Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年6月

タチウオ大爆発51本、シロギス188匹、マダコ全域開幕

51本 タチウオ(長浦)
188匹 シロギス(浦安)
101杯 スルメイカ(勝山)
97匹 イサキ(勝山)

2025年6月 — 夏の千葉が本気を出した

6月の千葉船釣りは「全部が好調」という珍しい月だった。何がどう変わったのか、大きく3つのストーリーがある。

ひとつ目は、タチウオの大爆発。5月に復活の兆しを見せていたタチウオが、6月に今季最高値を更新した。こなや丸(長浦)が平均29.8本・最大51本、ひらの丸(富津)が平均19.3本・最大44本。湾奥の吉久も平均24本・最大40本と、東京湾全域でタチウオが沸いた月だった。

ふたつ目は、シロギスの最盛期突入。吉野屋(浦安)が平均91.5匹・最大188匹と、4月の66匹から一気に1.5倍近くに跳ね上がった。林遊船もシロギス船を出し始めている。

みっつ目は、マダコの全域開幕。吉久が月26回出船・平均19.5匹、吉野屋が22回出船・平均18.2匹、林遊船が24回出船・平均16.6匹と、湾奥3船宿がフル稼働。内房ではフィッシュオン大勝が14件出船で平均7.8匹。夏の風物詩が一気に千葉全域に広がった。

以下、エリアごとに2025年6月1日〜30日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
シロギス浦安91.518822件
イサキ勝山58.89720件
ビシアジ上総湊54.79924件
スルメイカ勝山49.410113件
タチウオ長浦29.85112件

