Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年3月

LTアジ三桁突入、南房イサキ開幕。トラフグは深場移行で半減

6エリア
214匹 アジ(長浦)
50匹 イサキ(南房)
130匹 サバ(川津)

2025年3月 — 2月から何が変わったのか

3月の千葉船釣りで最も大きな変化は、LTアジの「三桁突入」だ。こなや丸(長浦)が平均112.5匹・最大214匹と、2月の96.7匹から一段ギアが上がった。勘次郎丸(金谷)も平均76.9匹・最大122匹と三桁に届く日が出てきている。春の水温上昇とともにアジの活性が一気に上がった格好だ。

もうひとつ、3月最大のニュースは南房のイサキ開幕。早川丸(洲崎)が18回出船して平均42.5匹、規定数50匹に到達する日が続出した。佐衛美丸も平均39.8匹と好調で、冬から春への季節の変わり目を象徴する魚種がデータに現れた。

一方、2月に千葉全域で好調だったトラフグは平均3.3匹と半減。吉野屋のデータでは2月の横浜沖〜観音崎沖(水深30〜60m)から3月は富浦沖(水深80m)へポイントが深場に移行しており、数が落ちるのは例年のパターン。シーズン終盤の兆候がはっきり出ている。

以下、エリアごとに2025年3月1日〜31日の釣果データをまとめた。

今月のハイライト

魚種エリア平均最大件数
アジ長浦112.521415件
サバ川津83.31006件
アジ浦安79.815620件
イサキ洲崎42.55018件
キンメダイ片貝34.2735件

