Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年4月

イサキが千葉全域で主役に。シロギス開幕124匹、トラフグ復調

6エリア
220匹 アジ(長浦)
124匹 シロギス(浦安)
50匹 イサキ(全域)

2025年4月 — 春本番、釣り物が一気に増えた

4月の千葉船釣りで最も目立つ変化は、イサキの「千葉全域展開」だ。3月は南房の早川丸がほぼ独占していたが、4月は外房の長福丸(平均43匹)、九十九里の勇幸丸(平均47.3匹)にも広がった。南房・外房・九十九里の3エリアで合計100件を超える出船データがあり、イサキが千葉の春を代表する魚種としてデータに定着した。

もうひとつの大きなニュースはシロギスの開幕。吉野屋(浦安)が月21回出船で平均66.3匹・最大124匹と、3月にはなかった新ターゲットが登場した。アナゴも吉野屋で平均11.5匹と夜釣りシーズンの到来を告げている。

そして意外だったのがトラフグの復調。3月に半減した内房のトラフグが、4月は新盛丸5.6匹(3月3.6匹)・萬栄丸5.4匹(3月3.4匹)と回復。月110出船と出船数も過去最高水準に達しており、深場に移行したポイントが安定したことで数が戻ってきた。

以下、エリアごとに2025年4月1日〜30日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
アジ長浦113.322017件
アジ浦安82.922522件
シロギス浦安66.312421件
イサキ九十九里47.3508件
イサキ洲崎43.85019件

