Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年7月

タチウオ最大74本で今季記録更新。シロギス104匹、クロムツ回復

74本 タチウオ(長浦)
104匹 シロギス(浦安)
55匹 クロムツ(勝山)
14枚 ヒラメ(銚子)

2025年7月 — タチウオの夏、全開

7月の千葉船釣りを一言で表すなら「タチウオの夏」だ。6月に大爆発したタチウオがさらに加速し、こなや丸(長浦)が平均37.5本・最大74本、ひらの丸(富津)が平均37.1本・最大67本と、東京湾のタチウオシーズンが頂点に達した。湾奥の吉久も平均36本・最大56本で、内房も湾奥も「出れば30本超え」が当たり前の月だった。

シロギスも最盛期が継続。吉野屋(浦安)が平均104.5匹と三桁に乗せ、林遊船も平均70匹と本格参戦。さらに九十九里の隆正丸がシロギスに参入して平均85.7匹と、シロギスが湾奥だけでなく九十九里にも広がった。

内房では萬栄丸のクロムツが6月の28.3匹→36.5匹に回復し、5月の水準に戻った。銚子では幸丸のヒラメが平均9.8枚・最大14枚と夏ビラメの好調を印象づけている。南房では佐衛美丸のイサキが再び全量50匹を達成し、5ヶ月連続の安定ぶりを見せた。

以下、エリアごとに2025年7月1日〜31日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
シロギス浦安104.518019件
アジ金谷89.914115件
イサキ勝山55.7706件
タチウオ長浦37.57415件
クロムツ勝山36.55510件