エリア別レポート

内房
アジ — LTアジが三桁突入 好調
長浦・こなや丸: 平均112.5匹 / 最大214匹(15件)
金谷・勘次郎丸: 平均76.9匹 / 最大122匹(14件)
金谷・光進丸: 平均62.3匹 / 最大79匹(22件)|平均サイズ37.9cm
保田・村井丸: 平均37.2匹 / 最大57匹(13件)
2月のこなや丸96.7匹→112.5匹と、ついに平均三桁に乗せた。最大214匹は今シーズン最高値。光進丸は月22回出船と安定感が抜群で、平均サイズ37.9cmの金アジが狙える。春の水温上昇でアジの活性が明らかに上がっている。
タチウオ — 復活の兆し 回復
富津・ひらの丸: 平均15.6本 / 最大33本(18件)|平均サイズ116.6cm
富津・浜新丸: 平均13.5本 / 最大18本(6件)
長浦・こなや丸: 平均10.4本 / 最大16本(11件)
2月の18.1本→15.6本と微減だが、出船数は18件と依然として多い。ひらの丸の最大33本は2月を超えており、日ムラはあるが当たれば大漁の日もある。平均サイズ116.6cmとドラゴン級が混じるのも3月の特徴。
トラフグ — 深場移行で終盤へ 下降
勝山・新盛丸: 平均3.6匹 / 最大8匹(25件)
勝山・萬栄丸: 平均3.4匹 / 最大5匹(17件)
勝山・利八丸: 平均3.1匹 / 最大5匹(21件)
金谷・光進丸: 平均2.8匹 / 最大3匹(5件)
富津・ひらの丸: 平均2.8匹 / 最大8匹(14件)
2月の新盛丸4.8匹→3.6匹、萬栄丸3.7匹→3.4匹と全船宿で下降。ポイントが浅場から深場(富浦沖80m)に移行しており、数が落ちるのは例年通り。ただし出船数は新盛丸25件・利八丸21件と依然高水準で、シーズン最後の駆け込み需要が見える。
ヤリイカ 安定
勝山・庄幸丸: 平均28.5杯 / 最大35杯(4件)
勝山・萬栄丸: 平均20.6杯 / 最大36杯(5件)
勝山・新盛丸: 平均18.3杯 / 最大38杯(8件)
勝山3船宿が引き続き安定。2月の新盛丸19.8杯→18.3杯とほぼ変わらず。ヤリイカは3月いっぱいがシーズン、4月以降はマルイカに移行する。
イサキ — 保田で好調 安定
保田・村井丸: 平均16.2匹 / 最大26匹(6件)
内房でもイサキが釣れ始めている。南房ほどの数ではないが、村井丸はアジとイサキの二本立てで出船しており、両方狙える贅沢な選択肢。
湾奥(浦安・江戸川放水路)
アジ 安定
浦安・吉野屋: 平均79.8匹 / 最大156匹(20件)
江戸川放水路・林遊船: 平均56.5匹 / 最大169匹(19件)
吉野屋は2月の74.8匹→79.8匹と微増。林遊船の最大169匹は驚異的。都心から近い浦安で平均80匹前後のアジが安定して釣れるのは、初心者にとっても最高の環境。
カサゴ 好調
浦安・吉野屋: 平均44.3匹 / 最大58匹(9件)
2月の38.1匹→44.3匹と上昇。カサゴは春先に岸寄りするため、3月は数もサイズも期待できる時期。
タチウオ 安定
浦安・吉久: 平均14.5本 / 最大29本(15件)
浦安・岩田屋: 平均14.3本 / 最大18本(4件)
浦安・吉野屋: 平均10.2本 / 最大17本(19件)
吉久は2月の17.7本→14.5本と下降傾向だが、出船15件と安定して狙っている。吉野屋も19件と出船数が多く、まだ湾奥のタチウオは現役。
トラフグ — ポイント深場移行 下降
浦安・吉野屋: 平均3.4匹 / 最大10匹(20件)
浦安・吉久: 平均2.8匹 / 最大6匹(18件)
吉野屋7.0匹→3.4匹と半減以下。ポイントが横浜沖から富浦沖に移行しており、移動時間が長くなった分、実釣時間が短い。ただし吉野屋の最大10匹が示すように、当たれば二桁もあり得る。出船数は両船宿とも20件前後で、需要は依然ある。
外房
サバ — 川津サバが好調継続 好調
川津・鈴丸 サバ: 平均83.3匹 / 最大100匹(6件)
川津・不動丸 サバ: 平均65.4匹 / 最大130匹(13件)|平均サイズ43.2cm
勝浦・勝丸 サバ: 平均53.1匹 / 最大60匹(13件)
2月に続いて川津港のサバが圧倒的。不動丸の最大130匹・平均サイズ43.2cmは良型のマサバ混じりで食味も上等。勝丸は13件出船と安定感が光る。3月の外房はサバが主役。
マハタ — 春の根魚 安定
大原・春栄丸: 平均4.7匹 / 最大6匹(11件)|平均サイズ2.6kg
大原・つる丸: 平均4.2匹 / 最大5匹(6件)|平均サイズ2.3kg
松部・信照丸: 平均2.3匹 / 最大3匹(4件)|平均サイズ3.2kg
大原の2船宿が平均4〜5匹と安定している。信照丸は数は少ないが平均3.2kgと型が大きい。マハタは高級魚で市場価格もkg4,000円前後。3月の外房で最もコスパが良い釣り物のひとつ。
ヒラメ — シーズン終盤 普通
岩和田・明広丸: 平均3.4枚 / 最大6枚(16件)
大原・臼井丸: 平均2.9枚 / 最大7枚(18件)
大原・つる丸: 平均2.8枚 / 最大7枚(10件)
他、長福丸(8件)・春栄丸(11件)・初栄丸(9件)
11船宿82出船と外房の主力ターゲットだが、平均2〜3枚とやや渋い。ただし臼井丸・つる丸ともに最大7枚と当たり日はある。冬の盛期(1月の6枚前後)からは確実に落ちており、シーズン終盤と見るのが妥当。
フグ 安定
大原・敷嶋丸: 平均13.5匹 / 最大65匹(11件)
2月の26.9匹→13.5匹と半減だが、最大65匹の爆発力は健在。敷嶋丸は外房フグの専門船で、日ムラが大きいのが特徴。
南房総
イサキ — 3月開幕、規定数到達 シーズンイン
洲崎・早川丸: 平均42.5匹 / 最大50匹(18件)|平均サイズ35.8cm
洲崎・佐衛美丸: 平均39.8匹 / 最大50匹(6件)
江見・新栄丸: 平均28.8匹 / 最大40匹(8件)
3月最大のトピック。早川丸・佐衛美丸ともに規定数50匹に複数回到達している。早川丸は月18回出船と、イサキ専門船としてフル稼働。平均サイズ35.8cmは脂の乗った良型。1月にはデータになかった魚種が、3月に一気に主役に躍り出た。
ヤリイカ 安定
洲崎・早川丸: 平均22.8杯 / 最大37杯(13件)
布良・松栄丸: 平均18.3杯 / 最大26杯(3件)
早川丸はイサキとヤリイカの二本柱。2月の22.4杯→22.8杯とほぼ変わらず。内房の勝山勢と同水準で、洲崎はイサキ+ヤリイカのセットで出船計画が立てやすい。
クロムツ・アカアマダイ 普通
太夫崎・渡辺丸 クロムツ: 平均4.4匹 / 最大9匹(5件)
太夫崎・渡辺丸 アカアマダイ: 平均4.7匹 / 最大9匹(3件)
渡辺丸のクロムツは2月の4.6匹→4.4匹と横ばい。深場の高級ターゲットとして安定しているが、数は少ない。味で選ぶなら価値のある釣り物。
銚子・九十九里
ヤリイカ 安定
銚子・幸丸: 平均30.8杯 / 最大50杯(4件)
飯岡・隆正丸: 平均22.0杯 / 最大47杯(10件)
飯岡・三次郎丸: 平均20.3杯 / 最大50杯(7件)
幸丸が平均30.8杯と銚子エリアのトップ。隆正丸・三次郎丸も20杯前後で安定している。銚子のヤリイカは3月がピーク、4月以降は終了する。
ハナダイ 好調
片貝・孝徳丸: 平均25.8匹 / 最大45匹(4件)
片貝・洋一丸: 平均25.3匹 / 最大33匹(3件)
片貝・幸辰丸: 平均18.3匹 / 最大29匹(3件)
飯岡・隆正丸: 平均18.3匹 / 最大30匹(4件)
片貝港がハナダイの拠点。孝徳丸の最大45匹は圧巻。2月の39匹からさらに伸びており、春のコマセハナダイは九十九里の定番。
キンメダイ 好調
片貝・勇幸丸: 平均34.2匹 / 最大73匹(5件)
勇幸丸のキンメは平均34匹・最大73匹と圧倒的。深場の高級ターゲットで、1人30匹超えは食卓が華やかになる数字。
ヒラメ・マダイ 安定
飯岡・三次郎丸 ヒラメ: 平均5.7枚 / 最大8枚(9件)
飯岡・優光丸 ヒラメ: 平均5.4枚 / 最大9枚(10件)
飯岡・優光丸 マダイ: 平均8.2匹 / 最大15匹(15件)
2月の5〜6枚水準からほぼ横ばい。外房と違い銚子・九十九里のヒラメはまだ安定している。優光丸のマダイ15件出船・平均8.2匹は、乗っ込みシーズンに向けた好材料。

