Monthly Report

千葉船釣り月次レポート
2025年1月

冬の千葉は内房が熱い。クロムツ平均47匹、アジは冬でも三桁

6エリア
47匹 クロムツ平均
99匹 アジ平均(長浦)
105件 外房ヒラメ

2025年1月 — 冬の千葉、どこで何が釣れたのか

1月の千葉船釣りで最も目を引いたデータは何か。勝山港・萬栄丸のクロムツだ。平均47匹、最大67匹。通常クロムツは5〜10匹釣れれば上出来の魚で、この数字は異次元と言っていい。

次に注目すべきはアジ。長浦のこなや丸が平均99匹・最大165匹と、真冬でも三桁ペースを維持していた。金谷港も勘次郎丸が平均74.4匹・光進丸が58.8匹と安定しており、内房全体でアジが好調だったことがわかる。

外房は大原港のヒラメ一色。月間105件の出船データがあり、複数の船宿が連日出船していた。1月のヒラメは外房が最大の選択肢になる。

以下、エリアごとに主な釣り物と数字をまとめた。2025年1月1日〜31日の釣果データに基づく。

今月のハイライト

魚種平均最大件数
クロムツ勝山476712件
シロギス浦安102.11408件
アジ長浦9916510件
アジ金谷64.913228件
タチウオ富津30.85223件

エリア別レポート

内房
タチウオ 好調
富津・ひらの丸: 平均30.8本 / 最大52本(23件)|テンビン仕掛け・PE2号以下
長浦・こなや丸: 平均23.1本 / 最大50本(18件)|ジギング・PE1.0号統一
富津・浜新丸: 平均26.6本 / 最大41本(9件)
3港すべてで平均20本超え。内房のタチウオは冬場が本番で、1月はまさにピーク。富津のひらの丸はテンビン仕掛け、長浦のこなや丸はジギング専門と、同じタチウオでも船宿で釣法が全く異なる点は押さえておきたい。
アジ — LTアジ(長浦) 好調
長浦・こなや丸: 平均99匹 / 最大165匹(10件)|ライトタックル・30号ビシ
冬場でも平均三桁に迫る数字。LTアジは東京湾〜中ノ瀬エリアで数を狙う釣り。アンドンビシ30号を船中統一で使うのがこなや丸のスタイル。
アジ — 金アジ(金谷) 安定
金谷・勘次郎丸: 平均74.4匹 / 最大132匹(11件)
金谷・光進丸: 平均58.8匹 / 最大88匹(17件)|40号ビシ・ミンチコマセ・平均サイズ41cm
金谷の金アジ(キアジ)は根周りの居着きで脂の乗りが別格。光進丸の平均サイズ41cmは、LTアジの25〜30cmクラスとは別の釣りだ。数より型で選ぶなら金谷一択。
アジ — ウイリー五目(保田) 普通
保田・村井丸: 平均49.9匹 / 最大75匹(8件)|平均サイズ35.5cm
保田はウイリー五目の40〜60号ビシ。金谷とも長浦とも違う釣り方になる。
クロムツ 異次元
勝山・萬栄丸: 平均47匹 / 最大67匹(12件)|平均サイズ40.3cm
1月のベストデータ。クロムツで平均47匹という数字は通常では考えにくい。勝山沖のポイントを知り尽くした萬栄丸ならではの実績。
アマダイ 安定
勝山・利八丸: 平均5.6匹 / 最大13匹(17件)
利八丸は1月のメイン釣り物がアマダイ。平均5.6匹は南房総のアマダイ(鯛丸1.7匹、新栄丸3.5匹)を大きく上回る。内房でアマダイを狙うなら勝山が選択肢に入る。
ヤリイカ 安定
勝山・新盛丸: 平均23.9杯 / 最大55杯(20件)
勝山・庄幸丸: 平均22杯 / 最大34杯(9件)
勝山の冬の定番。新盛丸は月20回出船とほぼ毎日ヤリイカに出ている。数も安定しており、手堅くお土産を確保したいならヤリイカが無難。
カワハギ 安定
勝山・萬栄丸: 平均12.2匹 / 最大20匹(18件)
金谷・光進丸: 平均11.8匹 / 最大20匹(15件)
内房のカワハギは10〜11月がピーク(11月の平均22匹がデータ上の最高値)。1月は平均15.5匹とピークからは落ちるが、勝山・金谷ともに二桁をキープしている。
スルメイカ 安定
勝山・萬栄丸: 平均24.7杯 / 最大82杯(16件)
勝山・利八丸: 平均17.5杯 / 最大32杯(15件)
萬栄丸は最大82杯の爆発力。利八丸もコンスタントに出船しており、勝山はスルメイカの拠点になっている。
トラフグ・クロダイ 普通
勝山・新盛丸 トラフグ: 平均4.3匹 / 最大6匹(20件)
勝山・かかり釣りセンター クロダイ: 平均13.6匹 / 最大24匹(9件)
トラフグは1人4〜5匹で安定。食味を考えれば十分な数字。クロダイのかかり釣りは勝山港の独自メニュー。
湾奥(浦安)
タチウオ 好調
浦安・吉久: 平均31.9本 / 最大58本(21件)
浦安・吉野屋(浦安): 平均27.7本 / 最大47本(19件)
湾奥のタチウオも内房に負けない数字。吉久が平均31.9本で千葉全体でも最高水準。東京寄りからアクセスしやすい浦安で30本級が出るのは、通勤圏の釣り人にとって大きな魅力。
アジ 好調
浦安・吉野屋(浦安): 平均82.3匹 / 最大209匹(18件)
最大209匹は1月全体でも最高記録。平均でも82匹と高水準で、浦安からのLTアジは選択肢として十分強い。
シロギス 好調
浦安・吉野屋(浦安): 平均102.1匹 / 最大140匹(8件)
冬場の三桁キスは珍しい。件数は8件と少ないが、出船すれば高確率で100匹超えという安定感。
カワハギ・フグ類 安定
吉野屋(浦安)カワハギ: 平均11.2匹 / 最大32匹(17件)
吉久・吉野屋 アカメフグ: 平均8.6〜8.9匹(計24件)
吉野屋(浦安)アオリイカ: 平均4杯 / 最大7杯(13件)
浦安は多魚種に出船できるのが強み。カワハギ、フグ、イカ類と選択肢が豊富。
外房
ヒラメ 主力
大原港: 105件(隆光丸 平均9枚/最大17枚、春栄丸 平均4.4枚、臼井丸 平均2.9枚 ほか多数)
岩和田・明広丸: 平均3.3枚 / 最大5枚(18件)
1月の外房はヒラメ一色。大原港だけで105件のデータがあり、6船宿以上が連日出船している。隆光丸の平均9枚は全体でもトップクラス。冬ヒラメの聖地と呼ばれる所以がデータに表れている。
フグ 安定
大原・敷嶋丸: 平均14.3匹 / 最大34匹(21件)
大原はヒラメだけでなくフグも選択肢。敷嶋丸が月21回と安定して出船している。
マダイ・ハナダイ 普通
大原・つる丸 マダイ: 平均7.9匹 / 最大15匹(8件)
大原・隆光丸 ハナダイ: 平均32.9匹 / 最大50匹(9件)
ハナダイは大原の隠れた好ターゲット。平均30匹超えは数釣りとして十分。
サバ(川津港) 安定
川津・不動丸: 平均35.4匹 / 最大80匹(11件)|平均サイズ42.4cm
40cmオーバーの良型サバが平均35匹。食味重視なら見逃せない。
南房総
カワハギ 好調
洲崎・早川丸: 平均19.3匹 / 最大58匹(21件)|平均サイズ25.2cm
最大58匹はカワハギとしては驚異的な数字。洲崎の早川丸は1月のカワハギでは千葉全域でベスト。
クロムツ 安定
太夫崎・渡辺丸: 平均6.7匹 / 最大25匹(15件)|平均サイズ35.6cm
勝山の47匹と比べると控えめだが、クロムツで平均6.7匹は通常レベルでは十分な数字。
マダイ・アマダイ 普通
伊戸・九左衛門丸 マダイ: 平均7.4匹 / 最大13匹(14件)
小湊・鯛丸 アマダイ: 平均1.7匹 / 最大7匹(14件)|平均サイズ44.5cm
江見・新栄丸 アマダイ: 平均3.5匹 / 最大6匹(6件)|平均サイズ47.5cm
アマダイは数こそ少ないが、平均サイズ44〜47cmと良型揃い。食味で選ぶなら南房総のアマダイは冬の選択肢として覚えておきたい。
銚子・九十九里
ヒラメ 好調
飯岡・隆正丸: 平均8.9枚 / 最大17枚(19件)
飯岡・三次郎丸: 平均10.1枚 / 最大13枚(8件)
飯岡・優光丸: 平均9.9枚 / 最大14枚(9件)
外川・大盛丸: 平均6.9枚 / 最大10枚(7件)
飯岡・幸丸: 平均10.8枚 / 最大13枚(6件)
大原に次ぐヒラメの一大拠点。飯岡は3船宿以上が平均9〜10枚と高水準で、大原の隆光丸と並んで千葉ヒラメのトップ層。外房まで行けない人にとって、銚子方面のヒラメは現実的な代替案になる。
ショウサイフグ 安定
飯岡・隆正丸: 平均15.7匹 / 最大48匹(13件)|平均サイズ37.5cm
37.5cmの良型フグが平均15匹。最大48匹の爆発力もある。冬の銚子はヒラメかフグの二択。
ハナダイ 好調
飯岡・隆正丸: 平均32.2匹 / 最大50匹(10件)
ハナダイの30匹超えは好調ライン。大原の隆光丸(32.9匹)と並んで千葉のハナダイ二大拠点。