エリア別レポート

内房
アジ — 三桁が当たり前に 好調
長浦・こなや丸: 平均113.3匹 / 最大220匹(17件)
勝山・庄幸丸: 平均72.7匹 / 最大134匹(17件)
金谷・勘次郎丸: 平均63.6匹 / 最大100匹(19件)|平均サイズ41.4cm
金谷・光進丸: 平均53.0匹 / 最大82匹(24件)|平均サイズ38.6cm
保田・村井丸: 平均44.9匹 / 最大94匹(13件)
こなや丸は3月の112.5匹→113.3匹とほぼ同水準で三桁を維持。庄幸丸が月17回出船・平均72.7匹と3月の3件から一気に存在感を増した。光進丸は月24回出船と内房最多の安定感。金谷の金アジは平均41.4cmとサイズも文句なし。
トラフグ — 深場安定で復調 好調
勝山・新盛丸: 平均5.6匹 / 最大15匹(28件)
勝山・萬栄丸: 平均5.4匹 / 最大14匹(18件)
勝山・利八丸: 平均4.3匹 / 最大9匹(24件)
金谷・光進丸: 平均4.1匹 / 最大9匹(20件)
富津・ひらの丸: 平均3.2匹 / 最大8匹(19件)
3月に半減したトラフグが4月に復調した。新盛丸3.6→5.6匹、萬栄丸3.4→5.4匹と大幅回復。6船宿合計110出船は今シーズン最多。深場(富浦沖80m)でポイントが安定したことで、3月の「移行期の混乱」を乗り越えた格好だ。新盛丸の最大15匹は今季最高値。
マダイ — 乗っ込み期 安定
竹岡・豊国丸: 平均9.1匹 / 最大15匹(9件)
勝山・共栄丸: 平均4.0匹 / 最大6匹(12件)|平均サイズ3.9kg
保田・村井丸: 平均3.4匹 / 最大7匹(5件)
豊国丸が3月の9.5匹→9.1匹と高水準を維持。共栄丸の平均サイズ3.9kgは乗っ込み期ならではの大型。4月の内房マダイは数より型で勝負できる。
クロダイ — 春の盛り 好調
勝山かかり釣りセンター: 平均8.8匹 / 最大16匹(21件)|平均サイズ49.2cm
保田・村井丸: 平均8.4匹 / 最大10匹(13件)|平均サイズ50.2cm
富浦・東丸: 平均6.6匹 / 最大11匹(8件)
勝山かかり釣りセンターが21件出船・平均8.8匹と春のクロダイが絶好調。平均サイズ49〜50cmは年無し(60cm超え)も狙える水準。3月の5.9匹→8.8匹と大幅に伸びた。
タチウオ — シーズン終盤 下降
長浦・こなや丸: 平均12.3本 / 最大21本(8件)
富津・ひらの丸: 平均6.9本 / 最大13本(7件)
ひらの丸は3月の15.6本→6.9本と半減以下。出船数も18件→7件に激減。こなや丸はまだ平均12本を維持しているが、4月でシーズンは実質終了。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
アジ 安定
浦安・吉野屋: 平均82.9匹 / 最大225匹(22件)
江戸川放水路・林遊船: 平均58.8匹 / 最大86匹(16件)
浦安・岩田屋: 平均42.5匹 / 最大60匹(6件)
吉野屋は3月の79.8匹→82.9匹と微増。最大225匹は月間ベスト。岩田屋もアジ船を出し始め、湾奥3船宿体制に。
シロギス — 4月に開幕 シーズンイン
浦安・吉野屋: 平均66.3匹 / 最大124匹(21件)
3月にはなかったシロギスが4月に一気に開幕。月21回出船・平均66匹は吉野屋の看板釣り物としてのポテンシャルを示している。最大124匹は束釣り超えで、初心者でも数が稼げる。春〜秋の長期シーズンの始まり。
カサゴ 安定
浦安・吉野屋: 平均42.6匹 / 最大74匹(13件)
3月の44.3匹→42.6匹とほぼ横ばい。最大74匹は今季最高値で、春のカサゴは依然として好調。
アナゴ — 夜釣りシーズン到来 シーズンイン
浦安・吉野屋: 平均11.5匹 / 最大15匹(6件)
吉野屋が4月からアナゴ船を開始。東京湾の夜釣りの風物詩が始まった。江戸前の天ぷらネタとしても人気が高く、5月以降さらに数が伸びる傾向。
クロダイ 好調
江戸川放水路・林遊船: 平均12.9匹 / 最大23匹(14件)
3月の7.1匹→12.9匹と大幅アップ。乗っ込み期のクロダイは活性が高く、最大23匹は圧巻。林遊船はクロダイ・アジ・シーバスと多彩な魚種を狙える。
外房
イサキ — 外房でも本格化 シーズンイン
大原・長福丸: 平均43.0匹 / 最大50匹(15件)
大原・義丸: 平均33.8匹 / 最大45匹(4件)
川津・鈴丸: 平均21.0匹 / 最大50匹(3件)
3月の外房にはイサキのデータがほぼなかったが、4月に一気に開花。長福丸は月15回出船・平均43匹と南房の早川丸に匹敵する数字。大原港からイサキが狙えるのは、都心からのアクセスを考えると大きな選択肢。
マハタ — 安定の根魚 安定
大原・春栄丸: 平均3.2匹 / 最大6匹(17件)|平均サイズ3.0kg
大原・つる丸: 平均3.1匹 / 最大4匹(7件)
大原・臼井丸: 平均2.9匹 / 最大5匹(9件)
松部・信照丸: 平均2.0匹 / 最大4匹(6件)
春栄丸は月17回出船でマハタのメイン船宿。3月の4.7匹→3.2匹とやや落ちたが、平均サイズ3.0kgと型は安定。6船宿42出船と外房の主力ターゲットになっている。
ヒラメ — 完全にシーズン終了 終了
大原・春栄丸: 平均2.6枚(18件)/ 臼井丸: 平均1.9枚(16件)/ 明広丸: 平均2.1枚(15件)
他、長福丸(12件)・秀丸(7件)・つる丸(9件)
10船宿84出船と依然出船数は多いが、平均2枚前後まで落ちた。3月の2.8枚→2.1枚と確実に下降。4月のヒラメは「釣れたらラッキー」の水準で、メインターゲットとしては終了。
サバ — まだ釣れる 普通
川津・不動丸: 平均60匹 / 最大60匹(3件)
勝浦・勝丸: 平均39匹 / 最大53匹(3件)
3月の83匹→60匹と減少したが、まだ数は出る。ただし出船数が13件→3件に激減しており、サバ専門船は減少傾向。イサキに主役が移った。
南房総
イサキ — 盤石の主役 好調
洲崎・早川丸: 平均43.8匹 / 最大50匹(19件)
洲崎・佐衛美丸: 平均42.5匹 / 最大50匹(11件)
洲崎・竜一丸: 平均42.2匹 / 最大50匹(10件)
3月の42.5匹→43.8匹と高水準を維持。佐衛美丸が6件→11件に出船を増やし、竜一丸も10件と新たに参戦。洲崎3船宿体制でイサキが盤石のメインターゲット。規定数50匹に連日到達する安定感は、千葉全域でもトップクラス。
ヤリイカ — シーズン終盤 下降
洲崎・早川丸: 平均13.9杯 / 最大30杯(7件)
3月の22.8杯→13.9杯と大きく落ちた。出船数も13件→7件。早川丸はイサキにシフトしており、ヤリイカシーズンは4月で終了の見込み。
スルメイカ — 新登場 シーズンイン
洲崎・早川丸: 平均26.7杯 / 最大45杯(3件)
ヤリイカに代わってスルメイカが登場。まだ出船3件だが、平均26.7杯は上々の滑り出し。5月以降のメインイカターゲットになる。
銚子・九十九里
イサキ — 九十九里で爆発 好調
片貝・源七丸: 平均48.3匹 / 最大50匹(3件)
片貝・勇幸丸: 平均47.3匹 / 最大50匹(8件)
片貝・洋一丸: 平均37.7匹 / 最大50匹(6件)
片貝・孝徳丸: 平均37.7匹 / 最大50匹(6件)
片貝・幸辰丸: 平均35.7匹 / 最大41匹(3件)
3月のハナダイ中心から4月はイサキに完全シフト。源七丸・勇幸丸は平均48匹とほぼ毎日規定数に到達。6船宿30出船と片貝港がイサキの一大拠点になった。南房の洲崎と並ぶ二大イサキエリアの誕生。
マダイ — 乗っ込みで好調 好調
飯岡・三次郎丸: 平均10.1匹 / 最大27匹(14件)
飯岡・優光丸: 平均9.5匹 / 最大15匹(18件)
3月の4〜8匹水準から大幅に伸びた。三次郎丸の最大27匹は乗っ込みの威力。優光丸も18件出船と安定。九十九里のマダイは4月がピークで、数・型ともに期待できる。
アジ — 飯岡が好調 好調
飯岡・隆正丸: 平均47.6匹 / 最大70匹(18件)|平均サイズ40.6cm
3月の7.6匹→47.6匹と激増。隆正丸がコマセアジに本格参入し、40cm超えの良型が平均47匹。九十九里のアジは内房のLTアジとは違い、ビシアジの大型揃いが特徴。