2月→3月の変化まとめ

項目2月3月変化
アジ(長浦)こなや丸 96.7匹こなや丸 112.5匹三桁突入
イサキ(南房)データなし早川丸 42.5匹/18件新登場
トラフグ(湾奥)吉野屋 7.0匹吉野屋 3.4匹▼51%
トラフグ(内房)新盛丸 4.8匹新盛丸 3.6匹▼25%
タチウオ(富津)ひらの丸 18.1本ひらの丸 15.6本▼14%
サバ(川津)鈴丸 113匹不動丸 65.4匹好調継続
ヒラメ(外房)平均3〜6枚平均2〜3枚終盤

次の釣行に向けて — 3月の判断マトリックス

3月の千葉船釣り、何を優先するかで行き先が変わる。

数を釣りたい
長浦 → LTアジ(平均112匹)
こなや丸の三桁安定は圧倒的。最大214匹で竿が止まらない。30号ビシで初心者にも。金谷の勘次郎丸も平均77匹と好調。
旬の味を楽しみたい
洲崎 → イサキ(平均42匹・規定数到達)
早川丸の月18回出船が示す通り、3月のイサキは本物。35.8cmの良型は脂の乗りが格別。今年のイサキ初物を味わうなら今。
高級魚を狙いたい
勝山 → トラフグ(まだ間に合う)
平均3〜4匹と数は落ちたが、新盛丸25件出船で「まだ終わっていない」。4月にはほぼ終了するため、最後のチャンス。
サバを大量に釣りたい
川津 → サバ(不動丸130匹)
不動丸の130匹・43.2cmは良型のマサバ混じり。お土産にも干物にも最高。勝丸も13件出船と安定。
型で勝負したい
大原 → マハタ(平均2.6kg)
春栄丸の月11回出船で平均4.7匹。市場価格kg4,000円の高級根魚が安定して釣れる。味は文句なし。
都心から手軽に
浦安 → アジ(吉野屋80匹)
月20回出船・平均80匹。都心からのアクセスと釣果の安定感を考えれば、船釣り入門に最適の環境。

データについて

本レポートは2025年3月1日〜31日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。