次の釣行に向けて — 1月の判断マトリックス

1月の千葉船釣り、何を優先するかで行き先が変わる。

数を釣りたい
長浦 → LTアジ(平均99匹)
こなや丸のライトアジ。30号ビシ、初心者にもおすすめ。冬場でも三桁に迫る。
型で勝負したい
金谷 → 金アジ(平均41cm)
光進丸のミンチコマセ。脂の乗りが別格の金アジ。数より質で選ぶ人向け。
高級魚を狙いたい
勝山 → クロムツ(平均47匹)
萬栄丸の異次元データ。クロムツの市場価格を考えれば、コスパ最強の釣り物。
ヒラメを釣りたい
大原 or 飯岡 → ヒラメ(平均9〜10枚)
大原は選択肢の多さ、飯岡は安定感。どちらも平均9枚以上の好実績。
都心から近場で
浦安 → タチウオ(平均31.9本)
吉久のタチウオは内房並みの数字。アクセスの良さが最大の武器。
食味重視で選びたい
南房総 → アマダイ(平均44〜47cm)
数は少ないが良型揃い。干物や昆布締めにすれば最高の冬の味覚。

データについて

本レポートは2025年1月1日〜31日の釣果データに基づいています。各船宿の公式釣果情報をもとに集計・分析しています。

釣果は自然条件により大きく変動します。本データは過去実績であり、将来の釣果を保証するものではありません。