エリア別レポート

内房
タチウオ — 今季最高値更新 好調
長浦・こなや丸: 平均37.5本 / 最大74本(15件)
富津・ひらの丸: 平均37.1本 / 最大67本(23件)|平均サイズ112cm
富津・浜新丸: 平均31.2本 / 最大50本(6件)
6月の29.8本→37.5本とさらに上昇。最大74本は今年の全データで断トツの最高値。ひらの丸も19.3→37.1本と倍増し、月23回出船で完全にメインターゲット。3船宿すべてが平均30本超えという異次元の月だった。
クロムツ — 回復して最高水準 好調
勝山・萬栄丸: 平均36.5匹 / 最大55匹(10件)|平均サイズ43.3cm
6月の28.3匹→36.5匹に回復し、5月の37.6匹とほぼ同水準。43.3cmの良型が平均36匹は価格を考えると驚異的なコスパ。萬栄丸はクロムツ・スルメイカ・キハダマグロの三方面作戦を継続。
アジ — 勘次郎丸が90匹に迫る 好調
金谷・勘次郎丸: 平均89.9匹 / 最大141匹(15件)|平均サイズ40.8cm
金谷・光進丸: 平均65.4匹 / 最大125匹(25件)|平均サイズ39.5cm
勝山・庄幸丸: 平均60.4匹 / 最大102匹(16件)
保田・村井丸: 平均41.7匹 / 最大72匹(10件)
勘次郎丸が6月の82匹→89.9匹と三桁に迫る。光進丸は月25回出船で内房最多。40cm級の金アジが安定して50〜90匹釣れるのは、7月の内房ならでは。
イサキ 安定
勝山・利八丸: 平均55.7匹 / 最大70匹(6件)
保田・村井丸: 平均28.8匹 / 最大50匹(5件)
勝山・新盛丸: 平均26.4匹 / 最大47匹(5件)
利八丸は6月の58.8匹→55.7匹と微減だが、出船数が20→6件に減った。キハダマグロシーズンにイサキの出船枠が減少したためで、釣果自体は安定。最大70匹は規定数超え。
スルメイカ 安定
勝山・萬栄丸: 平均30.4杯 / 最大50杯(24件)
勝山・利八丸: 平均25.1杯 / 最大46杯(15件)
萬栄丸が月24回出船と主力を維持。6月の49.4杯→30.4杯と落ちたが、出船数はむしろ増えており、安定して30杯は確保できる。
マダイ 安定
竹岡・豊国丸: 平均12.3匹 / 最大23匹(15件)
6月の16.7匹→12.3匹と落ちたが、月15回出船で安定供給。夏のマダイは型が小さくなる傾向だが、数で補える。
マダコ — 内房で拡大 安定
富津・浜新丸: 平均15.0匹 / 最大15匹(4件)
富津・ひらの丸: 平均11.5匹 / 最大15匹(4件)
金谷・フィッシュオン大勝: 平均7.3匹 / 最大10匹(20件)
浜新丸・ひらの丸がマダコに参入。ひらの丸はタチウオとマダコの二本立てで月27回出船。フィッシュオン大勝は月20回出船と定番化。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
タチウオ — 湾奥も記録級 好調
浦安・吉久: 平均36.0本 / 最大56本(21件)|平均サイズ113.2cm
浦安・吉野屋: 平均27.9本 / 最大58本(20件)
吉久が6月の24本→36本とさらに上昇。吉野屋も7件→20件に出船を大幅に増やし、タチウオに本腰。吉野屋の最大58本は吉久を上回る爆発力。都心からの近さを考えると、7月のタチウオは湾奥が最もアクセスしやすい。
シロギス — 三桁に乗せた 好調
浦安・吉野屋: 平均104.5匹 / 最大180匹(19件)
江戸川放水路・林遊船: 平均70.1匹 / 最大150匹(11件)
吉野屋が6月の91.5匹→104.5匹でついに平均三桁。林遊船も40.5→70.1匹と大幅上昇し、月11回出船に拡大。2船宿合計30件出船と、シロギスが湾奥の夏の主力に完全に定着した。
マダコ 安定
浦安・吉野屋: 平均16.9匹 / 最大20匹(21件)
浦安・吉久: 平均16.9匹 / 最大20匹(21件)
浦安・岩田屋: 平均15.3匹 / 最大20匹(12件)
江戸川放水路・林遊船: 平均12.0匹 / 最大20匹(21件)
4船宿合計75出船と6月の81件からやや減ったが、依然として高水準。林遊船がやや落ちた(16.6→12匹)以外は安定。夏のマダコは7月いっぱいが最盛期。
アジ 安定
浦安・吉野屋: 平均61.3匹 / 最大130匹(20件)
江戸川放水路・林遊船: 平均29.7匹 / 最大69匹(10件)
吉野屋は60.3→61.3匹と横ばいで安定。林遊船はタコ・シロギス・クロダイに出船が分散し、アジは10件に絞られた。
フグ 安定
浦安・吉野屋: 平均12.3匹 / 最大30匹(19件)
浦安・吉久: 平均7.2匹 / 最大13匹(9件)
吉野屋が9.8→12.3匹と上昇。最大30匹の爆発力は6月と同水準。夏のショウサイフグは安定したターゲット。
外房
スルメイカ — 4船宿体制 好調
岩和田・明広丸: 平均30.0杯 / 最大48杯(11件)|平均サイズ44.5cm
川津・鈴丸: 平均26.8杯 / 最大78杯(11件)
川津・不動丸: 平均23.1杯 / 最大37杯(18件)
勝浦・勝丸: 平均21.8杯 / 最大58杯(21件)
明広丸が平均30杯・サイズ44.5cmと外房トップ。勝丸は月21回出船と最多。鈴丸の最大78杯は外房全体の最高値。4船宿61件出船と、外房のスルメイカは7月が最盛期。
イサキ — ピーク過ぎるも継続 安定
大原・敷嶋丸: 平均36.7匹 / 最大50匹(6件)
大原・春栄丸: 平均28.8匹 / 最大40匹(12件)
大原・長福丸: 平均26.2匹 / 最大50匹(9件)
大原・つる丸: 平均19.0匹 / 最大25匹(5件)
6月の40匹台→7月は30匹前後とやや落ちた。ただし出船数は維持されており、50匹到達日もまだある。夏のイサキは秋まで続くが、ピークは過ぎた感がある。
シマアジ 安定
大原・春栄丸: 平均3.3匹 / 最大4匹(12件)|平均サイズ1.5kg
6月の3.6匹→3.3匹と横ばい。平均サイズ1.5kgは6月の0.9kgから大型化。数は少ないが型で価値が上がっている。
マハタ 安定
松部・信照丸: 平均2.2匹 / 最大3匹(9件)|平均サイズ2.5kg
信照丸が引き続きマハタ専門船として月9回出船。通年で安定している外房の根魚ターゲット。
南房総
イサキ — 佐衛美丸が再び完璧 好調
洲崎・佐衛美丸: 平均50.0匹 / 最大50匹(12件)
洲崎・早川丸: 平均49.9匹 / 最大50匹(23件)
佐衛美丸が再び全量規定数を達成。5月に続いて2度目の「完璧月」。早川丸も49.9匹と実質全量到達。洲崎のイサキは3月から5ヶ月連続で安定しており、千葉で最も信頼できるイサキ船宿と言える。
スルメイカ — 早川丸が主力に 好調
洲崎・早川丸: 平均27.5杯 / 最大68杯(17件)
千倉・第八鶴丸: 平均24.4杯 / 最大61杯(7件)
太夫崎・渡辺丸: 平均7.9杯 / 最大19杯(14件)
早川丸がイサキ+スルメイカの完全二本柱体制。月17回出船・最大68杯はスルメイカの最盛期を示す。第八鶴丸もマルイカからスルメイカに移行して24.4杯。
クロムツ — 渡辺丸が本格化 好調
太夫崎・渡辺丸: 平均9.4匹 / 最大25匹(13件)
6月の3.0匹→9.4匹と3倍に跳ね上がった。月13回出船で安定感もある。内房の萬栄丸(36.5匹)には及ばないが、南房にもクロムツの拠点ができた。
アカハタ — 松栄丸の夏ターゲット 安定
布良・松栄丸: 平均7.9匹 / 最大8匹(9件)|平均サイズ40.4cm
松栄丸がシマアジからアカハタにシフト。40cmの良型が安定して8匹前後。南房の夏根魚として定着。
シマアジ — 鯛丸が爆発 好調
洲崎・鯛丸: 平均31.7匹 / 最大45匹(3件)
布良・松栄丸: 平均2.1匹 / 最大8匹(11件)
鯛丸のシマアジ平均31.7匹は驚異的な数字。ただし3件と出船数が少なく、特定の日に群れに当たった可能性がある。松栄丸は11件出船・平均2.1匹と通常水準。
銚子・九十九里
ヒラメ — 夏ビラメ最盛期 好調
銚子・幸丸: 平均9.8枚 / 最大14枚(4件)
外川・大盛丸: 平均4.8枚 / 最大8枚(11件)
銚子・長五郎丸: 平均6.0枚 / 最大8枚(6件)
飯岡・隆正丸: 平均5.5枚 / 最大12枚(17件)
飯岡・三次郎丸: 平均5.2枚 / 最大12枚(13件)
飯岡・優光丸: 平均4.9枚 / 最大9枚(15件)
幸丸が平均9.8枚・最大14枚と夏ビラメの最高水準。6月の4.7枚から倍増以上で、7月が夏ビラメのピーク。隆正丸・三次郎丸・優光丸の飯岡3船宿合計45件出船と、九十九里もフル稼働。
シロギス — 九十九里にも展開 シーズンイン
飯岡・隆正丸: 平均85.7匹 / 最大142匹(12件)
隆正丸がシロギスに本格参入。平均85.7匹・最大142匹は浦安の吉野屋に迫る水準。隆正丸はヒラメ・アジ・フグ・シロギスの四方面作戦で月50件以上出船する驚異のフル稼働。
スルメイカ 安定
銚子・千鯛丸: 平均29.8杯 / 最大40杯(5件)
千鯛丸がスルメイカに参入。銚子沖のスルメイカは型が良い(平均40.8cm)のが特徴。