エリア別レポート

内房
タチウオ — 今季最高値を更新 好調
長浦・こなや丸: 平均29.8本 / 最大51本(12件)
富津・ひらの丸: 平均19.3本 / 最大44本(21件)|平均サイズ110.9cm
富津・浜新丸: 平均14.0本 / 最大27本(3件)
こなや丸が5月の15本→29.8本と倍増。最大51本は今年の全データで最高値。ひらの丸も9.9本→19.3本と倍増し、月21回出船で完全にメインターゲットに据えている。平均サイズ110.9cmとドラゴン級が混じるのも夏タチウオの特徴。
イサキ — 利八丸が規定数超え連発 好調
勝山・利八丸: 平均58.8匹 / 最大97匹(20件)|平均サイズ36.6cm
保田・村井丸: 平均42.4匹 / 最大50匹(7件)
勝山・新盛丸: 平均24.8匹 / 最大58匹(22件)
利八丸が5月の50.3匹→58.8匹とさらに上昇。最大97匹は規定数50匹のほぼ2倍。月20回出船で安定感も文句なし。新盛丸はキハダマグロとの二本立てで月22回出船。
アジ — 金谷勢が回復 回復
金谷・勘次郎丸: 平均82.0匹 / 最大115匹(21件)|平均サイズ43cm
勝山・庄幸丸: 平均79.9匹 / 最大126匹(22件)
金谷・光進丸: 平均71.2匹 / 最大122匹(21件)|平均サイズ40.8cm
保田・村井丸: 平均41.3匹 / 最大72匹(8件)
5月に三桁を割ったLTアジが回復。勘次郎丸60.5→82.0匹、庄幸丸72.5→79.9匹と全船宿で上昇。勘次郎丸の平均サイズ43cmは今季最高。こなや丸のデータがない月だが、金谷・勝山勢だけで6船宿・月110件以上の出船データがある。
スルメイカ — 萬栄丸が三桁 好調
勝山・萬栄丸: 平均49.4杯 / 最大101杯(13件)
勝山・利八丸: 平均30.9杯 / 最大67杯(11件)
萬栄丸が5月の17.6杯→49.4杯と3倍近い爆発。最大101杯で三桁到達。利八丸もスルメイカに参入し、2船宿体制に。勝山はイサキ・スルメイカ・クロムツの三本柱が確立した。
クロムツ — 引き続き好調 安定
勝山・萬栄丸: 平均28.3匹 / 最大53匹(15件)|平均サイズ42.6cm
5月の37.6匹→28.3匹とやや落ちたが、月15回出船で安定供給。42.6cmの良型が平均28匹は依然として価値が高い。
マダイ — 豊国丸が爆発 好調
竹岡・豊国丸: 平均16.7匹 / 最大37匹(17件)
5月の8.4匹→16.7匹と倍増。最大37匹は今季全データで断トツ。月17回出船でマダイ専門船としてフル稼働。6月の豊国丸は千葉全域で最も熱いマダイ船。
ビシアジ 好調
上総湊・さえむ丸: 平均54.7匹 / 最大99匹(24件)|平均サイズ42.8cm
5月の48.9匹→54.7匹と上昇。月24回出船はほぼ毎日。42.8cmの大型が安定して50匹以上釣れる。
マダコ 安定
金谷・フィッシュオン大勝: 平均7.8匹 / 最大11匹(14件)
竹岡・彦次郎丸: 平均5.3匹 / 最大6匹(4件)
5月の3.4匹→7.8匹と倍増。内房のマダコは湾奥ほど数は出ないが、型が大きい傾向がある。
キハダマグロ — 夏の大物 安定
勝山・新盛丸: 平均1.3匹 / 最大3匹(26件)
勝山・萬栄丸: 平均2.2匹 / 最大4匹(13件)
新盛丸が月26回出船とキハダに全力投入。1匹あたりの重量が30〜40kgクラスで、数は少なくても1匹で十分なインパクト。萬栄丸はクロムツ・スルメイカ・キハダの三方面作戦。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
タチウオ — 湾奥でも大爆発 好調
浦安・吉久: 平均24.0本 / 最大40本(21件)|平均サイズ111.1cm
浦安・吉野屋: 平均16.0本 / 最大46本(7件)
吉久が5月の13.1本→24.0本とほぼ倍増。月21回出船で完全にメイン。吉野屋の最大46本は驚異的で、当たり日の爆発力が凄まじい。平均サイズ111.1cmとドラゴン級が安定して混じる。
シロギス — 最盛期突入 好調
浦安・吉野屋: 平均91.5匹 / 最大188匹(22件)
江戸川放水路・林遊船: 平均40.5匹 / 最大71匹(4件)
吉野屋が5月の52.6匹→91.5匹と大幅に上昇。最大188匹は束釣りどころか200匹に迫る勢い。林遊船もシロギス船に参入。6月のシロギスは数もサイズも最高で、天ぷらが何人分も作れる。
マダコ — 全船宿が参入 シーズンイン
浦安・吉久: 平均19.5匹 / 最大20匹(26件)
浦安・吉野屋: 平均18.2匹 / 最大20匹(22件)
浦安・岩田屋: 平均16.3匹 / 最大20匹(9件)
江戸川放水路・林遊船: 平均16.6匹 / 最大20匹(24件)
4船宿合計81出船と、マダコが湾奥の夏を代表する釣り物に。吉久26件、林遊船24件とほぼ毎日出船。平均16〜19匹で最大20匹に全船宿が到達しているのは規定数の可能性が高い。初心者でも楽しめる夏の人気ターゲット。
アジ 安定
浦安・岩田屋: 平均90.0匹 / 最大151匹(3件)
