋: 平均118.6匹 / 最大187匹(17件)
江戸川放水路・林遊船: 平均70.5匹 / 最大124匹(8件)
吉野屋が7月の104.5匹→118.6匹で今季最高値を更新。平均118匹はほぼ束釣りが確定する水準。林遊船も70匹台で安定。8月のシロギスが年間のピーク。
アジ 安定
江戸川放水路・林遊船: 平均69.0匹 / 最大121匹(13件)
浦安・吉野屋: 平均59.8匹 / 最大125匹(20件)
林遊船が7月の29.7匹→69.0匹と大幅回復。吉野屋は横ばいで安定。湾奥のアジは年間を通じて50〜80匹で安定している。
マダコ — シーズン終盤 下降
浦安・吉久: 平均11.2匹 / 最大20匹(20件)
浦安・吉野屋: 平均9.1匹 / 最大13匹(19件)
浦安・岩田屋: 平均6.6匹 / 最大9匹(7件)
7月の16〜17匹→8月11〜9匹と全船宿で下降。吉久はまだ20匹到達日があるが、平均は明確に落ちた。マダコは6〜7月がピークで、8月はシーズン終盤。
外房
スルメイカ — 不動丸が最大90杯 好調
川津・鈴丸: 平均40.0杯 / 最大71杯(6件)
川津・不動丸: 平均25.1杯 / 最大90杯(19件)|平均サイズ45cm
勝浦・勝丸: 平均21.2杯 / 最大50杯(13件)
岩和田・明広丸: 平均20.8杯 / 最大30杯(13件)
不動丸の最大90杯は外房のスルメイカ今季最高値。4船宿51件出船と7月とほぼ同水準。サイズ45cmは大型で、干物・煮物に最適。
イサキ — シーズン後半 普通
大原・春栄丸: 平均18.8匹 / 最大30匹(8件)
大原・長福丸: 平均16.4匹 / 最大40匹(14件)
7月の28〜36匹→8月は16〜19匹と明確に下降。ピークは5〜6月で、8月はシーズン後半。ただし出船数は維持されており、まだ狙えるターゲット。
マダイ — 夏のマダイ好調 好調
大原・つる丸: 平均8.2匹 / 最大11匹(5件)
大原・臼井丸: 平均6.0匹 / 最大8匹(5件)
大原・春栄丸: 平均5.0匹 / 最大6匹(4件)
大原・新幸丸: 平均5.0匹 / 最大10匹(6件)
7月の2〜5匹→8月は5〜8匹と上昇。つる丸の平均8.2匹は外房マダイの好水準。7船宿35件出船と出船数も増えており、イサキからマダイにシフトする船宿が出てきた。
シマアジ 安定
大原・つる丸: 平均7.3匹 / 最大13匹(3件)|平均サイズ2.8kg
大原・春栄丸: 平均2.6匹 / 最大4匹(12件)|平均サイズ2.0kg
つる丸のシマアジ平均7.3匹・2.8kgは今季最高級。春栄丸も12件出船で安定供給。夏のシマアジは型が大きくなり、1匹の食味価値が最高潮。
キントキ 安定
大原・敷嶋丸: 平均7.4匹 / 最大12匹(8件)|平均サイズ39.4cm
敷嶋丸がイサキ→キントキにシフト。39.4cmの良型が安定して7匹。煮付けで絶品の夏ターゲット。
南房総
スルメイカ — 早川丸が最大76杯 好調
洲崎・早川丸: 平均35.2杯 / 最大76杯(14件)
千倉・第八鶴丸: 平均32.0杯 / 最大75杯(9件)
太夫崎・渡辺丸: 平均16.6杯 / 最大53杯(20件)
早川丸が7月の27.5杯→35.2杯と上昇。最大76杯はイサキから完全にスルメイカに軸足を移したことを示す。渡辺丸は月20回出船で安定供給。
イサキ — まだ健在 安定
洲崎・佐衛美丸: 平均49.0匹 / 最大50匹(5件)
洲崎・早川丸: 平均47.5匹 / 最大50匹(12件)
佐衛美丸の出船数が12→5件に減ったが、出れば49匹とほぼ規定数到達。早川丸も47.5匹で安定。洲崎のイサキは3月から6ヶ月連続で40匹以上を維持しており、千葉最強のイサキ拠点であることをデータが証明している。
アカハタ — 松栄丸の定番 安定
布良・松栄丸: 平均8.0匹 / 最大8匹(16件)|平均サイズ39.7cm
7月の7.9匹→8.0匹と完全に安定。月16回出船でほぼ毎日出船。規定数8匹に全出船で到達している可能性が高い。
キントキ — 新栄丸の新ターゲット 好調
江見・新栄丸: 平均17.2匹 / 最大39匹(12件)
新栄丸がキントキに本格参入。平均17.2匹・最大39匹は南房の新たな選択肢。キントキは関東では珍しい魚で、煮付け・刺身で美味。
マダイ — 鯛丸が好調 好調
洲崎・鯛丸: 平均8.1匹 / 最大25匹(10件)
洲崎・竜一丸: 平均3.7匹 / 最大9匹(7件)
鯛丸が平均8.1匹・最大25匹と南房マダイの好水準。10件出船で安定感もある。夏のマダイは型より数で楽しむ傾向。
銚子・九十九里
ヒラメ — 夏ビラメ最高潮 好調
銚子・幸丸: 平均9.8枚 / 最大15枚(9件)
外川・大盛丸: 平均8.1枚 / 最大14枚(11件)
銚子・長五郎丸: 平均8.3枚 / 最大11枚(4件)
銚子・光佑丸: 平均8.3枚 / 最大12枚(4件)
飯岡・隆正丸: 平均8.5枚 / 最大14枚(19件)
飯岡・三次郎丸: 平均6.9枚 / 最大9枚(14件)
飯岡・優光丸: 平均6.7枚 / 最大15枚(15件)
全船宿で7月を上回り、夏ビラメが最高潮。幸丸は7月と同じ9.8枚を維持し、大盛丸4.8→8.1枚、隆正丸5.5→8.5枚と大幅上昇。7船宿76件出船と銚子・九十九里がヒラメの最大拠点。冬の外房ヒラメが3枚で終了する中、銚子は8〜10枚で夏を満喫できる。
シロギス — 隆正丸が安定 安定
飯岡・隆正丸: 平均60.2匹 / 最大110匹(14件)
7月の85.7匹→60.2匹と落ちたが、月14回出船で安定。隆正丸はヒラメ・シロギスの二本柱で月33件出船。
スルメイカ — 千鯛丸が好調 好調
銚子・千鯛丸: 平均42.5杯 / 最大61杯(10件)|平均サイズ42cm
7月の29.8杯→42.5杯と大幅上昇。月10回出船と本格化。銚子沖のスルメイカは型が良い。