3月→4月の変化まとめ

項目3月4月変化
イサキ(南房)早川丸 42.5匹/18件早川丸 43.8匹/19件安定
イサキ(外房)データなし長福丸 43.0匹/15件新登場
イサキ(九十九里)データなし勇幸丸 47.3匹/8件新登場
シロギス(湾奥)データなし吉野屋 66.3匹/21件新登場
トラフグ(内房)新盛丸 3.6匹/25件新盛丸 5.6匹/28件▲56%回復
タチウオ(富津)ひらの丸 15.6本/18件ひらの丸 6.9本/7件▼56%終了
クロダイ(内房)平均5.9匹平均7.8匹/46件▲32%好調

次の釣行に向けて — 4月の判断マトリックス

4月は釣り物の選択肢が一気に広がった。何を優先するかで行き先が決まる。

数を釣りたい
長浦 → LTアジ(平均113匹・最大220匹)
こなや丸の三桁安定は揺るがない。4月で4ヶ月連続の三桁。30号ビシで初心者にも最適。
春の旬を味わう
片貝 or 洲崎 → イサキ(平均40〜48匹)
規定数50匹にほぼ毎日到達。片貝なら都心から近く、洲崎なら房総ドライブも兼ねられる。春のイサキは脂の乗りが最高。
高級魚を狙いたい
勝山 → トラフグ(平均5〜6匹・110出船)
3月の不調から見事に復調。新盛丸の最大15匹は今季ベスト。まだシーズン中で、5月まで続く見込み。
手軽に楽しみたい
浦安 → シロギス(平均66匹・最大124匹)
4月に開幕したばかりで勢いがある。天ぷらネタとして最高、初心者でも楽しめる。秋まで続くロングシーズン。
型で勝負したい
金谷 → 金アジ(平均41.4cm)or 大原 → マハタ(平均3.0kg)
勘次郎丸の金アジは40cm超え。春栄丸のマハタは3kgの高級根魚。どちらも味は折り紙付き。
乗っ込みマダイを狙う
飯岡 → マダイ(三次郎丸 最大27匹)
乗っ込み期のマダイは数も型も出る。三次郎丸・優光丸の2船宿で合計32出船の実績。4月がピーク。

データについて

本レポートは2025年4月1日〜30日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。