浦安・吉野屋: 平均60.3匹 / 最大120匹(22件)
江戸川放水路・林遊船: 平均25.3匹 / 最大60匹(9件)
岩田屋が平均90匹と好調だが、まだ3件と出船数が少ない。吉野屋は58.9→60.3匹と微増で安定。
フグ 安定
浦安・吉野屋: 平均9.8匹 / 最大30匹(19件)
浦安・吉久: 平均7.3匹 / 最大13匹(4件)
5月の6.8匹→9.8匹と上昇。最大30匹の爆発日も。ショウサイフグとしては悪くない数字。
外房
イサキ — 引き続き好調 好調
大原・敷嶋丸: 平均44.1匹 / 最大50匹(7件)
大原・長福丸: 平均43.6匹 / 最大50匹(16件)
川津・鈴丸: 平均40.7匹 / 最大50匹(14件)
大原・つる丸: 平均35.8匹 / 最大50匹(17件)
大原・春栄丸: 平均23.8匹 / 最大40匹(16件)
8船宿以上がイサキに出船する外房の最盛期。長福丸16件・つる丸17件と大原港が稼働全開。敷嶋丸の平均44.1匹はフグ船からイサキにシフトした成果。
スルメイカ — 外房でも本格化 好調
川津・鈴丸: 平均41.0杯 / 最大58杯(3件)
川津・不動丸: 平均31.8杯 / 最大45杯(5件)
勝浦・勝丸: 平均26.7杯 / 最大67杯(10件)
鈴丸がイサキとスルメイカの二本柱に。勝丸は月10回出船・最大67杯と爆発力がある。内房の萬栄丸(49杯)と合わせて、千葉全域でスルメイカが狙える。
タコ — 外房でもシーズンイン シーズンイン
大原・敷嶋丸: 平均16.8匹 / 最大25匹(4件)
大原・長福丸: 平均14.5匹 / 最大24匹(12件)
湾奥に続いて外房でもタコが開幕。長福丸12件出船と本格参入。敷嶋丸はイサキ・タコ・フグの三方面作戦。
シマアジ 安定
大原・春栄丸: 平均3.6匹 / 最大6匹(15件)
大原・つる丸: 平均4.8匹 / 最大10匹(4件)
春栄丸が15件出船と引き続きシマアジに注力。つる丸も参入し、大原はイサキ+シマアジのセットで出船計画が立てやすい。
マハタ 安定
松部・信照丸: 平均2.1匹 / 最大5匹(14件)
岩和田・明広丸: 平均1.8匹 / 最大4匹(6件)
信照丸が月14回出船でマハタの専門船を維持。イサキ全盛の中でもマハタ需要は根強い。
南房総
イサキ — 洲崎2船宿が安定 好調
洲崎・佐衛美丸: 平均48.1匹 / 最大50匹(21件)
洲崎・早川丸: 平均48.1匹 / 最大50匹(26件)
洲崎・竜一丸: 平均35.3匹 / 最大38匹(6件)
佐衛美丸・早川丸ともに平均48.1匹とほぼ同成績。早川丸の月26回出船は全船宿中最多。5月の「全量規定数」からはわずかに落ちたが、安定感は抜群。
マルイカ 安定
千倉・第八鶴丸: 平均17.6杯 / 最大38杯(5件)
ヤリイカ→スルメイカの間を埋めるマルイカ。5月の9.0杯→17.6杯と倍増。第八鶴丸は千倉からマルイカ専門で出船。
マダイ 安定
洲崎・九左衛門丸: 平均4.8匹 / 最大18匹(16件)
布良・松栄丸: 平均2.4匹 / 最大4匹(12件)
九左衛門丸は5月と同じ4.8匹を維持。最大18匹は今月の南房最高値。松栄丸はシマアジ・イサキ・マダイの三本立て。
スマガツオ シーズンイン
布良・松栄丸: 平均4.0匹 / 最大8匹(5件)
洲崎・九左衛門丸: 平均4.7匹 / 最大6匹(3件)
6月に新登場。スマガツオは刺身で絶品の回遊魚で、数は少ないが食味は群を抜く。
銚子・九十九里
ヒラメ — 夏ビラメ開幕 シーズンイン
外川・大盛丸: 平均4.1枚 / 最大8枚(16件)
銚子・幸丸: 平均4.7枚 / 最大6枚(6件)
銚子・家田丸: 平均4.4枚 / 最大7枚(7件)
飯岡・隆正丸: 平均4.5枚 / 最大9枚(20件)
飯岡・三次郎丸: 平均4.4枚 / 最大9枚(14件)
飯岡・優光丸: 平均3.5枚 / 最大10枚(19件)
外房では終了したヒラメが銚子・九十九里で「夏ビラメ」として復活。大盛丸16件・隆正丸20件・優光丸19件と大量出船。平均4〜5枚は冬ほどではないが、夏の高水温で活性が高い。外房のヒラメが3月以降ずっと下がり続けていたのに対し、銚子・九十九里は逆に上がっている。
イサキ 安定
片貝・孝徳丸: 平均28.9匹 / 最大42匹(7件)|平均サイズ40.1cm
片貝・勇幸丸: 平均24.0匹 / 最大40匹(4件)
5月の45匹→28.9匹とやや落ちたが、孝徳丸の平均サイズ40.1cmは全域最大。九十九里のイサキは数より型で勝負する傾向。
アジ 安定
飯岡・隆正丸: 平均41.4匹 / 最大50匹(10件)|平均サイズ39.5cm
5月の56.8匹→41.4匹とやや落ちたが、40cm級の大型が安定。隆正丸はヒラメ・アジ・フグの三本柱で月40件以上出船する驚異のフル稼働。
ショウサイフグ 安定
銚子・千鯛丸: 平均21.3匹 / 最大28匹(3件)
飯岡・隆正丸: 平均12.3匹 / 最大32匹(12件)
千鯛丸が平均21.3匹と好調。隆正丸は5月の18.4匹→12.3匹と落ちたが、最大32匹と爆発日はある。