6月→7月の変化まとめ

項目6月7月変化
タチウオ(長浦)こなや丸 29.8本こなや丸 37.5本▲26%最高値
タチウオ(湾奥)吉久 24.0本吉久 36.0本▲50%最高値
シロギス(浦安)吉野屋 91.5匹吉野屋 104.5匹三桁突入
クロムツ(勝山)萬栄丸 28.3匹萬栄丸 36.5匹▲29%回復
ヒラメ(銚子)幸丸 4.7枚幸丸 9.8枚▲109%最盛期
スルメイカ(勝山)萬栄丸 49.4杯萬栄丸 30.4杯▼38%
マダイ(竹岡)豊国丸 16.7匹豊国丸 12.3匹▼26%

次の釣行に向けて — 7月の判断マトリックス

7月は夏の釣り物が勢揃い。迷ったらタチウオかシロギスが間違いない。

今月の一番
長浦 or 浦安 → タチウオ(30〜37本・最大74本)
内房も湾奥も記録更新。ドラゴン級112cm混じりで引き味も最高。7月のタチウオは今年のハイライト。
数を釣りたい
浦安 → シロギス(104匹・最大180匹)
平均三桁突入。天ぷらが何人分も作れる最盛期。林遊船も70匹と好調。
高級魚
勝山 → クロムツ(萬栄丸 36.5匹・43cm)
回復して最高水準。kg3,000〜5,000円のクロムツが平均36匹。7月の千葉で最もコスパが良い高級魚。
ヒラメが好き
銚子 → 夏ビラメ(幸丸 9.8枚・最大14枚)
冬の外房ヒラメが終わっても銚子の夏ビラメが待っている。幸丸9.8枚は今季最高水準。
イカを釣りたい
外房 → スルメイカ(4船宿・最大78杯)
明広丸30杯、鈴丸最大78杯。外房4船宿61件出船の最盛期。勝山の萬栄丸(30杯/24件)も選択肢。
金アジを味わう
金谷 → 勘次郎丸(89.9匹・40.8cm)
三桁目前の好調。40cm超えの金アジは脂の乗りが格別。光進丸も25件出船で安定。

データについて

本レポートは2025年7月1日〜31日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。