7月→8月の変化まとめ

項目7月8月変化
タチウオ(長浦)こなや丸 37.5本/最大74本こなや丸 44.6本/最大106本三桁到達
アジ(長浦+金谷)勘次郎丸 89.9匹こなや丸118匹/光進丸115匹三桁復活
シロギス(浦安)吉野屋 104.5匹吉野屋 118.6匹今季最高
ヒラメ(銚子)幸丸 9.8枚幸丸 9.8枚/全船上昇最高潮
マダコ(湾奥)吉久 16.9匹吉久 11.2匹▼34%終盤
イサキ(外房)敷嶋丸 36.7匹春栄丸 18.8匹▼後半
カマス(内房)データなし勘次郎丸 32.3匹新登場

次の釣行に向けて — 8月の判断マトリックス

8月は何を選んでも好釣果が期待できる贅沢な月。迷ったら以下を参考に。

今月の一番
長浦 → タチウオ(こなや丸 44.6本・最大106本)
今年初の三桁到達で記録更新。ドラゴン114cm混じり。8月のこなや丸は別格。
数で圧倒したい
金谷 → LTアジ(光進丸 115匹/勘次郎丸 最大221匹)
三桁復活で光進丸は月19回出船。勘次郎丸の221匹は今季全データ最高値。
手軽に大漁
浦安 → シロギス(118匹・最大187匹)
今季最高値の平均118匹。天ぷらが大量に作れる。都心から近くて確実。
ヒラメを釣りたい
銚子 → 夏ビラメ(幸丸 9.8枚・隆正丸 8.5枚)
7船宿76件出船で8〜10枚が安定。冬の外房3枚とは別世界の好釣果。
イカが好き
勝山 → スルメイカ(萬栄丸 36杯/3船宿52件)
萬栄丸・庄幸丸・利八丸の3船宿体制。クロムツ30匹も併せて狙える勝山の多彩さ。
新しい釣り物に挑戦
金谷 → カマス(勘次郎丸 32匹・最大60匹)
8月に新登場の夏ターゲット。39cmの良型は干物で最高。アジ船と同じ金谷で。

データについて

本レポートは2025年8月1日〜31日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。