5月→6月の変化まとめ

項目5月6月変化
タチウオ(長浦)こなや丸 15.0本こなや丸 29.8本▲99%爆発
タチウオ(湾奥)吉久 13.1本吉久 24.0本▲83%爆発
シロギス(浦安)吉野屋 52.6匹吉野屋 91.5匹▲74%最盛期
マダコ(湾奥)データ少4船宿81出船全域開幕
スルメイカ(勝山)萬栄丸 17.6杯萬栄丸 49.4杯▲181%爆発
マダイ(竹岡)豊国丸 8.4匹豊国丸 16.7匹▲99%爆発
ヒラメ(銚子)データ少大盛丸 4.1枚/16件夏ビラメ開幕

次の釣行に向けて — 6月の判断マトリックス

6月は選択肢が多すぎて迷う月。何を優先するかがすべてを決める。

一番熱いターゲット
長浦 → タチウオ(こなや丸 29.8本・最大51本)
今季最高値を更新。ドラゴン級(110cm超え)が混じる夏タチウオは引き味も別格。6月の千葉で最も勢いがある。
数を釣りたい
浦安 → シロギス(吉野屋 91匹・最大188匹)
月22回出船で平均91匹。200匹に迫る日もある最盛期。天ぷらが何人分も作れる。
高級魚をたくさん
勝山 → スルメイカ(萬栄丸 49杯・最大101杯)
5月の3倍に爆発。利八丸もスルメイカに参入で2船宿体制。クロムツ28匹も併せて狙える。
夏の風物詩を楽しむ
浦安 → マダコ(吉久 19.5匹・26出船)
4船宿81出船の大フィーバー。初心者でも楽しめて、タコ焼き・煮物・刺身と用途多彩。
マダイで大勝負
竹岡 → 豊国丸(平均16.7匹・最大37匹)
今季ダントツの数字。月17回出船で安定感もある。37匹は千葉のマダイ船では異次元。
イサキはまだ間に合う?
勝山 → 利八丸(58.8匹・最大97匹)
規定数超え連発で今が最盛期。97匹は千葉全域トップ。洲崎の早川丸も48匹/26出船で健在。

データについて

本レポートは2025年6月1日〜30日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。